1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/13(火) 21:18:37.03 ID:Lg6cdVxdO
よどか「はむらちゃん!」

はむら「よ、よどか!? あなたまで……しかも二画目にまで食い込んでる」

よどか「え? うわあ、なにこれ!」

はむら「まずいわ……このままでは『富士山』が『富士川』になってしまうことも考えられる」

よどか「『東京都』が『束京都』になったりしたら日本、いや世界が危ない!」

はむら「すぐに先ほどの魔女を倒しに向かわないと……」

引用元: はむら「くっ、魔女に画数一本もっていかれた……」 


 

5: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/13(火) 21:21:09.16 ID:Lg6cdVxdO
よどか「まって、はむらちゃん。まず、みんなの安全を確認しないと」

はむら「今あの魔女を見逃せば、次に遭遇するまでこのままでいなければならなくなってしまうわ」

よどか「でも」

はむら「だから、こうしましょう。私は魔女を追う。あなたは皆の安全を確認してきて」

よどか「……わかった。気をつけてね」

25: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/13(火) 21:27:51.67 ID:Lg6cdVxdO
「ティロ・フィナーレ!」

「くそっ、どうしてこんなとこに魔女が!」

「あれ……まどか?」

よどか「さやかちゃん! こっちにも魔女が!?」

さカか「な、なにそれ! 誰!? って、私もじゃない!」

よどか「まさかあの魔女がここに」

フミ「大丈夫だった? 鹿目さん」

よどか「」

31: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/13(火) 21:29:33.20 ID:dT1+99dR0

OB「よどか!」

よどか「え……あ、貴方は……」

OB「なんだいこのザマは!ボクは情けないよ!」

よどか「え……きゅうべえ、どうしたの?」

OB「おいコラ!何タメ聞いてんだ!」

よどか「ひえぇ……」

OB「いいか!俺らが現役の時はな!先輩の姿が見えたらダッシュで」

よどか「ひえええぇぇええぇぇぇ」

43: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/13(火) 21:35:41.05 ID:Lg6cdVxdO
よどか「フミさんって、まさか……」

フミ「フミ……フミ? え、嘘、なにこれは」

よどか「大丈夫です、今頃はむらちゃんが魔女を……」

「くそっ、逃げられた!」

フミ「佐倉さん!?」

否子「心配するな、かすり傷だ」

フミ「」

よどか「……い」

さカか「いなご……」

49: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/13(火) 21:37:09.87 ID:dT1+99dR0

否子「みんな!無事じゃないな!」

よどか「ほんとは杏子ちゃん、なんだよね?」

否子「私は杏子じゃない!!」

よどか「ど、どうしたの?」

否子「もう駄目だ!全部ダメなんだぁ!」

よどか「ひええぇ……すごく否定的になってる……」

はむら「もうこの子は駄目ね……」

50: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/13(火) 21:37:27.55 ID:dT1+99dR0

否子「魔女なんか倒せっこないんだ!」

よどか「どうしよう……」

はむら「考えがあるわ」

否子「もう無理だ!ダメだ!おしまいだぁ!」

はむら「そうね」

否子「え……?」

はむら「もう無理ね」

否子「………」

否子「そんなことない!!」

はむら「ニヤ」

56: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/13(火) 21:43:31.46 ID:Lg6cdVxdO
―しばらく後―

はむら「……ダメね。捕まえられなかった」

よどか「そっか……仕方ないよ、フミさん達でも倒せなかったんだもん」

はむら「?」

フミ「お帰りなさい。今みんなと、これからの動向を話し合っていたところなの」

はむら「…ま……まさか……」

フミ「そう。こちらに現れた魔女とあなた達が交戦した魔女は、おそらくは同種、あるいは同固体」

否子「」

さカか「ごめんってば、元気出してよ」

58: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/13(火) 21:49:08.13 ID:dT1+99dR0

フミ(おかしいわ……セリフから画数が消えている……まさか!?)

OB「みんなだらしないよ!!」

よどか「きゅうべぇ……」

OB「いいかい!?ボクらの代は先輩のいうことは絶対で」

よどか「ふぇぇ……」

 ドッドッドッドッドッ

フミ「……!」

はむら「この気配……!」

 ドドドドドドド

否子「そんな訳ない!こんな所で!?有り得ない!」

さカか「魔女……!?」

魔女「キヒヒヒヒヒヒヒ!」

よどか「ひええぇぇえぇ……」

59: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/13(火) 21:49:24.10 ID:dT1+99dR0

魔女「キヒヒヒヒヒヒー!!」ゴォッ

はむら「!! 攻撃よ! 避けてっ!」

フミ「食らったらまた画数を持っていかれるわ!」

 ビュンッ

OB「ぎゃああぁ!」ドガッ

よどか「!! きゅうべぇがやられちゃった!」

OB「ぎゃああぁああああ……」

よどか「ひええぇぇ……」

OP「目覚めたこころは~走り出した♪」

よどか「ひええええぇええぇぇええぇ」

64: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/13(火) 21:50:55.72 ID:Lg6cdVxdO
―フミ宅―

フミ「それで、これからなんだけど」

はむら「待って。あの異星人にも招集をかけるべきだわ」

フミ「そうn」

「フミ! 君、まさか魔女を取り逃したのかい!?」

はむら「来たわね」

よどか「キュゥb」

OB「全く、僕までとばっちりだよ! 僕が何を引退したっていうんだ!」

77: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/13(火) 21:59:27.36 ID:Lg6cdVxdO
OB「全員外に出ろ! 僕がその根性叩き直して」ドグチャア

はむら「失敗だったかしら」

さカか「私たちだけならともかく、OBにまで影響が出るような魔女なんているの?」

否子「今まで見つかってなかっただけだろ。それより、どうしたら元の名前に戻るんだ?」

フミ「あの魔女を叩けば、まず間違いはないと思うけど。ただし、私たち全員を撒く逃げ足が厄介ね」

よどか「ううん……ねえ、さカかちゃん」

93: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/13(火) 22:18:14.48 ID:dT1+99dR0

フミ「そんな……こんな強い魔女……」

魔女「キヒヒヒヒヒ!」 ビュンッ

フミ「きゃああああぁっ!!」ドガァッ

さカか「フミさん!!」

ノミ「ピョン ピョン」

さカか「フミさあああああああああああああああん!!!」

否子「もう駄目だ!!おしまいだぁ!」

魔女「キヒヒヒヒ!」 ビュンッ

否子「ぃきゃああぁあっ!?」ドガァ!

よどか「ひええぇぇ」

下子「なぁ……   しようや……」

よどか「ひええええええぇぇええぇ」

96: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/13(火) 22:19:28.98 ID:dT1+99dR0

はむら「許さないわよ佐倉杏子!!」

さカか「も、もう駄目だぁ……」ガク

よどか「みんな……みんなぁ……」ポロ…

よどか「……こんなのってないよ……ひどすぎるよ……」

よどか「もう……やだよ……」

よどか「きゅうべぇ!!」

OP「とめどなく~刻まれた~♪」

よどか「私……私、願い事決めたよ」

OP「時は~い~ま~繰り返し~告げ~♪」

よどか「私を……私を、魔女を倒す概念にして!!」

OP「変わらない~思いをのせ~♪」

よどか「お願い!」

OP「 今 閉ざされた 扉開けよう~!♪」 カッ


     カッ
 

97: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/13(火) 22:20:32.60 ID:dT1+99dR0

   カッ……

さカか「ま、まぶしい……!」

下子「あ、あれは……」

ノミ「ピョン ピョン」

女神よどか「……」

さカか「まどか……いや、女神よどか……!」

下子「あれなら勝てる!」

ノミ「ピョン ピョン」

女神よどか「魔女よ……もう、許さな」

魔女「キヒヒヒヒ!」ビュンッ

女神よどか「え」

 ドガァァッ

女神よどか「きゃあああああああぁぁっ!!」ドゴォォ

さカか「女神よどかぁぁぁああぁぁ!!」

101: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/13(火) 22:24:06.82 ID:dT1+99dR0

 パラ…パラ…

さカか「よどか!!無事か!?」

女ネコよどか「………」ヒョコ

さカか「oh……」

女ネコよどか「……に、にゃあ……」ヒョコ

さカか(かわいい……)

下子(かわいい……)

はむら(かわいい……)

魔女(かわいい……)

ノミ「ピョン」

女ネコよどか「きゃぁっ!ノ、ノミさんそんなとこ入らないでっ!」////


 こうして、みんな辛せになりました


      完

118: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/13(火) 22:31:27.76 ID:Lg6cdVxdO
ごめん、ちょっとだけ
>>77

さカか「なに?」

よどか「私たち、まだなんとか自分の名前分かるけど……またあの魔女に画数削られたら」

さカか「だから、そうさせない為の対策をみんなで考えてるんでしょ! 私たち魔法少女がしっかりしないでどうするの?」

OB「その通りだ! はぁっ!」ビシッ

はむら「また出た」

OB「みんな! 今まで僕は割と傍観者的な立場だったけど、今回ばかりは怒りが怒髪天を突いたよ! 全面的に協力しよう!」

はむら「……」

よどか「OB……!」

OB「さあ、あの夕日に向かって走ろう!」