【モバマス】三船美優「センパイとコウハイくん」
もれなく頭の悪いお話です。悪しからず。あととにかくめんどくさいです。
これの続きです。
三船美優「コウハイくんと」モバP「センパイ」
心「おはよーっす☆」
美優「本っ当に信じられません!」
心「え? なに? どゆこと?」
瞳子「……おはよう、心さん」
美優「心さんもそう思いませんか!?」
心「いやいや☆ え、なに? 事情がわかんね☆」
美優「Pくんったら酷いんですよ! もう!」
心「んん? プロデューサーとなんかあったわけ?」
美優「聞いて……くれますか?」
心「おおぅ……そんなおめめうるうるで言われたら聞かないわけにはいかない☆」
瞳子「……」
心「でもその前になんで瞳子ちゃんは目が死んでて、比奈ちゃんは鼻息荒くイキイキしてんの?」
心「キョトンといちゃってまー、この娘は」
比奈「それはアタシが説明するっスよ!」
心「比奈センセ!」
心「……その紙束は?」
比奈「これは美優さんから聞いた話のメモっス!」
心「まって。そんなにメモったの? え、やべーやつ?」
比奈「やべーやつっスよ!」
心「……あ。そーだ☆ はぁと~レッスン行かなきゃ~☆」
美優「……」
心「……あの、離してもらっていいすか」
美優「聞いてくれるんですよね?」
心「え?」
美優「聞いてくれるって言ったじゃないですか」
心「はい。聞きます」
比奈(やっぱめんどくさいモードの美優さんには誰も勝てないっスねー)
比奈「まぁ、アタシは新刊のネタが増えるんで……ぐへへ……!」
美優「心さん。このネックレスどう思いますか?」
心「おー。可愛いぞ☆ でも美優ちゃんがつけるにはすごくシンプルな感じ☆ シンプルだから男女問わずつけれ……あ」
比奈「気付いたスか」
心「えぇ……なにそういうこと……?」
美優「そうなんです! せっかくPくんとお揃いなのに、Pくんったらお金は全部払うって言って聞かなかったんです! せっかくのお揃いなんだから私にも出させてってお願いしたのに!」
心「う、うわー……やべーやつだったー……」
美優「確かに私も『ご褒美が欲しいな』なんて冗談を言ってしまったのがいけなかったのかも知れません」
美優「でも! せっかくのお揃いなら私だってPくんに買ってあげたかったんです!」
美優「わかりますか!? 瞳子さん!」
瞳子「えっ!?」
比奈「今の瞳子さんにフるのは止めてあげて欲しいっス! 瞳子さんのメンタルはボロボロっスよ!」
心「もしかして瞳子ちゃん、朝からずっとこのノロケ聞いてた?」
瞳子「……えぇ」
心「……今日は奢るぞ☆」
瞳子「ありがとう、心さん……」
比奈「わかりまス。わかりまスよ、美優さん! ベタベタな王道的展開! 確かにそういうのを求める読者も多いっス!」
心「あー。美優ちゃんのノロケに比奈ちゃんは漫画知識から同調してるのね。なるほど」
美優「なのにPくんったら『いや……ご褒美欲しいって言ったの先輩じゃないですか。だから気にしないでください』って!」
美優「私、先輩なのに! Pくんの先輩なのに!」
心「いやぁ、プロデューサーも男だしさ。プライドとかあるんじゃない?」
美優「プライド……ですか?」
瞳子「そうよ、美優さん。男の人って彼女にプレゼントするなら自分のお金でって考えちゃうものじゃない?」
美優「かかかか、彼女!?」
心「え、なに。違うの?」
美優「違います! Pくんと私は先輩と後輩で……その……確かにPくんは素敵だなって思いますけど……私は……その……」
比奈「イイ! イイっスよ! そういうやつ! そういうやつが欲しいんでス!」
心「比奈センセ……」
瞳子「じゃあ美優さんはどうしてプロデューサーさんにもプレゼントしたいなんて思ったのかしら」
美優「えっと……それは……」
美優「学生の頃からPくんはどんくさかった私の事を『先輩』って呼んでくれて見捨てなかったし……。いつだって優しくて。その……す、素敵な後輩くんで……」
心「あー、はいはい。わかったわかった。要するに好きなんでしょ? はいはい」
美優「心さん!?」
心「いや、もうマジで。めんどくさいんで……。好きなんでしょ?」
美優「すすすすす、好きとかそういうのじゃなくてぇ!」
瞳子「じゃあ嫌いなの?」
美優「嫌いなわけありません!」
心「じゃあもう好きでよくない? はぁと既にめんどくさいんだけど」
美優「心さぁん……。違うんですよ……」
比奈「でもあれっスよね」
心「あれ?」
比奈「男の人が女の人にアクセサリを贈るのって『自分のものだぜ』ってアピールって聞いたことありまスよ」
美優「え?」
心「あー、はぁとも聞いたことあるかも」
瞳子「ネックレスは『独占したい』って言う意味があるなんてよく言うわよね」
美優「Pくんが……私を……独占……」
比奈「わかってないっスねぇ、心さん。わかってないのに無意識でそういうのを選んじゃうってのがポイントなんスよ!」
瞳子「そうかしら……。たぶんたまたま目に入っただけだと思うけど……」
比奈「ふむ……」
比奈「美優さん、そこんとこどうなんスか?」
美優「独占……Pくんが……私を……自分のものに……」
比奈「美優さーん?」
美優「えっ!? な、なに?」
比奈「自分の世界にトリップしてたんスね。わかるっスよ。アタシもネームやってる時とかよくなりまスし」
心「じゃなくて☆ プレゼントがネックレスに決まったのはどうしてなの?」
美優「それは……」
美優「この前お仕事に向かってる時に幸せそうに腕を組んでるカップルが歩いていたんです」
瞳子「今の私の心が荒んでいるからだとは思うのだけれど、腕を組んでとか歩きにくいと思うわ」
心「はぁともそう思う」
美優「そのカップルがお揃いの指輪をしていて、Pくんに『ああいうの良いよね』って言ったんです」
比奈「結婚間近か付き合い始めて浮かれ切ってるかのどっちかスね!」
瞳子「比奈ちゃんが結構辛辣だわ」
美優「その時に『私も……ご褒美に欲しいな』って冗談を言ったんです」
心「あー、わかるわかる。ガチトーンで言ったんでしょ?」
瞳子「絶対にプロデューサーさんは冗談って捉えてないわね」
美優「Pくん、難しい顔しながらちょっと悩んだあとに『ネックレスなら良いですよ』って言ってくれたんです」
比奈「えっ!? プロデューサーからネックレスなら良いって言ったんスか!?」
瞳子「と言う事はプロデューサーさんはアクセサリを贈る意味を知っていたのかしら」
心「ないない☆ どうせ指輪よりはネックレスにしとくか程度でしょ」
美優「Pくんがいいよって言ってくれたのが嬉しくて、一緒に買いに行く日を決めたんです」
心「おっと。まさかのデートにつなげて来たぞ?」
瞳子「プロデューサーさん、美優さんとデートって思ったらウキウキだったでしょうね」
比奈「それからかってないっス。きっと店員さんの本心でス」
瞳子「どっちがお金出すってカップルが揉めてたら微笑ましいもの」
心「はぁとが店員の立場なら『さっさと帰れ!』って言いたくなるけど☆」
美優「私は先輩なのでお店で揉めたら迷惑になると思って、あとでお金を渡そうって決めてそこでは引いたんですけど……」
比奈「プロデューサーは頑として受け取らなかった、と」
美優「そうなの! ひどいと思わない!?」
瞳子「酷いも何も……」
心「ゲロ甘すぎて吐きそう」
比奈「いやぁ~もう次の新刊もバッチリっスよ~!」
美優「私がどれだけ出すって言っても『いりません』って突っぱねて! しかもお揃いなのにPくんは外ではつけないって言って! 私、Pくんにお金を受け取るかつけるかどっちかにしてって怒ったんです!」
心「お金払いたかったって言ってるって事はプロデューサーはネックレスつける方を選んだんだね」
美優「しかもですよ! つけるけど絶対に他の人には見られないようにするから先輩も見られないようにしてくださいねって言うんです!」
美優「そんなに私とお揃いは嫌なんですか!?」
美優「挙句の果てにはお揃いのネックレスしてるのは絶対に誰にも言うなって念押しされたんですよ!? ひどいですよね!?」
心「うわー、これ秘密の話だったかー。聞いちゃったーどうしよー」
瞳子「たぶん秘密だろうなとは思っていたけど」
比奈「プロデューサーも世間体ってやつがありまスしね」
美優「お金も受け取らない、お揃いはバレないようにする。もうっ! 本当にPくんワガママ! あの私を先輩って慕ってくれてた後輩くんとは思えません!」
瞳子「プロデューサーさんは何一つとして悪くないのに……」
比奈「これがめんどくさいモードの美優さんってやつでスね」
心「美優ちゃんもここまでめんどくさくなるのプロデューサー絡みの時だけだし仕方ない」
比奈「あ、プロデューサー。おはようっス」
瞳子「おはよう、プロデューサーさん。ネックレスはしてきた?」
心「おはよ、プロデューサー☆ あんまり美優ちゃん独占するとファンが泣いちゃうぞ♪」
美優「Pくん! お話があります!」
P「奇遇っすね、三船先輩。後輩からもお話があります」
P「ちょっとあっちまで来てもらえます?」
比奈「大丈夫っス。もうみんな知ってまス。ここでどうぞ」
美優「そうやって誤魔化そうとするのはいけません! ちゃんとお金受け取ってください!」
P「……三船先輩」
美優「なんですか」
美優「うん。せっかくのお揃いなのにPくんってばワガママばっかり」
P「なんでこの三バカに話してるんですか?」
心「おい☆」
美優「え? ……あ」
P「百歩譲って瞳子さんかちひろさんに話すならまだいいです。なんでよりによって比奈に話してるんですか? バカなんですか?」
比奈「えっ!? アタシ駄目っスか!?」
心「まぁ……比奈センセは本にしちゃうから……」
瞳子「でも心さんも駄目なのね」
美優「えっと……それはその……」
P「言うなって言いましたよね? なんで?」
美優「……もん」
P「はい?」
美優「だってPくんとお揃いのネックレス嬉しかったんだもん! 自慢したかったんだもん!」
心「う、うわー……めんどくせぇー……」
瞳子「今更じゃない?」
美優「嬉しかったんだもん……。Pくんと一緒だって思うと私すっごく嬉しかったんだもん……」
心「あーあ、泣かせたー」
瞳子「よしよし。泣かないで?」
瞳子「……この人本当に年上なのかしら」
P「っ~! あーもう! わかりました! わかりましたよ! お金貰えばいいんでしょ!?」
P「だから泣かないでくださいって!」
美優「……ちゃんとネックレス毎日つけてくれる?」
P「……つけますって」
美優「……三船先輩はPくんが信用できないので、今ここで証拠を見せてほしいです」
P「なっ!?」
美優「つけるって言ったもん」
心「……諦めろ」
美優「……えへへ! うん!」
心「うわぁ、もうにっこにこですよ、あの娘」
瞳子「本当にね……」
美優「えへへ……お揃い……ふふっ」
P「くそぅ……これだから……くそっ……」
ちひろ「あ、終わりました?」
心「ちひろちゃん居たのか☆」
ちひろ「はい♪ 聞いたら確実に砂糖吐きたくなるんで耳栓してましたけど」
瞳子「だから黙々と仕事してたのね……」
P「あー、もう! くそっ! 比奈! もう時間だ! 仕事行くぞ!」
比奈「待って欲しいっス! ちょっとこれは今まとめておかないと……」
比奈「あー、やばいっス。次の新刊薄い本なのに厚くなるっス!」
P「比奈!」
End
どうしても頭の悪い話を書きたくなる時があるんだ。衝動は抑えきれなかった。私は悪くない……と思いたい。
そろそろ総選挙の時期が来ますね。
私の担当アイドルである「神谷奈緒」と「佐藤心」の事をよろしくお願いします。
あと最近ハマってしまったのでオリンピック競技近代五種のマスコットキャラクター「ぺんたうするくん」もよろしくお願いします。
では、お読み頂ければ幸いです。
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コメント一覧 (14)
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- 2019年03月17日 02:07
- 26でコレは痛すぎ。
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- 2019年03月17日 03:19
- 美優さんならもんって言ってても可愛いと思える不思議
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- 2019年03月17日 06:55
- P、こんな痛い中古のメンヘラ未亡人なんかまともに相手にしちゃダメだよ。あとPは若くて一番長い付き合いであるわた渋谷凛ちゃんのほうがお似合いに見えるってプロダクションの皆にそう言われてるから
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- 2019年03月17日 08:11
- >美優「だってPくんとお揃いのネックレス嬉しかったんだもん! 自慢したかったんだもん!」
よくないなぁ、美優さん…
俺との絆の証を誇らしげに自慢してしまうのは…
そんな自慢なんかしなくても美優さんは俺の婚約者になってくれるはずの女だし、俺を救ってくれるはずの女なんだよなぁ。
-
- 2019年03月17日 11:05
- >>5
(首が折れる音)
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- 2019年03月17日 16:22
- >>5
気持ち悪いですぅ!!
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- 2019年03月17日 08:36
- 荒木先生作の薄い本はよ
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- 2019年03月17日 08:37
- ※5こいついつも美優さんに救い求めてんな
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- 2019年03月17日 09:14
- 佐藤ホントいい味だしてる
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- 2019年03月17日 14:17
- (三船さんに初めて会ったのは芸能事務所に入社して新人と呼ばれてしばらく経った頃だったはず…)
じゃあこの記憶は…三船先輩はあの時…確かに…
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- 2019年03月17日 17:17
- かーっ!卑しかーっ!見んね霧子、卑しか女ばい!
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- 2019年03月17日 21:30
- この重さと面倒くささが美優さんらしい、惚れたぜ
-
- 2019年03月20日 02:11
- 美優さんの担当じゃないんかい!!
かーっ!卑しか女ばい!