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上原 良司(うえはら りょうじ、1922年9月27日 - 1945年5月11日)は、大日本帝国陸軍軍人。 陸軍特別攻撃隊第56振武隊員。ウィキペディア
海外の反応をまとめました。



戦没学生の手記『きけわだつみのこえ』(岩波文庫)では「所感」という題名の遺書が巻頭に掲載されている。この文章は多くの人々の胸に響き、映画「きけ わだつみのこえ」やドキュメンタリー番組でも特集されるなど戦没学生の手記の代表格とされ度々取り上げられている。なお、特攻出撃前夜に、陸軍報道班員に「所感」を託していた。

「所感」

栄光ある祖国日本の代表的攻撃隊ともいうべき陸軍特別攻撃隊に選ばれ、身の光栄これに過ぐるものなきと痛感いたしております。思えば長き学生時代を通じて得た、信念とも申すべき理論万能の道理から考えた場合、これはあるいは自由主義者といわれるかもしれませんが。自由の勝利は明白な事だと思います。人間の本性たる自由を滅す事は絶対に出来なく、たとえそれが抑えられているごとく見えても、底においては常に闘いつつ最後には勝つという事は、 かのイタリアのクローチェもいっているごとく真理であると思います。

権力主義全体主義の国家は一時的に隆盛であろうとも必ずや最後には敗れる事は明白な事実です。我々はその真理を今次世界大戦の枢軸国家において見る事ができると思います。ファシズムのイタリアは如何、ナチズムのドイツまたすでに敗れ、今や権力主義国家は土台石の壊れた建築物のごとく、次から次へと滅亡しつつあります。

真理の普遍さは今現実によって証明されつつ過去において歴史が示したごとく未来永久に自由の偉大さを証明していくと思われます。自己の信念の正しかった事、この事あるいは祖国にとって恐るべき事であるかも知れませんが吾人にとっては嬉しい限りです。現在のいかなる闘争もその根底を為すものは必ず思想なりと思う次第です。 既に思想によって、その闘争の結果を明白に見る事が出来ると信じます。

愛する祖国日本をして、かつての大英帝国のごとき大帝国たらしめんとする私の野望はついに空しくなりました。真に日本を愛する者をして立たしめたなら、日本は現在のごとき状態にはあるいは追い込まれなかったと思います。世界どこにおいても肩で風を切って歩く日本人、これが私の夢見た理想でした。

空の特攻隊のパイロットは一器械に過ぎぬと一友人がいった事も確かです。操縦桿をとる器械、人格もなく感情もなくもちろん理性もなく、ただ敵の空母艦に向かって吸いつく磁石の中の鉄の一分子に過ぎぬものです。理性をもって考えたなら実に考えられぬ事で、強いて考うれば彼らがいうごとく自殺者とでもいいましょうか。精神の国、日本においてのみ見られる事だと思います。一器械である吾人は何もいう権利はありませんが、ただ願わくば愛する日本を偉大ならしめられん事を国民の方々にお願いするのみです。

こんな精神状態で征ったなら、もちろん死んでも何にもならないかも知れません。ゆえに最初に述べたごとく、特別攻撃隊に選ばれた事を光栄に思っている次第です。

飛行機に乗れば器械に過ぎぬのですけれど、いったん下りればやはり人間ですから、そこには感情もあり、熱情も動きます。愛する恋人に死なれた時、自分も一緒に精神的には死んでおりました。天国に待ちある人、天国において彼女と会えると思うと、死は天国に行く途中でしかありませんから何でもありません。

明日は出撃です。過激にわたり、もちろん発表すべき事ではありませんでしたが、偽らぬ心境は以上述べたごとくです。何も系統立てず思ったままを雑然と並べた事を許して下さい。明日は自由主義者が一人この世から去って行きます。彼の後姿は淋しいですが、心中満足で一杯です。

言いたい事を言いたいだけ言いました。無礼をお許し下さい。ではこの辺で    (ウィキペディア)


・わあ!今日初めて学んだよ!ありがとう。


・↑(スレ主)どういたしまして。
自分の祖父について考えさせられた。


・たった今、読んだばかりだ。
間違いなく傑作だ。
短いけれど、読み応えがある。


・本当に力強くて、心を揺さぶる手紙だ。
戦争は本当に酷いな。


・作戦の正当性を信じていなかったが、実行することを名誉に感じたんだ。


・↑本物の兵士だ。


・↑名誉は悪いことだという教訓だよ。


・↑名誉というのは、くだらない概念だ。
金持ちで臆病な指導者たちのために、青春真っ盛りの若者たちに犠牲を払うように説得するための道具にすぎない。
国粋主義も愛国主義も同様だ。


・↑兵士たちが、金持ちのために戦ったと本気で思っているのか?
彼らは家族と自分たちが仕えた兵士の為に戦ったんだよ。


・↑任務と名誉は同じものではない。





・悲しいけれど、戦争は戦争だ。



・これは興味深い。
彼は明らかに反ファシズムだった。
でもパイロットに選ばれたことは、名誉であり光栄だと感じている。
もしくはそう思っていなかったとしても、少なくとも、そう言っている。


・なんという命の無駄...。


・左翼と平和主義者のデタラメと偶然の一致か。


・↑お前は自惚れが強いな。
カミカゼのパイロットは、お前よりも戦争における名誉について知っていると思うぞ。


・なんてすごい手紙なのだろうか。
神風特攻隊のパイロットの思考と日本文化を理解する手助けになる。

https://goo.gl/NXQXJJ,https://goo.gl/sFum6c,https://goo.gl/33gq6a
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