拗ねリボンさん【ミリマスSS 】
(劇場控え室)
春香「えーっと…(キョロキョロ)いた!」
春香「ちっはっやちゃ〜ん!お誕生日おめで…」
ジュリア「本番までまだ時間あるな。どうする、流れもう一回確認しておくか。」
千早「そうね。」
春香(…ライブの打ち合わせ中かぁ。しょうがない、終わるまで待ってようっと。)
千早「ええ。あ、あとこの曲の時の立ち位置なんだけど。」
春香(…なんか近くない?普段私がくっつこうとしても避けるのに。というか、私が来てる事全然気付いてないって。)
ジュリア「こんな感じかな。お、そうだ。今のうちに渡しとくよ。チハ、誕生日おめでとう。」
千早「あら、ありがとう。プレゼントなんて、わざわざ用意しなくてもよかったのに。」
春香(む。私のほうが先におめでとうって言ってあげたかったのに。それにプレゼントも。)
千早「開けてもいいかしら…CDね、これ聴きたかったのよ。」
ジュリア「チハの好みは把握してるからな、選ぶのは簡単だったぜ。」
千早「ふふ、それはちょっと酷いんじゃない?」
春香(もしもーし。千早ちゃん、あなたの親友の春香さんがここにいますよ、お誕生日のお祝いにとびきり美味しいケーキを焼いてきたんですよ〜?)
千早「もう。でも、事務所でここまで音楽の事を話せる相手が出来るとは思わなかったわ。ジュリアに会えて良かった。」
ジュリア「アタシもだよ、初めてチハに会った時はどうなるかと思ってたんだけどな。今はすごく楽しいよ、感謝してる。」
春香(むう、むう、むうう!面白くないなあ〜!)
ジュリア「…いいのかいチハ、お姫様がおかんむりみたいだぜ?」
千早「ええ、分かってるわ。ちょっと、放ったらかしにしすぎたみたいね。春香?」
春香「……」
ジュリア「すっかりへそ曲げちまってんな。ま、ここはチハに任せるよ。」
千早「ねえ、春香。話に夢中でついあなたを無視したみたいになったのは謝るわ。けど打ち合わせなんだから仕方ないでしょう?」
春香「聞こえませーん。」
千早「ちょっと、何よそれ。私の誕生日、お祝いしてくれないの?」
春香「アーアーきこえなーい。お祝いに来た春香さんを放ったらかして、他の人とのお喋りに夢中になってる千早ちゃんの声なんて聞こえないもーん。」
千早「もう、子供みたいな事言って。いいわ、そっちが聞かないって言うんならこっちも勝手に言うから。」
千早「私の一番の親友は春香、あなたよ。分かってるでしょう?」
春香「…」
春香「……」
千早「なのに、こんな事で拗ねてしまうだなんて。寂しいわ、私の事分かってくれてると思ってたのに。」
春香「…だよね!ごめんね千早ちゃん、つまんない事でへそ曲げちゃって。」
千早「ふふ。いいのよ、あなたがワガママを言うのは私くらいですものね。」
ジュリア「お熱いこって。春香、機嫌が直ったんならそろそろチハを返してもらっていいかい?ぼちぼち準備しなきゃなんだけど。」
ジュリア「なんだそりゃ。けどそうだな、そのケーキ分けてくれるってんなら考えてもいいぜ?」
春香「ダメダメ、これはライブの打ち上げで食べてもらうんだから。さ、二人ともしっかりね?」
千早「ええ。それじゃジュリア、行きましょうか。」
ジュリア「ああ。ま、今ケーキはいいかな。もう充分甘ったるいモン見せつけられたしよ。」
春香「もうジュリアったら。あ、もしかして妬いてる?」
千早「あら、今度はあなた?ふふ、今日は色々大変だわ。」
ジュリア「勘弁してくれ、これ以上は胸焼けしちまうよ。」
春香「えへへ、ごめんごめん。」
千早「からかわないの、あなたらしくないわよ。」
千早「ええ、頼りにしてるわ。」
春香「楽しみにしてるね。それじゃ、行ってらっしゃい。」
ジュリア「たく、イチャイチャしやがって。クールな歌姫も春香の前じゃデレデレだな。」
ジュリア「…………」
ジュリア「ツバサのやつ、どこ行きやがった?」
千早さん、お誕生日おめでとうございます。
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コメント一覧 (6)
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- 2018年02月25日 04:39
- ジュリアは翼もいいけど瑞希とがいいな
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- 2018年02月25日 13:11
- たどたどしいわー
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- 2018年02月25日 13:37
- ミリシタだとこういう茶目っ気のある765ASほとんど見られないのがちょっと寂しいよね
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- 2018年02月25日 13:52
- これは巧妙なジュリつばスレ。はるちはわっほい!
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- 2018年02月25日 19:42
- チョロリボンさん
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- 2018年02月25日 20:34
- 神格化されてない、昔ながらのASも見たいよな。他と絡むなと言う意味では無く。