1: 2020/02/17(月) 14:32:21.87
https://withnews.jp/article/f0200217001qq000000000000000G00110701qq000020457A
2020/02/17
「反省」「敗北」。自身の活動を振り返る展覧会について返ってきたのは、後ろ向きな言葉だった。「機動戦士ガンダム」シリーズの生みの親である富野由悠季さん(78)は、自らに対してとことんストイックです。人類の愚かさへの「絶対的な諦め」があるという世界観。それでも、消えない子どもたちへの希望。富野さんがガンダムをはじめとする作品を通じて伝えようとしていることは何か。話を聞きました。
――島根県益田市の県芸術文化センター・グラントワで開かれている「富野由悠季の世界」展(3月23日まで)では、代表作「機動戦士ガンダム」から、劇場最新作の「Gのレコンギスタ」までの約3千点にわたる資料が並んでいます。自身の仕事を振り返る展示を見て、何か感じ取ったことはありますか。
「自分の視界が決して広くはなくて、『こんなもんなんだ』と突きつけられているだけで、あまり気持ちいいものではないというのが自己評価ですね」
「基本的におもちゃ屋がスポンサーで、巨大ロボットものを作らないといけないという条件があったから、なんとか色合いを変えて作ってみたいと思った。だけど、自分に思想性がないために、作家として狭すぎることが、こういう風なものしか作れなかったという反省を突きつけられていると、いちいち感じています」
「本来、作家というのは、もう少し幅が広くないといけないという理想論があるんです。ですから、作家としてあるべき理念に対して近づくことができなかったという悔しい思いがあります」
――今ならもっと良い物を作れたという反省があるのでしょうか。
「優れた作品というのはやはりこんなものじゃないです。何が一番足りなかったかというと、単純に学力がなかった」
「例えばダンテの『神曲』は、大学生の時に読んでただただすごさを感じた。20年ぐらいたってから、なぜダンテがあれを書けたのか分かった。ダンテが生まれ育った土地が持っている伝承話を集めて、集大成にして自分の物語ラインに持ってきた。そういう構造があって神曲が書けたんだと分かった」
「その時に、自分の妄想だけで戯曲、詩の一つも書けると思うなよと感じたんですよ。作家たる人は、それをみんなやっている。自分の人生の機微や、じいちゃんばあちゃんが言っていたこと、色んな小説を読む中で身につけていった学識などで作っていると感じています」
――社会問題などを反映し、単なる勧善懲悪にならない深みのあるストーリーがあったから、ガンダムは同時代の他のアニメとは違う評価になったと感じています。ガンダムに対する世間の評価をどう分析しているのでしょうか。
「科学技術とか機械工学とか、大衆自動車が世間に一般化してきた時に、分かりやすいという部分で評価されたにすぎないと感じます」
「(ガンダムが放送された1970~80年代は)モータリゼーションの時代だったから、ガンダムが見られた。そのことがガンダムについての固有の評価なのかあやしいと思います」
――ガンダムの世界では、地球の資源問題や環境問題も大きな社会背景として出てきますが、そういった現代的な問いを投げかけたかったのでしょうか。
「簡単な言い方をすると、『真』を打つことができていない。人類がここまでやってきたことが真なのか、真ではないのかという話になった時に、この部分を書きたかったけど、力不足で誰も目を向けてくれなかった」
「ガンダムの延長線上にあるから、分かりにくいのは承知の上です。しかし、やはり結果を知れば敗北感しかないです」
続きはソースをご覧下さい
https://s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/storage.withnews.jp/2020/01/30/b/16/b16ab1ad-p.jpg
https://s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/storage.withnews.jp/2020/01/30/7/3a/73a86df8-p.jpg
2020/02/17
「反省」「敗北」。自身の活動を振り返る展覧会について返ってきたのは、後ろ向きな言葉だった。「機動戦士ガンダム」シリーズの生みの親である富野由悠季さん(78)は、自らに対してとことんストイックです。人類の愚かさへの「絶対的な諦め」があるという世界観。それでも、消えない子どもたちへの希望。富野さんがガンダムをはじめとする作品を通じて伝えようとしていることは何か。話を聞きました。
――島根県益田市の県芸術文化センター・グラントワで開かれている「富野由悠季の世界」展(3月23日まで)では、代表作「機動戦士ガンダム」から、劇場最新作の「Gのレコンギスタ」までの約3千点にわたる資料が並んでいます。自身の仕事を振り返る展示を見て、何か感じ取ったことはありますか。
「自分の視界が決して広くはなくて、『こんなもんなんだ』と突きつけられているだけで、あまり気持ちいいものではないというのが自己評価ですね」
「基本的におもちゃ屋がスポンサーで、巨大ロボットものを作らないといけないという条件があったから、なんとか色合いを変えて作ってみたいと思った。だけど、自分に思想性がないために、作家として狭すぎることが、こういう風なものしか作れなかったという反省を突きつけられていると、いちいち感じています」
「本来、作家というのは、もう少し幅が広くないといけないという理想論があるんです。ですから、作家としてあるべき理念に対して近づくことができなかったという悔しい思いがあります」
――今ならもっと良い物を作れたという反省があるのでしょうか。
「優れた作品というのはやはりこんなものじゃないです。何が一番足りなかったかというと、単純に学力がなかった」
「例えばダンテの『神曲』は、大学生の時に読んでただただすごさを感じた。20年ぐらいたってから、なぜダンテがあれを書けたのか分かった。ダンテが生まれ育った土地が持っている伝承話を集めて、集大成にして自分の物語ラインに持ってきた。そういう構造があって神曲が書けたんだと分かった」
「その時に、自分の妄想だけで戯曲、詩の一つも書けると思うなよと感じたんですよ。作家たる人は、それをみんなやっている。自分の人生の機微や、じいちゃんばあちゃんが言っていたこと、色んな小説を読む中で身につけていった学識などで作っていると感じています」
――社会問題などを反映し、単なる勧善懲悪にならない深みのあるストーリーがあったから、ガンダムは同時代の他のアニメとは違う評価になったと感じています。ガンダムに対する世間の評価をどう分析しているのでしょうか。
「科学技術とか機械工学とか、大衆自動車が世間に一般化してきた時に、分かりやすいという部分で評価されたにすぎないと感じます」
「(ガンダムが放送された1970~80年代は)モータリゼーションの時代だったから、ガンダムが見られた。そのことがガンダムについての固有の評価なのかあやしいと思います」
――ガンダムの世界では、地球の資源問題や環境問題も大きな社会背景として出てきますが、そういった現代的な問いを投げかけたかったのでしょうか。
「簡単な言い方をすると、『真』を打つことができていない。人類がここまでやってきたことが真なのか、真ではないのかという話になった時に、この部分を書きたかったけど、力不足で誰も目を向けてくれなかった」
「ガンダムの延長線上にあるから、分かりにくいのは承知の上です。しかし、やはり結果を知れば敗北感しかないです」
続きはソースをご覧下さい
https://s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/storage.withnews.jp/2020/01/30/b/16/b16ab1ad-p.jpg
https://s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/storage.withnews.jp/2020/01/30/7/3a/73a86df8-p.jpg
http://hayabusa3.2ch.sc/test/read.cgi/mnewsplus/1581917541/
3: 2020/02/17(月) 14:36:15.67
こじらせてんな
4: 2020/02/17(月) 14:36:40.73
この人「成功作」って作ったことあるのかね
6: 2020/02/17(月) 14:37:30.19
>>4
ここまでやっておきながら成功って思ってない俺かっけーだから気にすることはない
ここまでやっておきながら成功って思ってない俺かっけーだから気にすることはない
5: 2020/02/17(月) 14:37:25.11
富野はイデオン。
7: 2020/02/17(月) 14:38:40.29
富野が悩んでいるような事って
何か特別みたいに思えるけど
文壇のお決まりネタだよな
自意識をどう処理するかという問題
何か特別みたいに思えるけど
文壇のお決まりネタだよな
自意識をどう処理するかという問題
10: 2020/02/17(月) 14:41:13.62
クリエーター的な話で言えば
自分の作品に満足しちゃったら
そこでおしまいなんじゃね?
自分の作品に満足しちゃったら
そこでおしまいなんじゃね?
11: 2020/02/17(月) 14:41:30.81
結局プラモを売るビジネスが本体で
戦争とかニュータイプはオマケみたいなもの
戦争とかニュータイプはオマケみたいなもの
14: 2020/02/17(月) 14:42:48.44
相変わらず御託の多い御仁だ
15: 2020/02/17(月) 14:43:33.65
スターウォーズと同じで
富野由悠季の意見に関係なく
金になる限りバンダイが続編を作る
富野由悠季の意見に関係なく
金になる限りバンダイが続編を作る
16: 2020/02/17(月) 14:43:40.36
悩んでたいだけだろ
17: 2020/02/17(月) 14:43:57.20
全部オタクが悪い
18: 2020/02/17(月) 14:44:44.93
>>1
イデオンがあるだろ
ガンダムは池沼を釣り上げて集金さえできれはいいんだ
イデオンがあるだろ
ガンダムは池沼を釣り上げて集金さえできれはいいんだ
19: 2020/02/17(月) 14:44:45.04
この人の書く台詞は、ちょっと文法おかしいんだけど、でもだからこそ強烈に印象に残る
逆に言えばこの人の成功要因はそこしかない
ガンダムのビジュアル的な魅力は別にこの人の功績じゃないし
逆に言えばこの人の成功要因はそこしかない
ガンダムのビジュアル的な魅力は別にこの人の功績じゃないし
30: 2020/02/17(月) 14:49:34.70
>>19
独特な台詞廻しから来る心地よさは富野監督しか作り出せないよな
ユニコーン観て心から思う
独特な台詞廻しから来る心地よさは富野監督しか作り出せないよな
ユニコーン観て心から思う
21: 2020/02/17(月) 14:46:22.32
単なる子供向け販促アニメをそこまで考えて創っているのはほんと凄いわ
後の世に残る作品はここまで大変な思いをして創作されたものなんだな
後の世に残る作品はここまで大変な思いをして創作されたものなんだな
23: 2020/02/17(月) 14:46:46.35
気難しい人だなぁ
だからこそあーゆー作品ができたんだろうけど
富野監督が完璧ではないと思ってたとしても、
その半端な状態で作った作品であの面白さなんだから
むしろ未熟だからこそできる作風ってのがあるんじゃね
完璧に仕上がってる人が作る作品って逆につまらなそうだし
だからこそあーゆー作品ができたんだろうけど
富野監督が完璧ではないと思ってたとしても、
その半端な状態で作った作品であの面白さなんだから
むしろ未熟だからこそできる作風ってのがあるんじゃね
完璧に仕上がってる人が作る作品って逆につまらなそうだし
24: 2020/02/17(月) 14:46:50.73
自分で作ったガンダムの価値を見出せなかったんだな。自分が作った故に(´・ω・`)
32: 2020/02/17(月) 14:51:26.76
カンダムの内容が哲学的になったりセリフに技術的なうんちくが出るようになったら
そんなに子供に受けなくて面白いものにはなってなかったと思う
あれぐらいが丁度いいよ
そんなに子供に受けなくて面白いものにはなってなかったと思う
あれぐらいが丁度いいよ
33: 2020/02/17(月) 14:51:35.57
やっぱアニメだから成功したってのはあるよな
こいつの小説はっきり言って読みにくいもの
こいつの小説はっきり言って読みにくいもの
35: 2020/02/17(月) 14:51:53.56
イデオンのデザインすらカッコ良く見せてしまうのは凄いと思う
37: 2020/02/17(月) 14:52:08.30
ていうか御大78か
ふと永野護の歳ググったら60、みんな歳くったね
ふと永野護の歳ググったら60、みんな歳くったね
44: 2020/02/17(月) 15:01:05.21
今週末Gレコの舞台挨拶見てくるわ
富野展のうちわ持参で
富野展のうちわ持参で
48: 2020/02/17(月) 15:02:02.49
そりゃあれだけの金づるコンテンツをたった15万でサンライズに買い叩かれたのだから敗北だろうな
51: 2020/02/17(月) 15:04:46.17
おそらくその反省とやらを生かして作ったものはつまらないであろう
53: 2020/02/17(月) 15:06:02.74
たかがアニメで考え過ぎ。クリエイターたるもの売れたらそれで勝ちよ。小難しい議論はオタクにやらせとけ。
56: 2020/02/17(月) 15:08:53.46
富野監督のガンダムは常に苦行のような話があるよな
前話よくみたなあ俺という満足感を得るために観賞するものだと思う
前話よくみたなあ俺という満足感を得るために観賞するものだと思う
60: 2020/02/17(月) 15:09:59.92
イデオンがあるやん
制作秘話めっちゃおもろかったよ
あの糞みたいなデザイン渡されて話書いてくれって頼まれてちょっと待ってくれと
後日これは第6文明人の残した遺跡ですってw
皆さん「え?」ってなってたらしいよ
レスキュー物の予定らしかったからさw
だから赤白カラーで合体ロボなのねって納得したもの
制作秘話めっちゃおもろかったよ
あの糞みたいなデザイン渡されて話書いてくれって頼まれてちょっと待ってくれと
後日これは第6文明人の残した遺跡ですってw
皆さん「え?」ってなってたらしいよ
レスキュー物の予定らしかったからさw
だから赤白カラーで合体ロボなのねって納得したもの
70: 2020/02/17(月) 15:19:46.29
>>1
随分と真面目に語ってるな
随分と真面目に語ってるな
71: 2020/02/17(月) 15:20:19.20
昔のインタビューでもガンダムを否定的に語ってて、インタビュアーが
つまり富野さんとしてはガンダムはやりたくなかった作品だったんですね?と尋ねたら
自分の言葉を額面通り受け取らないでくれとか逆ギレしてたこともあったからな。
つまり富野さんとしてはガンダムはやりたくなかった作品だったんですね?と尋ねたら
自分の言葉を額面通り受け取らないでくれとか逆ギレしてたこともあったからな。
75: 2020/02/17(月) 15:25:17.51
パヤオにしろ富野にしろ
「スターウォーズ」レベルの
世界に通用する作品を目指してたが
結局できなかった無念を語ってたっけ。
「スターウォーズ」レベルの
世界に通用する作品を目指してたが
結局できなかった無念を語ってたっけ。
80: 2020/02/17(月) 15:29:35.64
78歳、この年でまだ現役ってのが素晴らしいし凄いわ
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コメント一覧
ずっと向き合わなきゃいけないからこその苦悩ですな
日本の作品はいつまでも幼稚なままなんだろうな
ガンダムは商業的には大成功だが、老若男女に通用する作品かというと違うし
ジブリの宮崎駿はその点、このインタビューの理想に近いアニメを作ってる
富野にとっては同い年だし、ライバル視してるからな…
宮さんに鈴木敏夫がついた結果が世界的作家という評価だからプロデューサー業の重要性もわかってるけど、他人にああやって干渉されたくないという感情と出会いがなかったというのが今の富野の現状じゃないの?
普通に良いこと言ってるしその通りだなって思いながらスクロールしたらめちゃくちゃ叩かれてて困惑した
それ
クリエイターとして当たり前の心構えと自分の作品に対する客観的評価(これもクリエイターには必須技能)しか言ってない
日本のクリエイターの殆どがこれさえできてないから、知名度の低い昔の名作を猿真似したり一発芸に特化したりな薄っぺらい作品しか作れなくなった
そしてその程度の作品を「名作」「傑作」と持て囃す視聴者も原因
なんだかんだで視聴者(消費者)の質が上がらない限りその手の作品が淘汰されることはないから幼稚なまま
もとから完璧な作品なんて作ってない、勢いで見所がある異質なものを作ってきたヤツ
でもセリフ回しは本当に天才だと思う
本人にとっては些末なことなんだろうけど
全人類の究極的な相互理解などという一点の曇りもない美しい理想には「そんな簡単に行くかよw」と疑念を差し挟まずにはいられないし
逆にそんな机上の空論そもそも無理と諦めて切り捨てることもできず未練タラタラでもあるw
どっちにも態度決定できず結論を濁した作風ばっかだからお禿の作品は見る人によっては深みがあるとされるし、俺みたいなタイプには優柔不断で辛気臭えと貶される