1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/10(金) 01:35:59.50 ID:x9nku5xA0
P「バカだ無能だと散々罵りやがって、もう我慢の限界だ。二度とチューしてやらん!」
伊織「ちょっ……ふざけるんじゃないわよ!」
P「俺は本気だ」
伊織「チューくらいしなさいよ! ひゃ、百歩譲って朝昼晩の三回だけでもいいから!」
P「いーやーでーすー。もうしませーん」
伊織「そんなぁ……おはようのチューもおやすみのチューも無しに私が生きていけるわけないでしょ!?」
P「自分でなんとかするんだな、ははは」
伊織「うう~……あ、あっそ! それならこっちにも考えがあるわ!」
P「へー」
伊織「アンタがそういう態度をとるなら、今日からは寝る前にだっこさせてあげないから!」
P「…………は!? お、おいふざけんな! 言って良いことと悪いことがあるだろ!」
伊織「ちょっ……ふざけるんじゃないわよ!」
P「俺は本気だ」
伊織「チューくらいしなさいよ! ひゃ、百歩譲って朝昼晩の三回だけでもいいから!」
P「いーやーでーすー。もうしませーん」
伊織「そんなぁ……おはようのチューもおやすみのチューも無しに私が生きていけるわけないでしょ!?」
P「自分でなんとかするんだな、ははは」
伊織「うう~……あ、あっそ! それならこっちにも考えがあるわ!」
P「へー」
伊織「アンタがそういう態度をとるなら、今日からは寝る前にだっこさせてあげないから!」
P「…………は!? お、おいふざけんな! 言って良いことと悪いことがあるだろ!」
引用元: ・P「こうなったらもうチューしてやらないからな」伊織「……は!?」
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6: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/10(金) 01:43:35.18 ID:x9nku5xA0
伊織「知らなーい。自分でなんとかすれば?」
P「だっこがダメとか鬼畜すぎるだろうが! 寝る時どうするんだ!」
伊織「そういえばアンタ、私が抱き枕になってあげないと寝られないんだっけ?」
P「当たり前だろ!」
伊織「その辺のアニメキャラの抱き枕でも買ってくればいいじゃない」
P「そんなモンお前の代わりになるわけないだろ! あーもういいよ、わかりましたよ!」
伊織「なによ」
P「そんなこと言うんだったら、もう一緒にホラー映画とか観に行ってやらねーからな!」
伊織「……はぁぁ!? 一緒に来なさいよぉ! あんなの怖すぎるでしょ!?」
P「観に行かなきゃいいじゃないかぁ」
伊織「アンタ、私が映画の役作りのために色んな映画の勉強してるところだって知ってて言ってるでしょ!?」
P「知らんなぁー、ははは」
P「だっこがダメとか鬼畜すぎるだろうが! 寝る時どうするんだ!」
伊織「そういえばアンタ、私が抱き枕になってあげないと寝られないんだっけ?」
P「当たり前だろ!」
伊織「その辺のアニメキャラの抱き枕でも買ってくればいいじゃない」
P「そんなモンお前の代わりになるわけないだろ! あーもういいよ、わかりましたよ!」
伊織「なによ」
P「そんなこと言うんだったら、もう一緒にホラー映画とか観に行ってやらねーからな!」
伊織「……はぁぁ!? 一緒に来なさいよぉ! あんなの怖すぎるでしょ!?」
P「観に行かなきゃいいじゃないかぁ」
伊織「アンタ、私が映画の役作りのために色んな映画の勉強してるところだって知ってて言ってるでしょ!?」
P「知らんなぁー、ははは」
13: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/10(金) 01:50:19.14 ID:x9nku5xA0
P「もちろん遊園地でも、お化け屋敷は一緒に入ってやらんからな!」
伊織「ムリムリムリムリ! あんなの一人で入れるわけないじゃない!」
P「度胸がついていいじゃないかぁ」
伊織「……あーもう頭きた! じゃあもう毎日アンタの家行って掃除してあげるのやめるわ!」
P「ざ……ざけんな!! 俺の家なんか一日ほっといたらゴミ屋敷になるって知ってるだろ!」
伊織「ふーんだ、伊織ちゃん聞こえなーい」
P「この悪女め……ってかそれはつまり、アレだよな?」
伊織「?」
P「俺の家に来ないってことは、俺の『プロデューサー特製パスタ』はもういらないってことだよな?」
伊織「は!? それくらいウチまで来て作りなさいよ! 厨房くらい貸してあげるから!」
P「自宅じゃないと作る気しませーん」
伊織「くっ……ひ、卑怯者……」
伊織「ムリムリムリムリ! あんなの一人で入れるわけないじゃない!」
P「度胸がついていいじゃないかぁ」
伊織「……あーもう頭きた! じゃあもう毎日アンタの家行って掃除してあげるのやめるわ!」
P「ざ……ざけんな!! 俺の家なんか一日ほっといたらゴミ屋敷になるって知ってるだろ!」
伊織「ふーんだ、伊織ちゃん聞こえなーい」
P「この悪女め……ってかそれはつまり、アレだよな?」
伊織「?」
P「俺の家に来ないってことは、俺の『プロデューサー特製パスタ』はもういらないってことだよな?」
伊織「は!? それくらいウチまで来て作りなさいよ! 厨房くらい貸してあげるから!」
P「自宅じゃないと作る気しませーん」
伊織「くっ……ひ、卑怯者……」
16: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/10(金) 01:59:59.88 ID:x9nku5xA0
伊織「もういいわよ! じゃあアンタのウチにはもう行かない! パスタは……が、ガマンするわ……」
P「あ、いいの? 後から作ってくれって言っても遅いぞ」
伊織「うるさいうるさい! これで日頃からうるさく言われなくて済むし、せいせいするわ!」
P「そりゃお互い様だ! 勝手にしろ!」
伊織「ええ勝手にするわよ! ココイチの7辛だって食べてやるんだから!」
P「!? おい馬鹿やめろ! お前辛いモン苦手だし、前も暴君ハバネロで卒倒しかけただろうが!」
伊織「私の勝手でしょ! アンタがそうしろって言ったんじゃない!」
P「ああそうですか! じゃあ俺だって酒ガブガブ飲んでやるからな!」
伊織「えっ、ま、待ちなさい! アンタお酒超弱いでしょ! レモンサワーでベロンベロンになるクセに何言ってるのよ!」
P「明日から平気になるんだよ!」
伊織「なるわけないでしょ!?」
P「あ、いいの? 後から作ってくれって言っても遅いぞ」
伊織「うるさいうるさい! これで日頃からうるさく言われなくて済むし、せいせいするわ!」
P「そりゃお互い様だ! 勝手にしろ!」
伊織「ええ勝手にするわよ! ココイチの7辛だって食べてやるんだから!」
P「!? おい馬鹿やめろ! お前辛いモン苦手だし、前も暴君ハバネロで卒倒しかけただろうが!」
伊織「私の勝手でしょ! アンタがそうしろって言ったんじゃない!」
P「ああそうですか! じゃあ俺だって酒ガブガブ飲んでやるからな!」
伊織「えっ、ま、待ちなさい! アンタお酒超弱いでしょ! レモンサワーでベロンベロンになるクセに何言ってるのよ!」
P「明日から平気になるんだよ!」
伊織「なるわけないでしょ!?」
24: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/10(金) 02:09:08.24 ID:x9nku5xA0
伊織「この間だってアンタが倒れた後、大変だったんだから……」
P「大変って、伊織の家までSPに運んでもらって、水と薬もらって、一泊させてもらったくらいだろ?」
伊織「酔っ払ったアンタが寝付けないって言うから、子守唄も歌ってあげたでしょ」
P「ああ……あれは確かによく寝れたな」
伊織「言っておくけど、明日からはもう介抱もしてあげないし、子守唄も歌ってあげないわよ」
P「は!? お、お前、介抱はともかく子守唄まで歌ってくれないとか……鬼畜すぎるだろ!」
伊織「そんなの、お酒飲まなきゃいいじゃない」
P「お前から貰ったやたら美味いワインがまだ残ってるんだよ!」
伊織「ワイン……ああ、あのバレンタインデーにあげたヤツ? あれ高いのよ、にひひっ」
P「それだけ俺を邪険にするなら、今年からホワイトデーにセーターもマフラーも編んでやらねーからな」
伊織「!? あ、あんたそれ言っちゃうわけ!? アレ無しで冬が乗りきれるわけないでしょ!?」
P「セーターやマフラーくらいどこでも売ってるだろ。高いのを買えば、別に寒くもないだろうに」
伊織「私の心が寒いでしょうが!」
P「大変って、伊織の家までSPに運んでもらって、水と薬もらって、一泊させてもらったくらいだろ?」
伊織「酔っ払ったアンタが寝付けないって言うから、子守唄も歌ってあげたでしょ」
P「ああ……あれは確かによく寝れたな」
伊織「言っておくけど、明日からはもう介抱もしてあげないし、子守唄も歌ってあげないわよ」
P「は!? お、お前、介抱はともかく子守唄まで歌ってくれないとか……鬼畜すぎるだろ!」
伊織「そんなの、お酒飲まなきゃいいじゃない」
P「お前から貰ったやたら美味いワインがまだ残ってるんだよ!」
伊織「ワイン……ああ、あのバレンタインデーにあげたヤツ? あれ高いのよ、にひひっ」
P「それだけ俺を邪険にするなら、今年からホワイトデーにセーターもマフラーも編んでやらねーからな」
伊織「!? あ、あんたそれ言っちゃうわけ!? アレ無しで冬が乗りきれるわけないでしょ!?」
P「セーターやマフラーくらいどこでも売ってるだろ。高いのを買えば、別に寒くもないだろうに」
伊織「私の心が寒いでしょうが!」
39: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/10(金) 02:23:42.90 ID:x9nku5xA0
P「とにかく明日からはチューしてやらないし、映画も遊園地も一緒に行かないし、パスタも作ってやらないからな!」
伊織「私だって明日からは、抱っこさせてあげないし、掃除もしてあげないし、酔っても介抱してあげないわよ!」
P「お前、せめてどれか一つは譲歩しろよ!」
伊織「アンタこそ、チューくらい妥協しなさいよ!」
P「ったく、お嬢様はこれだから! ねえ音無さん?」
伊織「なによ、アンタが悪いんじゃない! ねえ小鳥?」
小鳥「そうですね(棒」
P「あれ……音無さん、なんか元気ないですね。具合でも悪いんですか?」
伊織「病院行く? SP呼びつけてもいいわよ?」
小鳥「………………」
伊織「私だって明日からは、抱っこさせてあげないし、掃除もしてあげないし、酔っても介抱してあげないわよ!」
P「お前、せめてどれか一つは譲歩しろよ!」
伊織「アンタこそ、チューくらい妥協しなさいよ!」
P「ったく、お嬢様はこれだから! ねえ音無さん?」
伊織「なによ、アンタが悪いんじゃない! ねえ小鳥?」
小鳥「そうですね(棒」
P「あれ……音無さん、なんか元気ないですね。具合でも悪いんですか?」
伊織「病院行く? SP呼びつけてもいいわよ?」
小鳥「………………」
44: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/10(金) 02:31:21.08 ID:x9nku5xA0
小鳥「さっきのお二人のお話を聞いて、ちょっと気になったんですけど」
P「あ、聞こえてました?」
伊織「やだ……恥ずかしいじゃない」
小鳥(あの大声で聞こえてないと思ってたんだ……)
P「で、気になったことって?」
小鳥「……なんで二人とも、相手に何かしてあげないのが『明日から』なのかなって。今日からでも……」
P「いやいや。今日からだったら心の準備ができないじゃないですか!」
伊織「そうよ、今日の夜からチューが無くなるなんて……い、イヤ! 考えただけでもおぞましいわ……」
P「うわ、ほんとだ……今想像してみたら、今日から抱っこも子守唄も無いなんて気が狂いそうになる……ダメだ……」
伊織「えっ、ね、念のため聞いていい? 今日はチューありなのよね?」
P「ありだよ、あり! 無いと死活問題だろ! つーか抱っこ、抱っこは!? 抱き枕は!?」
伊織「いいに決まってるでしょ! バカなこと質問しないでよ!」
P「よかったー」
P「あ、聞こえてました?」
伊織「やだ……恥ずかしいじゃない」
小鳥(あの大声で聞こえてないと思ってたんだ……)
P「で、気になったことって?」
小鳥「……なんで二人とも、相手に何かしてあげないのが『明日から』なのかなって。今日からでも……」
P「いやいや。今日からだったら心の準備ができないじゃないですか!」
伊織「そうよ、今日の夜からチューが無くなるなんて……い、イヤ! 考えただけでもおぞましいわ……」
P「うわ、ほんとだ……今想像してみたら、今日から抱っこも子守唄も無いなんて気が狂いそうになる……ダメだ……」
伊織「えっ、ね、念のため聞いていい? 今日はチューありなのよね?」
P「ありだよ、あり! 無いと死活問題だろ! つーか抱っこ、抱っこは!? 抱き枕は!?」
伊織「いいに決まってるでしょ! バカなこと質問しないでよ!」
P「よかったー」
55: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/10(金) 02:41:08.95 ID:x9nku5xA0
翌日―――
伊織「小鳥、おはよっ」
P「おはようございます、音無さん」
小鳥「当たり前のように一緒に出社してきましたね……今日から色々やっちゃダメな日なんですよね?」
P「あ、それなんですけど……」
伊織「実は今朝、ついいつものクセでおはようのチューしちゃったの……」
P「アレは二人とも自然にやっちゃったからな……しょうがない。ここは割りきろう」
伊織「……というわけでいきなり失敗しちゃったから、あの話は明日から有効ってことにしたわ!」
P「出だしが悪いと何事もうまくいきませんからね!」
小鳥「………………」
伊織「小鳥、おはよっ」
P「おはようございます、音無さん」
小鳥「当たり前のように一緒に出社してきましたね……今日から色々やっちゃダメな日なんですよね?」
P「あ、それなんですけど……」
伊織「実は今朝、ついいつものクセでおはようのチューしちゃったの……」
P「アレは二人とも自然にやっちゃったからな……しょうがない。ここは割りきろう」
伊織「……というわけでいきなり失敗しちゃったから、あの話は明日から有効ってことにしたわ!」
P「出だしが悪いと何事もうまくいきませんからね!」
小鳥「………………」
65: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/10(金) 02:54:39.09 ID:x9nku5xA0
伊織「さーて、今日もレッスン頑張るわよ! 絶対トップアイドルになってやるんだから!」
P「トップアイドルは無理だろ……伊織は超ハイスペックだけど、プロデューサーの俺の能力が低すぎる」
伊織「はあ? アンタ自分の強みに気付いてないわけ? アンタと私で頂点に立てないわけないじゃない!」
P「いやいや……俺みたいな何の取り柄もないプロデューサーに何ができるんだ? せいぜいパスタを作るくらいだろ」
伊織「私のために、セーターもマフラーも編めるじゃない」
P「伊織ちゃんセーターでも作って売るのか?」
伊織「違うわよ、なんで分からないのよ! 私はアンタがいればいいって言ってんの! アンタが心の支えなの!」
P「お前な……心の支えくらいでトップアイドルになれると思うなよ! だいたいどっちかって言えば依存してるのは俺の方だろ!」
伊織「違うわよ! 私がアンタを頼ってるの!」
P「違うっての! 俺が伊織に……どう思います、音無さん!?」
伊織「小鳥!」
小鳥(爆発すればいいのに……)
終わり
P「トップアイドルは無理だろ……伊織は超ハイスペックだけど、プロデューサーの俺の能力が低すぎる」
伊織「はあ? アンタ自分の強みに気付いてないわけ? アンタと私で頂点に立てないわけないじゃない!」
P「いやいや……俺みたいな何の取り柄もないプロデューサーに何ができるんだ? せいぜいパスタを作るくらいだろ」
伊織「私のために、セーターもマフラーも編めるじゃない」
P「伊織ちゃんセーターでも作って売るのか?」
伊織「違うわよ、なんで分からないのよ! 私はアンタがいればいいって言ってんの! アンタが心の支えなの!」
P「お前な……心の支えくらいでトップアイドルになれると思うなよ! だいたいどっちかって言えば依存してるのは俺の方だろ!」
伊織「違うわよ! 私がアンタを頼ってるの!」
P「違うっての! 俺が伊織に……どう思います、音無さん!?」
伊織「小鳥!」
小鳥(爆発すればいいのに……)
終わり
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