【デレマスSS】まゆ「最近芽衣子さんとPさんの様子がおかしいんです」
七海「先にシャワー浴びてこいよ、なのれす」P「……」
あたりの関連で…
事務所 机の下にて
星輝子「へ、へぇ……。お、おかしいって……?」
佐久間まゆ「どこか余所余所しいというか……。
以前に比べて、距離があるような気がするんです」
輝子「距離が……」
まゆ「ええ、以前の芽衣子さんはPさんが相手だとパーソナルスペースが極端に狭いというか……。
隙あらば一緒にいよう、一緒にどこかに行こうとしていたじゃないですか?」
輝子「あ、ああ……うん」
まゆ「ボディタッチも多めでしたし」
輝子「あー……」
まゆ「私達が学生なのをいい事に、日中はPさんを独占し続けていたりっ!」ギリィ
輝子「それは……ちひろさんもいるから……まぁ……お、落ち着いて?」
まゆ「はっ!?
ごめんなさい。つい……。ふぅ」
輝子「う、うん。気にしない……で?」
まゆ「それなのに最近は……事務所でPさんが話し掛ける度、肩をビクッてさせて後ずさりしながら振り向いたり、会話をしてる時も目が泳いでいたり……。
とにかく芽衣子さんが……本当に不審なんです」
輝子「…………」
まゆ「Pさんも少し他人行儀というか……どこか警戒?遠慮?しているというか……。
あの二人が明らかによそ余所余所しくて。
これは何かあったに違いない……と」
輝子「な、なるほど……。それで……相談っていうのは、その……」
まゆ「ええ。あの二人のこと、注意深く見守って欲しいんです。
私も観察してはいるんですが、何ぶん忙しくて……以前ほどは監視し切れてないんです」
輝子「監視」
まゆ「Pさんの家に仕掛けていた盗聴器や監視カメラも、もしかしたら法に触れるかもしれないと思い、しばらく前に撤去しましたし……」
輝子「もしかしたら」
まゆ「ほとんどは」
輝子「ほとんどは」
まゆ「だから現状二人の日常は本当に把握できていなくって……。
ないとは思いますが……例えば……あの二人が越えてはいけない一線を超えてしまって……それで、気まずくなっていたとしたら……万が一、万が一、そんなことがあったとしたら……」
輝子「こ、越えてはいけない一線……」
まゆ「まゆは……まゆは……」
輝子「ど……どうどう……落ち着いて」
まゆ「まゆはっ!」
輝子「どうどうどうどう!」
まゆ「はっ!?」
輝子「わ、わかった。とりあえずわかった。
なるべく……気をつけて……おく」
まゆ「……ええ。お願いしますねぇ」
輝子「ちなみに……」
まゆ「え?」
輝子「ちなみに……その……こ、越えてはいけない一線……って……その……具体的には……な、な、なんなんだろうな?」
まゆ「!? そ、それは……」
輝子「それは……?」
まゆ「それは……Pさんが……て、手を……」
輝子「手を?」
まゆ「手を……繋いだり?」
輝子「…………」
まゆ「も、もしくは……き、き、き、き……ちゅーをしたり……!」
輝子「ちゅーを……!」
ごっ!
まゆ・輝子「!?」
まゆ「だ、誰ですかっ!?」
輝子「スパイかっ!?」
浅利七海「………いえ、七海れすけど」
輝子「七海ちゃん……いつの間に。机の外で……も、もしかして、聞いてた?」
七海「途中から……。あまりの内容に思わず壁に頭をぶつけてしまったのれす」
まゆ「さすがに七海ちゃんには刺激が強過ぎましたねぇ」
七海(…………)
七海「そうれすねぇ……」
輝子「Pと芽衣子さんは……お、大人だからな……。
う、うん。でも……でも……」
まゆ「ええ……」
輝子「な、何事もなければ……いいな……」
まゆ「Pさん……まゆは信じてますよぉ……」
輝子「フ、フヒ……」
七海(なんだかなぁ……れす)
※ ※ ※ ※ ※
翌日
事務所 机の下にて
森久保乃々「その……相談があるんですけど……」
輝子「そ、相談?」
乃々「はい。……ちょっと他の人には……話しにくい内容というか何というか……」キョロキョロ
輝子「…………」キョロキョロ
輝子「ま……周りには誰も居なさそうだ……。
じ、自分で良かったら……何でも聞くぞ?」
乃々「…………」
輝子「…………」
乃々「…………」
輝子「…………?」
乃々「…………」
輝子「ボノノさん? ……の、乃々ちゃん?」
乃々「え、えーっと……。その……Pさんと……」
輝子「うん?」
乃々「とあるアイドル……ご本人のプライバシーの保護の為、仮に……Aさんとします……が……そのAさんが……」
輝子「うん」
乃々「二人きりで……会話してるのを聞いてしまったんです……」
輝子「会話? ど、どんな?」
乃々「もりくぼがいた部屋の……隣室……扉の向こうからボソボソと……」
輝子「……ふんふん」
※ ※ ※ ※ ※
「…………」
「そういう約束だったよね?」
「……う、で、でも……」
「そういう約束で取ってきた仕事だったはずだよ」
「う」
「それを今さら……仕事を終えてから、反故にする気?」
「ぐ」
「やっぱり先払いにしておくべきだったかな……」
「…………」
「何を今さら躊躇ってるんだよ。初めてでもあるまいし……」
「…………」
「減るものでもないでしょ」
「……どうしても嫌だって言うなら、他のアイドルを代わりに」
「!? ま、待って! それはっ!」
「それが嫌なら……分かってるよね?」
「……っ」
「ふん。最初から素直にそうしておけばいいんだよ……」
「…………」
「ほら奥の……寝室いくよ」
「…………」
「素直に従えば乱暴にはしないからさ」
「…………」
※ ※ ※ ※ ※
乃々「……って」
輝子「…………」ダラダラダラ
乃々「……すごい汗なんですけど」
輝子「…………」ダラダラダラ
乃々「もりくぼは……そういうの……こういうの……よく分からなくて。
でも……その……良くないんじゃないかなって……」
輝子「そ、それは……」
乃々「オシゴトの為に……そういうのがあるっていうのは……知ってますけど……。
大人の世界ですし……。
でも……よ、良くないですよね?」
輝子「う、うん。そ、それはその」
乃々「誰との会話かまでは教えられないんですけど……もりくぼ一人で抱え込んでいるのはツラくて……」
輝子「う……うん。わ、わかる……わかる……ぞ」
輝子(そういえば、先日のまゆさんの相談……Pさんとあの人が……芽衣子さんが妙に気まずそうだったって……)
乃々「……もりくぼ、どうしたらいいのか、もう……もう……」
輝子(つ、つまり……こ、これは……もう……そういう……)
乃々「ううう……」
輝子「ううう……」/////
※ ※ ※ ※ ※
翌日
事務所 机の下にて
輝子「……ってことみたいなんだけど、ど……どう思う? ど、どどどどうしよう?」
七海「…………」
輝子「……な、七海ちゃん? 七海さん?」
七海「………いえ、なぜに七海にそんなめんd……相談を持ち込むのれすかねぇ~と」
輝子「フヒッ!? そ、それは……七海ちゃん、事情を少し知ってたし……な、なんていうか、頼りに……なるから……とか?」
七海「聞かれても~」
輝子「も、もう自分一人だけだとどうしたらいいか分からなくて……」
七海「ほうほうほう。ふ~む。これが机の下からの風景れすか~。
不法侵入らか、りょうろ侵略らかみたいれ、ちょっと罪悪感~」
輝子「ああっ! 聞いてないっ……!」
輝子「うううう……」
七海「ぎょ! そ、そんな、泣かなくても~」
輝子「……だって……だって、親友が……親友が……っ」
七海「……あー。なるほど~。Pが悪い事してるなら、どうにかしたい、止めてあげたい……と~?」
輝子「……うん」
七海「優しいれすね……。とりあえずその涙と鼻水をきれいにしましょう?
はい。ハンカチれす。ちーん、していいれすよ?」
七海「七海ちゃんれ良いれすよ。
ふーむ。しかし……。
うーん。ううーむ。それなら……!」
輝子「な、何か考えがあるのかっ!」
七海「簡単れすよ。直接本人に聞いて、問い詰めるのれす」
輝子「えっ……そ、それは……」
七海「まぁ、周りの目もありますし、いくつか注意した方がいい事はあるれしょうが……」
輝子「……!」
七海「まずれすね~……」
輝子「ふんふん」
七海「あ。その前にハンカチ机の上に返しておきましょ~」
輝子「それ親友のだったのか……」
※ ※ ※ ※ ※
氏家むつみ「だからーっ。もっとこう、生きるか死ぬか!みたいなっ」
P「そんな仕事、アイドルにさせられねーよ」
むつみ「運動会も良かったけど……。冒険! 冒険分が足りない…!
汗の涙と友情! そこに適度なデンジャラス!
ロッククライミングなんかもいいな。
ヘレンさんに教えてもらって……。
できたら、ほたるちゃんも一緒に!せっかく仲良くなれたんだし!」
P「えぇ……」
輝子「…………」
まゆ「Pさん。今日のお弁当ですよぉ」
P「おー。悪いなー。無理しなくていいんだぞ? 俺も多少は作れるし」
まゆ「作れるだけで作らないじゃないですか。目を離したらお昼はいつもカップ麺ばかりで……」
P「朝から弁当まで作るのはなー。朝ご飯と晩御飯は結構ちゃんとしてるぞ?」
まゆ「本当ですかぁ? 最近は朝ご飯チェックもできていませんし……」
P「チェックて……」
まゆ「出来ることなら朝ご飯もまゆが作りに行きたいなぁ……」チラ
P「これ以上、頻繁に出入りされるとさすがにマズイんだよ。
特に朝は家出るとこ抑えられでもしたら……」
乃々「超……今さら感あるんですけど……」
P「それは言わない約束だろう」
輝子「…………」
乃々「?」
ガチャ
並木芽衣子「おっはよーございまーす!」
七海「れ~す!」
P「おーう。今日2人は午後からだったのか。
おはよー」
芽衣子「う、うん!おはよ!」
七海「はい~。芽衣子さんとはそこで会いました~」
芽衣子「そ、そそそだよー!」
まゆ「…………」
乃々「…………」
輝子「…………」
輝子(……や、やっぱり、芽衣子さん……ぎごちない……)
輝子「…………」
輝子(わ、私がPを……親友を止めなきゃ……!)
輝子(えーっと……確か七海ちゃんが言うには……)
※ ※ ※ ※ ※
七海「まぁ、周りの目もありますし、いくつか注意した方がいい事はあるれしょうが……」
七海「まずれすね……なるべく人の多い所で話すのがベストれすね!」
輝子「え……? ま、周りの目が問題なんじゃ?」
七海「問題なのれ……あえて!」
輝子「あえて」
七海「まぁ~、何故かと説明するなら、二人きりの時にその話題に触れると、比奈せんせーのマンガみたいな展開になっちゃうからなのれす。
なのれ~自分を守るために~」
輝子「な、なるほど。……よ、よく分からないが……わ、分かった」
七海「まゆさんやちひろさんが居たら、もあべたーれすよ~」
輝子「よ、よし……」
※ ※ ※ ※ ※
千川ちひろ「いやー、お弁当屋さん込んでました。電話で予約してたのに20分も待たされ」
輝子「Pっ! め、芽衣子さんに、ま、ままま枕営業を強要するのは良くないと思うぞっ!」
ちひろ「た」
P・芽衣子「ぶーーーーっ!!!?」
七海「おお~。お味噌汁とお茶で噴水が~」
乃々「な」
まゆ「な」
むつみ「な」
ちひろ「な」
P・芽衣子「何の話ぃぃぃっっっ!?」
輝子「…………」
輝子「…………」
輝子「………あれ?」
芽衣子「いや、あれ?……って」
P「うんほんと、なんだよ。唐突に。
ないよ? ねーよ? してねーよ? 何の話なんだよっ?」
輝子「え……っと。Pが芽衣子さんに、お、お仕事用意してあげる条件に……そ、その……む、む、無理やり……か、関係を……」
P「ないよ!?」
まゆ「…………」
まゆ「………Pさぁん?」
P「ないって!」
ちひろ「今日は早苗さんも真奈美さんもオフなんですけどねー」
P「やってないから! その受話器置いてっ!」
輝子「で、でも……乃々ちゃんが事務所でそのやり取りを聴いたって……」
乃々「えっ?」
輝子「えっ?」
乃々「…………」
輝子「…………」
乃々「…………」
輝子「……ほ、ほら、この前言ってた……相談の………」
乃々「…………」
乃々「……あ」
輝子「ほらっ! な、な! ほらっ!なっ!」
乃々「いえ……それ……逆……なんですけど……」
輝子「………えっ? ぎゃ、逆? 逆……って?」
乃々「そ、その……つまり……」
※ ※ ※ ※ ※
P「…………」
A「そういう約束だったよね?」
P「……う、で、でも……」
A「そういう約束で取ってきた仕事だったはずだよ」
P「う」
A「それを今さら……仕事を終えてから、反故にする気?」
P「ぐ」
A「やっぱり先払いにしておくべきだったかな……」
P「…………」
A「何を今さら躊躇ってるんだよ。初めてでもあるまいし……」
P「…………」
A「減るものでもないでしょ」
P「…………」
A「……どうしても嫌だって言うなら、他のアイドルを代わりに」
P「!? ま、待って! それはっ!」
A「それが嫌なら……分かってるよね?」
P「……っ」
A「ふん。最初から素直にそうしておけばいいんだよ……」
P「…………」
A海「ほら奥の……寝室いくよ」
P「…………」
M方A海「素直に従えば乱暴にはしないからさ」
P「…………」
乃々「って感じで。Pさんのお山がAさんに優しくも激しく、密室で小一時間あれこれされたんですけど……。
あ。プライバシー保護のため、アイドルAさんのお名前は伏せておくんですけど……」
輝子「逆ってそういう意味っっ!?」
まゆ「Aさん……誰なんですかねぇ……」
むつみ「想像もつかないね」
芽衣子「知らない所でそんなダーティーな展開が……」
ちひろ「通報先……清良さんに変更した方がいいですかね」
P「…………」
乃々「ああっ! Pさんが静かに泣いてるんですけどっ!?」
七海「それはともかく!」
むつみ「ぶった切った!」
七海「それはともかく! Pさんは潔白らった、ということれすね~。
良かった良かった~。
七海は信じていたれすよ~」
乃々「別の意味で潔白じゃない……汚されちゃった感はあるんですけど……」
P「…………」
輝子「…………」
輝子「…………」
輝子「…………」
輝子「………よ」
乃々「よ?」
輝子「良かった……。Pが……親友が……酷いことしてなくって……悪い事してなくって……うう……本当に……本当に……よ、良かった……良がっだぁ……」
七海「あらあら~。はい。ハンカチれす~。鼻チーンしてもいいれすよ?」
輝子「うぐ。また……Pのか?」
七海「いえ、ちひろさんのれす」
ちひろ「ちょっとっ!?」
P「昨日のアレ、お前のかっ!」
七海「アイドルの涙。プライスレスれす~」
むつみ「れすれす~」
乃々「れすれす~」
P「涙だけなら良かったんだけどなっ!」
ちひろ「……………………………」
P「ちひろさんも! 真剣に使用済みハンカチの価値を査定しない!」
ちひろ「しししししし、してませんよっ!?」
七海「プライスレスれす~」
むつみ・乃々「れすれす~」
P「それはもういい!」
芽衣子「ともかくっ!」
むつみ「わっ!?」
芽衣子「そ、そういうイヤらしい……いかがわしいのは本当にないからねっ!
本当だからねっ!」
P「そうだそうだ! 危うく身に覚えのない事で裁かれるところだったぞ。
ウチはそういうの一切やってないからな!」
乃々「……ムキになるのがちょっと怪しいんですけど」
P・芽衣子「ないからっ!」
乃々「……そうですか」
むつみ「なんでそこはかとなく残念そうなんだろ」
P「あー。昼休みなのに無駄に疲れた……。
まぁ、大事にならずに済んで良かったの……かな」
芽衣子「誤解が解けたのは良かったけどねー」
まゆ「…………」
乃々「…………」
P「うん?」
まゆ「……けど、結局芽衣子さんの様子がおかしかった理由は解決してないですよねぇ」
芽衣子「えっ!?」
輝子「あっ。そ、そういえばそうだな……」
芽衣子「な、なんのことカナー?」
乃々「……それはもりくぼも気になっていました。
ここ最近芽衣子さん、Pさんの前でソワソワオドオドしてて……変だったんですけど……」
P「あー……」
芽衣子「ちょっ!? 納得しないで! そこも否定してよっ!」
P「いやまぁ、あれははたから見ててもあからさまだったんじゃないか?
変に否定してまた妙な噂を拡げられてもな……」
芽衣子「ノウッ! だめ! ダメだからね。何もなかった!
私も全然不自然じゃなかった!おーけー?」
乃々「それは無理があると思うんですけど……」
七海「なんか芽衣子おねーさんの過剰な反応見ていると、次の一言が『オレ達入籍しました!隠しててごめんね!』になりそうなフリにも聞こえますね~」
芽衣子「ないからっ!」
まゆ「そんなことになったら、まゆは……まゆは……」
芽衣子「ないからっ! 腰だめに爪切り構えるのやめよう?」
P「まぁ、芽衣子が無かったことにしたがるのも分かるが、埒あかねぇし、俺が解説すると……ほら、俺達ここしばらく一緒に住んでるじゃん?」
七海「和歌山からこっちに転がり込んできて、そのままれすねぇ……」
乃々「早くお家を見つけて欲しいんですけど……」
芽衣子「うっ」
P「で、よくある話。ベタなハプニングでなー。
先日、風呂場の前、脱衣所でバッタリ不意打ちで出くわしたんだよ。
で、二人とも慌ててよろけて、どんがらもつれ合い、押し倒し……って感じだ」
乃々「……あー」
P「全裸と半裸だったこともあってな。倒れた拍子に……こう、ムギュッと……」
七海「むぎゅっと」
乃々「……うわぁ」
輝子「し、知ってるぞ。ら、ラッキースケベって言うやつだな……」
芽衣子「あああああああああああっ! そこまで言わなくてもいいじゃんっ!」
P「そこはお互い謝り倒してそれ以上は何も無かったんだが……あとはお察しの通り、芽衣子の方が特に気にし過ぎちゃってな。
顔合わせる度にキョドられて、まぁ、あんな感じだ」
芽衣子「あー!あー!あーっ! そろそろ忘れられそうだったのにっ! もうちょっとだったのに!
もー!もー! もぉーーっ!」
七海「おぼこいれすねぇ……」
乃々「実質同棲してるのに何も間違いが起こってない時点でお察しなんですけど……」
ちひろ「あー。イカフライおいしい……。私も優しくて稼ぎのいい彼氏欲しいなぁ……」
七海「ちなみにおぼこい、の「おぼこ」は出世魚の呼称からきているれすよ~。
カマトトぶるのトトもお魚れすし、懐かしのお菓子おっとっともお魚からのネーミングれすね~」
芽衣子「雑学語りに見せかけて軽くディスられた気がするっ!?」
七海「なお、おぼこいは関西弁方面の言葉れす~」
P「おぼこい振る舞いでカマトトぶって、あざとい人やわぁ……ってお紗枝はんに言われたら心折れそうだな」
乃々「……ご褒美では?」
P「そうかもしれん!」
芽衣子「何の話っ!? ていうか、何で全部話ちゃうかなー! もう!」
P「いやー、結構経つのにいつまでも距離とられるとなー。
精神的ダメージが蓄積するから、そろそろオープンにして笑って流そうかと……」
芽衣子「えーっ……」
乃々「アイドルの胸をむぎゅっておいて、ひどい言いぐさなんですけど……」
輝子「狩りとるか……?」
七海「さばくれすか~?」
P「何をっ!?」
芽衣子「…………」
P「っつーか! 違うぞ! また誤解してるっ!」
輝子「……フヒ?」
七海「えっ?」
芽衣子「……あっ」
P「むぎゅったのは俺じゃなくて、芽衣子だ!
脱衣所に突入してきた芽衣子が、どんがらって、俺を押し倒して……、アレな所を……こう、むぎゅっと鷲掴み」
七海「いやいや、そうはならへんやろ」
P「なっとる! やろがいっ!」
芽衣子「あー! あー! あー! あーっ!」
まゆ「だから必死に忘れそうとしてたんですねぇ……」
乃々「気まずそうな感じも結構納得なんですけど……」
輝子「Pがあまり気にしてないのもそのせいか……」
むつみ「うっ……! なんだろう。嫌な記憶が……?」
七海「あー……」
芽衣子「もー……。だいぶ忘れてきてたのにぃ……」
輝子「い、いやぁ。今日も変わらず……キョドってたぞ?」
芽衣子「ううぅ……」
まゆ「まぁ、色々と思うところはありますが、事故だったんですし……」
乃々「そうですね。野良犬に噛まれたと思って……」
芽衣子「うう……。今でもあの感覚……手の中で急に大k…」
P「わーっ! わーっ! わーっ!」
乃々・まゆ・むつみ「…………」
P「白い目っ!」
ちひろ「…………」ピポパ
P「どこに電話掛けたっ!?」
輝子「や、やっぱり……狩りとる……か……?」
七海「さばくれすか!」
P「ノウッ!!」
芽衣子「ううう……」
※ ※ ※ ※ ※
その夜 P宅にて
ゆかり「お待たせしました。今日のおかずはPさんの実家風肉じゃがとPさんの実家風カレイの煮付けですよ」
P「おおー。美味そう。
また腕を上げたなぁ。
最近ゆかりが料理しに来てくれる日はいつも楽しみでなー」
乃々「Pさんのお料理よりも繊細ですよね」
イヴ「美味しいです~」
芽衣子「なんかもうお母さんって感じだよね」
乃々「むすめーこ……」
P「でかい子供だな」
輝子「し、親友の実家風には……もはや誰もツッコまないんだな……」
ゆかり「色々教えて頂きました」
輝子「お、おう……。だ、誰にだろうな……」
P「あー。そうだ。ゆかり」
ゆかり「はい?」
P「来週は仕事で地方に行ってるから俺居ないんだわ。
忘れないウチに言っとくな」
ゆかり「そうなんですか……。残念です」
芽衣子「あ。そだ。ゆかりちゃん。私も同じ日、和歌山の方でお仕事だから居ないんだ。ごめんね」
ゆかり「…………」
乃々「…………」
イヴ「…………」
輝子「…………」
芽衣子「あれ?」
P「…………」
ゆかり「お仕事……芽衣子さんとご一緒なんですね。
和歌山ですか……」
P「お、おう……」
芽衣子「とれとれヴィレッジっていう所でお仕事だよ!」
ゆかり「芽衣子さんのご実家も和歌山でしたっけ……」
芽衣子「…………」
P「…………」
乃々・イヴ・輝子「…………」
ゆかり「楽しみですね。和歌山!」
P「ついてくる気っ!? いや、ゆかりも大きな仕事終えたところだし……」
ゆかり「一度行ってみたかったんです。和歌山!」
P「えぇ……」
乃々「これはまゆさんとも相談した方がよさそうですね……」
輝子「フヒ……」
乃々「イヴさんはお留守番よろしくお願いしますね」
イヴ「なんでっ!?」
乃々「家計を預かる者として、旅費が……」
P「いや、そもそもお前達も付いてくるなよっ!」
乃々「あ。まゆさんから電話……今もう和歌山に着いたらしいです。
芽衣子さんのご実家どこですかぁ?……って」
P・芽衣子「なんでっ!?」
輝子「さ、さすが……アンデスのブレーン……」
乃々「アンデスの核弾頭とかの方がしっくりくるんですけど……。
しかもステルス機能付きぃ」
イヴ「相手の拠点を先制攻撃ですか~」
ゆかり「…………」メモメモ
芽衣子「もう一回言うよっ。なんでっ!?」
P「まぁ、あれだ……。旅の同行者は多い方が楽しいから……?
いい旅になると……いいな?」
芽衣子「無理やりきれいにまとめるならもう少し自信をもとう!」
輝子「あ。七海ちゃんが電話で和歌山のオススメの市場聞いてきてる……ぞ」
乃々「同行者がいましたか……」
P「どいつもこいつも!」
芽衣子「観光なら黒潮市場かなー」
P「遠い目で!」
芽衣子「とれとれ市場も捨てがたい」
P「……もういっそ、仕事におりこむかぁ」
イヴ「楽しみですねぇ~」
乃々「……ブリッツェンさん、和歌山まで走れますか?」
ブリッツェン「ブモッ!?」
その後、新幹線に並走するトナカイが新聞を賑わせたり、市場でマグロ解体を習得する七海&むつみが話題になったり、
乃々輝子が芽衣子さんと一緒に踊ったり、まゆゆかりが並木家のキッチンをcuteに占有したり、
芽衣子さんが外部に予約した宿の部屋がツインだったりするが、それはまた別のお話。
続かない。
芽衣子さんSSRおめでとうございますっ!
こんな扱いで申し訳ない…!
黒潮市場、活気があって楽しかったっすよー。
あと先日友人がペンチを持ったヤンキーのお姉さんにカツアゲされました。
凶器も色々ですね。
(初っ端から規制食らって、ほぼ全文スマホで投稿とか…むぅーりぃー…)
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コメント一覧 (17)
-
- 2018年05月25日 12:19
- うーん…それは嬉しくないかもしれん
-
- 2018年05月25日 12:25
- >>輝子「ちなみに……その……こ、越えてはいけない一線……って……その……具体的には……な、な、なんなんだろうな?」
>>まゆ「手を……繋いだり?」
>>まゆ「も、もしくは……き、き、き、き…… ちゅーをしたり……!」
うーん、これはぽんこつ度80%くらいのまゆですねぇ(まゆぽんこつ度鑑定士感)
-
- 2018年05月25日 12:26
- 芽衣子さんおめでとうー!
-
- 2018年05月25日 12:37
- 流石フルアーマー藍子の芽衣子さんや
-
- 2018年05月25日 12:49
- あとがきのペンチがペンキに見えてどういう脅しだってなったわw
-
- 2018年05月25日 14:45
- 七海すき
-
- 2018年05月25日 16:04
- ※4
それじゃ芽衣子さんもドラム缶みたいだろ!
芽衣子さんにはちゃんとお山もくびれもあるんだよ!
藍子とちが
-
- 2018年05月25日 16:31
- ※7はゆるふわ次元に送られたか…
藍子が許すまではゆるふわになる
ただし、家族・友人が悲しむなら戻るぞ
どこかの鬼悪魔と違い藍子は優しいからな
-
- 2018年05月25日 16:42
- ※5ベンチよりはまし
-
- 2018年05月25日 18:00
- 藍子のバストを超胸化→芽衣子
-
- 2018年05月25日 18:25
- ※10
言われてみれば
お散歩→旅もグレードアップ感あるな…
で、でも癒し力は藍子ちゃんの方が圧倒的だから!
-
- 2018年05月25日 18:36
- ※11
つまり菜々年すると藍子は芽衣子に進化する?誰か進化方々教えてくれ!!
-
- 2018年05月25日 18:43
- 藍子の胸は残念ながら進化しないんだよ
おまえら、藍子に希望を与えて後々に落とすのはヤメロォ!
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- 2018年05月25日 19:23
- ※13
もしかしたら藍子だって40年後にはハンタのビスケみたいにムチムチになってるかもしれないぞ?
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- 2018年05月25日 20:14
- それは特定の層に刺さりそうやなぁ
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- 2018年05月25日 20:16
- 輝子は優しくて可愛いなぁ(諸々から目を逸らしながら)
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- 2018年05月27日 01:26
- ※8
あぁ、なんと寛大な御方……
慈悲深い藍子様に感謝するんだな※7ァ!!(ゲシッ)