春香「やっぱり私も普段どおり過ごすと思う」

千早「いきなり普段と違うことをするって結構難しいことだと思うわ」

春香「ねー」

春香「でももしマヤ暦の地球滅亡説が本当だったらこうやって千早ちゃんと一緒に事務所に行くのも今日で最後になっちゃうのかー...」

千早「そう考えると寂しいわね」

春香「この長い階段を上るのも最後になっちゃうかも....」

千早「それは最後になってもいい気がするわ」

春香「このビルエレベーター修理する気ないよね」

千早「かれこれ半年以上も壊れたままね。早く直してほしいわ」

ｶﾞﾁｬ

春香「おはよーございますっ！」

千早「おはようございます」

ｼｰﾝ....

春香「....あれ？誰もいないの？」

千早「全員そろってるじゃない」

春香「どうしたの？みんなテレビの前に集まって」

P「おお春香、千早。おそかったな...」

春香「プロデューサーさん？なんか顔色悪いですけど....」

P「とりあえずこれ見てくれ」

アナウンサー「明日巨大隕石が地球にぶつかって人類終了です」

春香「....え？」

千早「うそ....」

P「そういうことだ」

一同「......」

春香「......わっほい」

春香「わっほおおおおおおおおおおおおい！！！」

一同「！？」

春香「みんな今日一日で人生終わっちゃうんだよ？」

春香「だったら楽しく終わろうよ！」

春香「はっちゃけちゃおうよ！」

一同「！！」

真「......まこまこりん」

真「まっこまっこりいいいいいいいいいいいいいいいん！！！」

真「そうだよ！今日一日で地球は終わりなんだ！自分のやりたかったこと全部やろうよ！」

伊織「そうね。なにするか考えてたって仕方ないわ」

亜美「やりたくてもできなかったこと.....」

真美「今日だからできることっていっぱいあるよね！」

貴音「みんなで杭の残らない人生にしましょう」

美希「今日はお昼寝してる暇なんてないの！」

春香「よーっし！みんな！張り切ってはっちゃけるよー！」

春香「７６５プロー！」

一同「ふぁいとーおー！」

貴音「私は杭の残らないように食を堪能します！」

あずさ「貴音ちゃん私も混ぜて！もう体重なんて気にしないんだから！」

やよい「わたしもおなかいっぱいたべまーっす！節約だめ！ぜったい！」

美希「ハニイイイイイイイイイイ！チュウウウウウウウウウウウウウウウ！！」

P「ちょ、まっ」

春香「あーずるい！わたしもちゅううううううううううううううう！！」

小鳥「●●のまま死ねるもんですか！ＣＨＵＵＵＵＵＵＵＵＵＵＵＵＵＵＵＵＵ！！」

P「助けてー！」

響「はいさーい！いちちゃーびたが！いいーうわちち！わっさいぴーん！！」

千早「.....」ﾇｷﾞﾇｷﾞ

伊織「何で服脱いでるのよアンタ！」

千早「全裸で全力で歌うって素敵だと思わない？」

伊織「わからないわ.....」

千早「あおひいいいいいいいいいいいいいいいいいいとりひいいいいいいいいいいいいいいいい！！！」

伊織「......」

伊織「......///」ﾇｷﾞﾇｷﾞ

亜美「亜美キィ→ック！！」ﾄﾞｶﾞｼｬｰﾝ

真美「真美パァ→ンチ！！」ﾄﾞﾝｶﾞﾗｶﾞｯｼｬｰﾝ

亜美「この事務所を」

真美「火の海にしてやるZE!」

真「見て見て雪歩！この服超かあいいでしょ！...って雪歩？」

響「雪歩ならうぬ穴ぬしちゃんかいいるぞ！わっさいぴーん！」

＼ｱﾅﾎﾚﾃｼｱﾜｾﾃﾞｽｩ／

響「真しにちゅらかーぎーぞ！わーもうぬ服着ようかねぇ！わっさいぴーん！！」

真「なに言ってるかわからないよ...」

ﾜｰﾜｰｷﾞｬｰｷﾞｬｰ








ｶﾞﾁｬ

律子「あなたたちー仕事がはいったわよ....ってなんだこれ」

貴音「足りませぬ！足りませぬ！」

あずさ「プリンおいちいいいいいいいい！」

美希「ハア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ニ"イ"イ"イ"イ"イ"イ"イ"イ"イ"イ"イ"イ"イ"イ"イ"」

春香「美希っちょっ痛い痛い痛い！！」

小鳥「三十路直前独身女の意地いいいいいいいいいい！」

P「人類より俺の体が先に滅亡しそう」

伊織「やよいも全裸になりなさい！気持ちいいわよ！」

やよい「全裸....なんだかとってもたのしそうですぅ！」ﾇｷﾞﾇｷﾞ

千早「高槻さんかわいい！お持ち帰りしたい！」

真「雪歩ーでてきてよー！一緒にお姫様ごっこやろうよー！」

＼ﾔﾃﾞｽｩ!ﾜﾀｼﾊｷｮｳｲﾁﾆﾁｳﾏｯﾃﾏｽｩ!／

亜美「打ち上げ花火セット完了！」

真美「火つけるよ→！」

響「わっさいぴーん！わっさいぴーん！わっさいぴーーーーーーーーーん！！！」


律子「じ、事務所が.....」

～９６１プロ～

冬馬「マジで地球滅亡すんのかよ・・・」

翔太「マジみたいだね」

北斗「冬馬は何してすごすんだい？」

冬馬「いきなり自由に一日過ごしてもいいって言われてもな...」

翔太「迷っちゃうよねー」

北斗「いきなり休みになったから予定なんもないな」

冬馬「よっしみんなでゲームしようぜ！」

翔太「冬馬君人生最後の日をゲームでつぶしちゃうの？」

北斗「まあ冬馬らしいっちゃ冬馬らしいが」

冬馬「うるせえ！やることないだろ！」

北斗「暇だし俺は真ちゃんに会いにいってくる」

翔太「あ、それいいね！みんなで７６５プロにいこうよ！」

冬馬「どっちがアイドルとして上かはっきりさせてやるぜ！」

翔太「冬馬君今日くらいは仲良くいこうよ...」

～７６５プロ～

一同「私ナンバーワーン！」

一同「いぇいっ！」

春香「全裸でREADY!!きまったね！」

美希「全裸って気持ちいいの！」

貴音「普段とは違う格好をすることでなにか特別なものを得たような気がします」

あずさ「みんな素敵よ～」

やよい「うっうー！全裸ってとってもたのしいですぅ!」

伊織「ゃょぃヵゎぃぃゃょぃ」

千早「高槻さんの全裸高槻さんの全裸高槻さんの全裸.....」ﾊｧﾊｧ

春香「次なにしよっか！」

美希「ミキね、生っすかサンデーやりたいの！」

真「いいね！最期の生っすかサンデー！」

律子「いいわよ！ブーブーエススタジオは今無人だから好きにやっちゃいなさい！」

やよい「全裸でスマイル体操やりたいですぅ！」

伊織「そうと決まったらさっさとはじめましょう！」

P「みんなブーブーエススタジオに移動だ！」

一同「はーい！」

亜美「うあうあ→！まだ花火のこってるよ→！」

真美「もう全部一気に火つけちゃおっか」

亜美「そだね！」

真美「あでも、こうしてこうして.....」

亜美「ここをチョイチョイして....」

真美「よし！時限爆弾花火完成→！」

亜美「いつ爆発するかはランダムだよ→！」

～ブーブーエススタジオ～

春香「生っすかー！」

一同「サンデー！」

美希「今日は地球滅亡スペシャルだよ！アハッ☆」

千早「スペシャルということで今日は全員全裸でお送りします」

春香「最初のコーナーは....こちら！全裸チャレンジ！」

美希「これは響が全裸でチャレンジするコーナーなの」

千早「今日のチャレンジは全裸で寒中水泳...これ、我那覇さん大丈夫かしら...」

美希「響ー！時間ないから早速はじめるの！」

響『こ、うんぐとぅ真冬んかい海んかいいゆんなんてうかーさいぞ！は、はっさいぴーん！』

美希「響、なにいってるかわかんないの。つべこべ言わずにさっさとはじめるの」

響『くそっ、わーや完璧やくとぅくりくらいなんくるないさー！はっさいぴーーーん！！』

ﾊﾞｼｬｰﾝ

響『は、は、は、は、はっさいぴぃぃぃぃぃん！！』

美希「向こう岸まで泳げたらチャレンジ成功なの。がんばってねー」

～７６５プロ～

北斗「おっここだな」

翔太「はじめてきたけど小さい事務所だねー」

冬馬「電気ついてないな...誰もいないのか？」

翔太「でも鍵あいてるよ？」

ｶﾞﾁｬ

北斗「チャオ☆」

翔太「おじゃましまーす！」

冬馬「ってやっぱりだれもいねーじゃねーか！」

北斗「残念だね」

ﾁｯﾁｯﾁｯﾁｯﾁｯﾁｯﾁｯﾁｯﾁｯﾁｯﾁｯﾁｯ

冬馬「ん？何の音だ？」

ｶﾁｯｽﾊﾟﾊﾟﾊﾟﾊﾟﾊﾟﾊﾟﾊﾟﾊﾟｰｰﾝ

ﾋｭﾙﾙﾙﾙﾄﾞｶｰｰｰｰﾝ

冬馬「」

北斗「」

翔太「」

通りすがりの人「やだー！あの子達服が燃えて全裸になってるわ！」




高木「地球最期の日ってことだし、たまにはうちの事務所でもいいじゃないか」

黒井「最後の最後にこんな冴えない事務所に遊びに来ることになるとはな....」

高木「まあまあそんなこといわずに...ん？」

高木「事務所が燃えている.....」

黒井「ジュ、ジュピタアアアアアアアアアアアアアアアアアアア！！！！」ﾇｷﾞﾇｷﾞ

高木「な、なぜ服を脱ぐ！」

黒井「ジュピターが全裸なのだ！私も脱がなければ！」

高木「そ、そうか...では私も....」ﾇｷﾞﾇｷﾞ

～ブーブーエススタジオ～

春香「次のコーナーは？」

春香「特別企画！地球最期の日なのでぶっちゃけＭ＠Ｓ！」

千早「このコーナーは地球最期の日なので秘密にしてたことをぶっちゃけてすっきりしようというコーナーです」

美希「７６５プロ全員参加なの」

真「あれ？響はまだ泳いでるけど響抜きではじめちゃうの？」

律子「時間おしてるからしょうがないわ。ちゃっちゃとはじめちゃいましょ」

春香「さて、トップバッターはー....誰にしよう」

やよい「あ、じゃあ私からでいいですかー？」

やよい「わたし、実はビンボーじゃないんです！」

一同「！？」

やよい「昔はもう死ぬほどビンボーだったけど最近は売れてきたしお金もたくさんもらえるんですー！」

伊織「えっでも最近でもよくﾄｸﾊﾞｲｶﾞｰとかｾﾂﾔｸｰとか騒いでたじゃない！」

やよい「お金いっぱいあってもそういうのは大事かなーって」

やよい「わたし月に○○○万円かせいでるんですよー！」

美希「ミ、ミキよりおおいの....」

千早「黒い高槻さんかわいい....」

春香「いきなりすごいぶっちゃけたね...」

春香「さて、つぎいってみよー！」

美希「じゃあ次はミキがぶっちゃけるの！」

美希「ミキ、よくお昼寝してるじゃん？あれ全部寝た振りなの」

一同「えええええええ！」

美希「ミキね、あれ横になって休んでるだけで眠ってるわけじゃないんだよ」

あずさ「あ、あらあら～」

美希「だから、ミキが寝てるときにしたことは全部覚えてるんだよ」

美希「例えば真クンがミキの頭なでてくれてたり」

真「わぁーーーーーーーー！！」

美希「あずさがぎゅってしてくれたり」

あずさ「あらあら////」

美希「あ、あとでこちゃんが.....」


伊織『でこちゃんって呼ばれるの、意外と嫌いじゃないのよね....』


美希「なんてつぶやきながら髪の毛さらさらしてくれたこととか全部覚えてるの！」

美希「なんてつぶやきながら髪の毛さらさらしてくれたこととか全部覚えてるの！」

伊織「ちょっ何でそんなことまで覚えてるのよ！」

亜美「お→お→でこちゃん顔真っ赤だよ→」

春香「でこちゃんかわいいっ」

真「素直になっちゃえばいいのにでこちゃん」

伊織「で、でこちゃんゆーな！」

真美「そんなこといっちゃって、実はうれしいんじゃないの→？」

伊織「///////」

春香「どんどんいってみよーっ」

貴音「では次は私が....」

美希「貴音には秘密が多いからたのしみなの」

貴音「実は私、地球で生まれたものではありません」

一同「！？」

貴音「私、実は月からやってまいりました」

真美「な、なんてこったい...」

美希「貴音は普通の人とちょっと違うなとは思ってたけどこれは予想外なの...」

雪歩「四条さんが宇宙人でも私は好きですぅ」

貴音「月と頭の中で交信することもできるのですよ」

真「それはすごいや！」

亜美「お姫ちん→ちょっとやってみてよ→」

貴音「では....」

千早「四条さんが目をつぶったわ...」

春香「雰囲気でてるねぇ...」

貴音「ふむふむ...地球に隕石近づいていたから...どかしておいたと」

一同「えっ」

貴音「感謝いたします。私ももう少し地球に滞在できそうです...ふふっ」

春香「えーっと....これまずいんじゃない？」

美希「もう人生おしまいだと思ってはっちゃけすぎたの」

千早「これ、私たちみんな全裸だけど...」

P「ばっちり生放送されてるぞ」

一同「えっ」

響「わっさいぴーん....」


こうして「全裸アイドル」というものが流行った。
全裸アイドルの流行により、この世に服というものがなくなった。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　happy enｄ