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303: 修羅場家の日常 2015/04/03(金)03:52:31 ID:8G9

知的障害者に付きまとわれた話しです、
苦手な方はスルーして下さい。




私は高校までバス通学でした。
片道一時間バスに乗るんですが、
途中に障害者の方が働くような施設ができで
その施設から駅まで、高2の始まり頃から、
知的障害者の方が乗るようになりました。

主に3人で、1人は気の強い女性30くらい、
もう一人はおっとりした女性30手前くらい、
あと1人はフレンドリーな男性40くらいでした。

3人とも話し方に特徴が有り

「今日はいっぱい働きましょう。」
「はい、働きましょう。」
「○○さんは今日は元気ですか。」
「元気です。△△さんは元気ですか。」
「はい、元気です。」

こんな感じで、英語の教科書に載ってる
日本語訳みたいな会話をしてました。

ある日この3人のうち、男性の方に声をかけられました。
「こんにちは、僕は○○です。貴方の名前はなんですか。」
悪い人たちではないと思ったので私は名前を教えました。
それからというもの、毎日毎日その男性は私に話しかけてきました。

おかしくなったのは話しかけてから
一月ほどたったころです。
男性は「手をつなぎましょう。」と言って
私の返事もきかずに手を取りました。
降りるまでずっと離してくれません。
それが毎日続きました。

次の段階はすぐに来ました。
「僕は貴方に抱きつきたいです。」
そう言うなりいきなり力任せに抱きしめられました。

男性の力任せの抱きつきに、苦しくて仕方なくて、
思わず助けてと叫びました。
すると事態を察した運転手さんがバスを急停車させて、
知的障害者の方に私から離れるように言って
引き剥がしてくれました。

私は母に相談し母は施設に連絡をしましたが、
施設の人は施設前のバス停まで迎えにくるだけで、
他は何の対応もありませんでした。

手をつなぐ日々は続き、3日後に男性から
「キスしてください。」といきなり言われて、
口を近づけられました。

思わず顔面をぶっ叩いてしまい、
近くで見ていた会社員の方も
男性の首元を掴んで引っ張っていました。
バスの運転手さんもバスを急停車させ、
物凄い形相で男性を怒っていました。

施設前のバス停についた時、
バスの運転手さんは施設の人に
あったことを簡単に話してくれて、
このままだとバスの利用を拒否すると伝えました。

そのバスの運転手さんとは小学校の頃から顔見知りで、
本当に親身に対応してくださったので今でも感謝しています。

その後しばらく男性は見かけなかったのですが、
かわりに女性2人から責め立てられました。

「あなたは○○さんの良さをわかっていません。」
「○○さんは素敵な人です。」
「どうして○○さんが傷つくことを言ったのですか。」
「あなたはシんだほうがいいです。」
「あなたは社会の役立たずです。」
「シんだほうがいいです。」
「役立たずです。」

これが延々と続きました。

運転手さんはその都度、
言い続けるなら降りてもらうと
車内アナウンスで言ってくれましたが、
飽きることなくこのやり取りは毎日続きました。




304: 修羅場家の日常 2015/04/03(金)03:53:03 ID:8G9

そんなある日、
例の男性が両親とともに乗車してきました。
両親はもうおじいちゃん、おばあちゃんと言える年齢で、
背中も丸く、白髪だったのが印象的でした。

父親のほうは寡黙で口を開きませんでしたが、
母親はおしゃべりでした。
男性は乗ってくるなり、私を見つけて「こんにちは。」と声をかけると、
腕を引っ張り両親の前に立たせました。

「この人は××さんです。」
「まぁ、この子が××さんなのね」
「はい、そうです。僕の好きな人です。」
「はじめましてね。あなた、どうしましょう?うふふ。」
「僕はこの人と一緒にいたいです。」
「勿論よ、ね、あなた一緒にいてくれるわよね?」

母親は私の手首をがっしりと掴んで詰め寄りました。
人生でシにたいとはじめて思ったのはこの時です。

ここでまた運転手さんが車内放送で
「車内での私語は迷惑になるのでやめてください」
と通達してくれました。

私はそのまま次の停留所で降りて走って逃げました。
頭のおかしい人たちと
同じ空間に居る恐怖に耐えられませんでした。

そのまま2時間かけて歩いて家に帰り、
母にすべて打ち解けて以後、毎朝毎夕、
母が仕事の合間に送り迎えをしてくれるようになりました。
バスも私のせいで頻繁に遅延が出ていたので、
母とともにバス会社に謝罪と感謝を伝えにも行きました。

今は私と母の立場が逆転し、
病院へ行く母の送り迎えを私がしています。
今の立場になって、
はじめて働きながらの送迎の大変さを身に沁みて実感しました。
母には高校2年生から大学卒業するまで、
本当に迷惑をかけました。

たまに仕事が終わらず迎えに来れなくて、
三時間かけて歩いて帰った時に悪態をついてしまったことを
今でも後悔しています。


321: 修羅場家の日常 2015/04/03(金)12:32:44 ID:64p

>>304
お母さん、仕事をしながらの送り迎えって大変だったろうに
貴方の事をとても大事に思ってたんだね
親の愛情ってやつだよなあ

その当時、お母さんの負担を思いやれる、
貴方もいい人だ

それにしても、その知的障害者の母親がすごく怖い
親の欲目とか「私の可愛いナントカチャン」みたいな斜め上の方向に
いっちゃうのだろうか

父親も、自分の配偶者の暴走を
制止しろよと言いたくなるね

こんな保護者じゃ障害者に付き添ってても、
あんまり意味なさすぎと言うか


305: 修羅場家の日常 2015/04/03(金)04:08:30 ID:ng7

バスの運転手が親切な方で良かった
本数が少ないからバスの時間を
例の男性が乗ってこない時間の奴に
乗ったり出来なかったのかな?

ってか例の男性の母親が一番怖い……



引用元: 今までにあった修羅場を語れ【その9】