1: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/08/21(木) 22:51:38 ID:q1UsyTTc

引用元: 司会「クイズ、藤村大河300の――ぬっ貴様何をするやm」 

 

 
2: 以下、名無しがゆっくりお送りします 2014/08/21(木) 22:52:50 ID:q1UsyTTc
冬木特設スタジオ

カレン「帰りましょう」

凛「着いて早々ぶっちゃけたわね、カレン」

士郎「あいつ前回アーチャーに成敗されたってのに、まだ懲りてないのか」

ランサー「つーか、待て。何だってオレらはこんな場所に連れて来られたんだよ」

凛「え? あ、その理由ならすぐに解るわ。ほら聞こえてくるでしょう?」

司会「あ、あ、ごほん。マイクのテスト中。本日はクイズ日和なり」

ランサー「・・・あー、なるほどな。言峰のクソつまんねぇ催しもんかよ」

カレン「私の方が向いているというのに、ダニ神父も自己主張が激しいですね」

3: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/08/21(木) 23:33:05 ID:q1UsyTTc
司会「藤村大河を、もっと知りたいー!」

士郎「うわ、藤ねぇのことかよ・・・って、ん? 今回はスタッフじゃないのか」

凛「士郎と私はともかく、カレンとランサーなんてほとんど答えられないでしょうに」

カレン「その通りですね。大河のことなんて、これっぽちも興味ありませんし」

ランサー「坊主んとこのねぇちゃんか? そんならオレも言うほど接点ねぇからなぁ」

士郎「二人はこんな調子だけど、それでも強行するんだろうな。言峰の奴・・・」

司会「クイズ、藤村大河300の――き、貴様何をするやm」ドタバタ

4: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/08/21(木) 23:36:16 ID:q1UsyTTc

凛「あら? いきなり声が途切れたわね。何かあったのかしら」

士郎「マシントラブルでも起こしたのか?」

カレン「段取りが悪いですね。ゲストを待たせるなんて虫ケラ以下の所業ですよ」

?「・・・大変失礼いたしました。ただいまより、放送を再開します」

ランサー「別に再開しなくても良いんだけどよ・・・てか、今の女の声誰だよ」

士郎「えっ、ちょっと待て。なんかやけに聞き覚えがあったんだが」

凛「き、聞き間違えじゃない? そんな馬鹿なことあるわけ・・・」

5: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/08/22(金) 00:31:54 ID:ITruzXwk

?「それと急遽、言峰神父に変わりまして・・・」

4人「・・・」

司会「このわたし、冬木の虎が司会を務めさせていただきます」

士郎・凛「やっぱりアンタかーっ!!!」

カレン「・・・おやまあ」

ランサー「なんだぁ? ねぇちゃんは問題じゃなかったのかよ、坊主」

士郎「こっちが聞きたいぐらいだよ!」

6: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/08/22(金) 00:38:00 ID:ITruzXwk
司会「改めまして・・・言峰綺礼を、もっと知りたいー!」

司会「言峰綺礼、300のことー!」

士郎「なんか言峰に変わってるし!」

凛「あのエセ神父のことなんか知りたくないわよ!」

カレン「同感ですね。ダニを研究する 癖などありませんから」

ランサー「こんなくだらねぇもんに付き合ってらんねぇよ」

ランサー「悪いけど、オレは帰らせてもらうぜ」スタスタ・・・カチッ

ランサー「あぁ?――ウギャー!」ドッカーン!

7: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/08/22(金) 00:50:38 ID:ITruzXwk

士郎「ランサーが死んだ!」

凛「この人でなし!」

カレン「あーらら、駄犬の丸焼きが出来上がってしまいましたね」

ランサー「・・・」プスプス

司会「ちなみに、その周辺一帯の床には地雷がしかけてあります」

司会「無闇に帰宅しないよう心掛けてください」

士郎「ふ、藤ねぇ、俺たちを帰さないつもりだ・・・」

凛「なんてことなのよ。これじゃあ、まだ言峰の方が良心的に思えるじゃない・・・」

カレン「おや。思わぬところで報われていますね、極悪神父」

8: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/08/23(土) 02:48:06 ID:5A/tAwD2

カレン「しかし・・・ウフフ。ちょっとだけ大河のことを見直しました」

凛「この残虐非道のどこに見直す要素があるっていうのよ!」

司会「解答者が一人減ってしまったため、予備の解答者にお越しいただいております」

士郎「予備の解答者って・・・さ、桜!?」

桜「・・・私、別に皆勤賞を狙ってるわけじゃないのに」

凛「藤村先生、たぶんランサーが死ぬことを読んでいたんだわ。なんて恐ろしい人」

カレン「これで役者は揃った、と受け取ってよろしいのですか、大河?」

司会「皆様、解答席にお座りください」

カレン「・・・無視?」

9: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/08/23(土) 02:49:46 ID:5A/tAwD2

司会「第1問、綺礼の誕生日は?」

凛「ねぇ、やっぱり優勝者って言峰と二人きりの権利なのかしら?」

士郎「うわ、死んでも御免の賞品だな・・・」

カレン「逆に失格神父に死んで欲しいですね」

桜「私、わざと間違えちゃおうかな」

司会「やる気がないと判断された場合、解答席に電流が流れます」

10: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/08/23(土) 02:51:09 ID:5A/tAwD2

士郎「・・・藤ねぇ、抜かりないな」

カレン「ですが、私好みの趣向ですね。ちょっと興奮してきました」

凛「アンタ、SかMかはっきりしなさいよ」

カレン「ダブル属性ですが、何か?」

桜「さらりとすごいカミングアウトしましたね」

司会「解答オープン」

士郎:わからない

凛:12月28日

桜:わからない

カレン:12月28日

11: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/08/23(土) 02:52:27 ID:5A/tAwD2

凛「はぁ、何で私あんな奴の誕生日なんて知ってるのかしら・・・」

士郎「あれでも一応、兄弟子なんだろ? そりゃ知っててもおかしくないだろ」

桜「でも正解するたびに、言峰神父に近づいていきますよね」

カレン「汚らわしい老害とラブラブタイムなんて、カレンちゃんマジ耐えられない」

カレン「あ、でもラブリンタイムだったら優勝は凛に決まりですね。おめでとうございます」

凛「やめんかキモイ!」

桜「ラブリンタイムにならないでしょうか・・・」

士郎「桜、思っててもそれは言っちゃ駄目だ」

カレン「・・・おや? いつの間にかモニターに言峰神父が映っていますね」

12: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/08/23(土) 02:53:57 ID:5A/tAwD2

言峰「くっ、まさかこの私が不覚を取るとは・・・」

バーサ―カー「・・・」

言峰「そしてバーサ―カーの膝の上で恋人抱きされるとは・・・眩暈がしてきた」

イリヤ「コトミネ、貴方の誕生日を教えなさい?」

言峰「イリヤスフィール、貴様も奴とグルだったのか。この屈辱ただで済むと・・・」

イリヤ「早く答えないと、バーサ―カーに大好きクラッシュされるわよ?」

バーサ―カー「■■■■!!!」

言峰「うおやめて、そこぎっくり腰!!!」

13: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/08/23(土) 02:55:24 ID:5A/tAwD2

言峰「・・・はぁ、はぁ・・・くっ。私の誕生日は、12月28日だ」

司会「凛、カレン、正解~」

カレン「こ・・・恋人、抱き・・・」プルプル

凛「だ、大好きクラ・・・うっ、ぷふ」

桜「・・・ぎ、ぎっくり腰」ウプフ

士郎「く、くふ・・・こ、言峰の奴、俺たちを笑い死にさせる気かよ・・・」

14: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/08/23(土) 05:42:13 ID:5A/tAwD2

司会「第2問、綺礼の血液型は?」

カレン「誰が好き好んで、ダニの血液型なんて書かなければならないのかしら・・・」

凛「あー、答えたくないわー」

司会「解答オープン」

士郎:A型

凛:B型

桜:O型

カレン:B型

15: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/08/23(土) 05:43:00 ID:5A/tAwD2

士郎「それでも当てるしかない宿命なんだよな」

桜「おかげで私たちが優勝候補から消えてラッキーですけどね」

凛「・・・桜、あとで覚えてなさいよ」

イリヤ「ねぇコトミネ、コトミネの血液型は?」

言峰「私の血液型はB型だ。それよりも、せめてこのバーサ―カーをどうにk」プツン

司会「凛、カレン、正解~」

カレン「憐れですね。ついでに中継も切られて・・・プフ、本当に惨めな姿」

凛「まっ、普段から悪乗りが過ぎるし、これぐらいはちょうど良い天罰でしょう」

16: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/08/23(土) 05:43:34 ID:5A/tAwD2

司会「第3問、綺礼の所属する組織は?」

士郎「おっ、俺でも解る問題来たな。答えたいかどうかは別として・・・」

桜「こんなことなら、神父さんが司会の方がまだ良かったです」

凛「ええ。けどあんな奴のことを求める日が来るなんて、私も落ちたものね」」

カレン「貴方たち、その薄汚い口を開いていないでさっさと書きなさい」

士郎「なぜに今毒舌?」

司会「解答オープン」

士郎:聖堂教会

凛:聖堂教会

桜:聖堂教会

カレン:聖堂教会

17: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/08/23(土) 05:44:11 ID:5A/tAwD2

カレン「満場一致したところで、早くモニターを映してください」

士郎「おいカレン、お前何で急にそんな焦って・・・」

カレン「フィッシュ!」シュルシュル

士郎「ふごっ!」グルグル

凛「ちょっと、カレン。いきなり士郎を簀巻きにしてどうしたのよ?」

カレン「お黙りなさい、凛。年中無休で寄付金を催促しますよ」

凛「死んでも願い下げよ!」

桜「もしかして、言峰神父の醜態を早く見たいのでは?」

カレン「おや、よく解っているじゃありませんか。さすがは、まっくろくろすけですね」

桜「誰が黒い桜ですか! 今のところ大丈夫です!」

士郎「・・・今のところなのか、桜」

18: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/08/23(土) 05:44:55 ID:5A/tAwD2

イリヤ「コトミネの所属してる組織は?」

言峰「ふん、そんなもの私が言うまでも・・・バーサ―カー、腹はやめろ」グググ

バーサ―カー「・・・?」

言峰「朝食の麻婆が出てきてしまうぞ?」フッ

バーサ―カー「・・・!?」アセアセ

言峰「・・・解ればよろしい。それで私の所属だったな。無論、それは聖堂教会だ」

司会「全員正解~」

カレン「あのままペシャンコになれば良かったのに・・・目が穢れますけど」

凛「言峰の奴ずいぶん落ち着いているわね。バーサ―カーが気にならなくなってきたわ」

桜「それは良いんじゃないですか? 私、笑い死にはしたくありませんし」

士郎「言峰に笑い殺されるとか、人生最大の汚点だな・・・」

・・・・・・・・・・・・

19: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/08/23(土) 05:46:22 ID:5A/tAwD2

司会「第10問、綺礼の父親の名前は?」

士郎「これも知らないな。というか、俺が答えられる問題ほとんどなさそうだぞ」

桜「私も先輩と同じような感じです。それに比べて、お二人は・・・」

凛「あぁもう、あいつの父親の墓参りなんてしなきゃ良かったわ」

カレン「凛、その台詞は死者に対する冒涜ですよ?」

凛「知ったこっちゃないわよ。てか、アンタもよくそこまで言峰のこと知ってるわね」

カレン「・・・知りません。失格神父のことなど、素粒子ほども知りません」ムスッ

桜「急にカレンさんが怒っちゃいましたね」

士郎「そりゃ、言峰なんかのことに詳しいとか言われればな・・・」

カレン「・・・うるさいですよ、そこのクテュルフとフェイカー」

20: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/08/23(土) 05:47:05 ID:5A/tAwD2

司会「解答オープン」

士郎:わからない

凛:言峰璃正

桜:わからない

カレン:言峰璃正

凛「ふと思ったけど、これ言峰がわざと間違えれば誰も正解しないんじゃない?」

桜「確かに、いつもの神父さんなら平気で嘘吐きそうですけど・・・今は」

士郎「麻婆の四散するとこなんか見たくないぞ」

イリヤ「コトミネ、貴方の父親の名前は?」

言峰「父の名は言峰璃正だ」

言峰「前回の聖杯戦争の折に亡くなってしまったが、主に忠実な偉大な父だったよ」

司会「凛、カレン、正解~」

21: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/08/23(土) 05:47:41 ID:5A/tAwD2

士郎「あいつでも、親父が死んで悲しいと思うのかな?」

凛「それはない。天地がひっくり返ってもありえないわね」

桜「血も涙もなさそうな方ですしね」

カレン「きっと誰が死んでも本当に死を悼みはしないはずです・・・きっと」

士郎「カレン?」

カレン「何ですか、雄犬。私に発 真っ盛りですか? 視 して達しました?」

士郎「ああいや・・・別に何でもない」

・・・・・・・・・・・・

22: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/08/23(土) 05:50:08 ID:5A/tAwD2

司会「第15問、綺礼の趣味は?」

凛「これはちょっと難しい問題ね」

士郎「言峰に趣味なんかあるのかよ・・・」

司会「解答オープン」

士郎:運動

凛:サーヴァントいじり

桜:スーツの試着

カレン:ワイン収集

23: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/08/23(土) 05:50:40 ID:5A/tAwD2

士郎「桜、なんだそりゃ」

桜「実はこの前、神父さんが紳士服屋さんに入るところを見ちゃったんです」

桜「そこでスーツを熱心に見ていて・・・ついに、試着室へと」

凛「ちょ、ちょっとたんま。桜、それほんとにあいつだったの?」

桜「はい。しっかりとこの目で見たので間違いありません」

カレン「コナカ? 青山? どちらにしても、これは良いネタが拾えました」

士郎「まさか前に遠坂に騙されたのをきっかけに、そのままハマっちまったのか?」

凛「ぶ、ふふ・・・や、やばい、思わぬところでアイツの弱み見つけちゃったわ」

24: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/08/23(土) 05:51:26 ID:5A/tAwD2

イリヤ「ねぇ、コトミネの趣味ってなんなの?」

言峰「それは娯楽のことか? 生憎と、私にそんなものなくてね」

言峰「いっとき気まぐれにワイン集めをしていた時期もあったが、もう昔の話だ」

司会「カレン、正解~」

士郎「よく知ってたな、カレン」

カレン「今も腐れ神父の部屋でワインが大量に保管されていますから」

桜「腐ってると発酵をかけたんですか?」

カレン「え・・・そ、そんなわけありません。おふざけも大概にしなさい、桜」ポッ

凛「かけてたのね・・・ふふ、照れちゃって」

・・・・・・・・・・・・

25: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/08/23(土) 05:52:02 ID:5A/tAwD2

司会「第39問、綺礼の好きな    のサイズは?」

士郎「ぶっ!?」

桜「ふ、不健全です!」

凛「男にはみんな訊くつもりらしいわね・・・」

カレン「・・・」チラ

司会「解答オープン」

士郎:普通くらい

凛:巨 

桜:貧 

カレン:小さめ

26: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/08/23(土) 05:52:58 ID:5A/tAwD2

士郎「ま、まあ言峰も男なら自然と普通って答えそうだが」

桜「でも神父さんって、どこか  コンのイメージがありますよね」

凛「カレンは、そう書いた根拠とかあるの?」

カレン「いえ、特にはありません。強いて言えば、凛のサイズでしょうか」

凛「・・・あぁん?」

士郎「と、遠坂、目付き悪いぞ・・・」

桜「そう言えば神父さん、姉さんによくお洋服とかあげていたんでしたっけ」

カレン「セクハラ神父は凛のことを愛しているのです。祝福してさしあげますわ」

凛「ええいやめんか気色悪い! 言峰アンタ、小さいの好きとか言ったらブッコロス!」

士郎「さり気なく理不尽だな・・・」

27: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/08/23(土) 05:53:31 ID:5A/tAwD2

イリヤ「コトミネに好きな    の大きさとかあるの?」

言峰「まさか私がこの質問に答える破目になろうとは・・・」

言峰「だがあえて言おう。神の御名に置いて、全ては平等だと」

言峰「ゆえに質量など関係ない。それでも強いて言うのなら、それは愛した女の大きさだ」

司会「全員不正解~」

ブブーッ

凛「●●神父のくせに、カッコつけてるわね」

士郎「やばい。あんな奴が格好良いとか思ってる俺、どうかしてるぞ」

カレン「・・・おかしいですね。ダニ神父ならこう答えると思ったのですが」ムネサスサス

桜「(もしかしてカレンさん、自分の大きさ書いたのかな?)」

・・・・・・・・・・・・

29: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/08/23(土) 15:00:29 ID:5A/tAwD2

司会「第68問、この4人の中で・・・」

士郎「そういや藤ねぇも、俺たちに変な問題答えさせて楽しんでるのか?」

桜「どうなんでしょう? 藤村先生なら、ありえないこともなさそうですけど」

司会「・・・」

凛「急に溜めたわね。さっさと言いなさいよ」

カレン「緊張感を持たせる。司会者としては当然の務めですね、うざいですが」

30: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/08/23(土) 15:01:17 ID:5A/tAwD2

司会「一番、不潔だと思っているのは?」

凛「この4択も安定してるわねぇ・・・」カキカキ

桜「他の問題にしてくれないんでしょうか・・・」カキカキ

カレン「自分が解答者でなければ好きな質問なのですけど・・・」カキカキ

士郎「お前ら、文句言いながらもペンの動き早いときあるよな」

司会「解答オープン」

士郎:遠坂

凛:カレン

桜:カレンさん

カレン:間桐桜

31: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/08/23(土) 15:01:51 ID:5A/tAwD2

凛「士郎、現世に言い残したことはあるかしら?」ゴゴゴゴ

士郎「い、いや俺は言峰の気持ちを読んでだな・・・」アセアセ

カレン「確かに私の身体は穢れていますが、それ以上に桜の方が汚染されていそうです」

桜「せ、先輩の前でそういうこと言わないでください!」

イリヤ「コトミネ。難しいと思うけど、あの4人の中で一番不潔だと思うのはだれ?」

凛「ちょっとどういう意味よ、イリヤ!?」

言峰「ふむ。実に甲乙付け難い接戦だが・・・一人だけ挙げるならば、やはりあの修道女だ」

司会「凛、桜、正解~」

桜「なんか選ばれなくても、素直には喜べませんね・・・」

カレン「うふふ。ダニ神父、あとで超強力殺虫剤を眼球に吹き付けてあげますよ」

・・・・・・・・・・・・

32: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/08/23(土) 15:03:26 ID:5A/tAwD2

司会「第78問、綺礼が一番強いと思っているサーヴァントは?」

ランサー「こんなの、オレしかいねぇだろ」フッカツ

凛「ラ、ランサー、貴方生きていたの!」

カレン「外道神父がゴキブリなら、駄犬の生命力はゾウムシ並みですね」

ランサー「んだよ、ゾウムシって。てか、サーヴァントが現代兵器で死ぬわけねぇだろ」

桜「その設定まだ生きていたんですか」

士郎「戦闘続行スキルは伊達じゃないな・・・」

ランサー「まー、オレは観客席で見てるから、お前ら頑張れよ」

カレン「マスターの不幸を見学ですか? 良いご身分になったものね、犬」

ランサー「別にオレがすることねぇだろ・・・てか犬って言うな!」

33: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/08/23(土) 15:04:26 ID:5A/tAwD2

司会「解答オープン」

士郎:ギルガメッシュ

凛:ギルガメッシュ

桜:ギルガメッシュさん

カレン:ギルガメッシュ

ランサー「ちっ、しけてんなぁ。あんな馬鹿のどこが強いんだか・・・」

桜「でもランサーさん負けてますよね」

カレン「負け犬ですからね。ゲイボルグも必中のくせに、ほとんど殺せていませんし」

凛「確かに負けてばっかだけど、こればかりは仕方ないわ。運が悪かったのよ、たぶん」

ランサー「・・・なあ、オレを泣かせても良いことないんだぞ?」

34: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/08/23(土) 15:05:00 ID:5A/tAwD2

イリヤ「コトミネ、コトミネが一番強いと思うサーヴァントは?」

言峰「英雄王一択だろうな。無論、あの慢心さえなければの話だが」

司会「全員正解~」

桜「ほとんどチャンス問題でしたよね」

凛「まあねぇ」

カレン「楽勝でした」

士郎「・・・いつの間にか正解することに酔ってるな、こいつら」

ランサー「優勝しても野郎と二人っきりなのになぁ」

女3人「・・・」ギロリ

ランサー「あれ、オレ間違ったこと言ってないよな? 何で睨まれてんのこれ?」

・・・・・・・・・・・・

35: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/08/23(土) 15:10:42 ID:5A/tAwD2

司会「第100問、綺礼行きつけの店とそこで頼む料理は?」

凛「100問目にしてついに出たわね。思い出すだけで舌が痺れてきたわ」

桜「そ、そんなに凄かったんですか?」

凛「アンタも食べてみれば判るわよ。それと、あの中毒性もね」

司会「解答オープン」

士郎:泰山の麻婆

凛:泰山の激辛麻婆

桜:泰山の麻婆豆腐

カレン:泰山の激辛麻婆

36: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/08/23(土) 15:12:05 ID:5A/tAwD2

士郎「げ、激辛かよ。あそこのだったら甘口でも死にそうなのに・・・」

凛「士郎って馬鹿? 甘口なんてあるわけないじゃないのよ」

士郎「えっ、でもメニュー表にはちゃんと・・・」

カレン「甘口という名の激辛。激辛という名の地獄ですよ」

桜「カレンさんも食べたことあるんですか?」

カレン「・・・ダニ神父の好むものなど、食べるわけありません」プイッ

イリヤ「コトミネがよく行く店と、そこで食べる料理は?」

言峰「紅洲宴歳館、泰山の激辛麻婆を置いて他にない」

司会「全員正解~」

37: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/08/23(土) 15:12:38 ID:5A/tAwD2

凛「・・・そういえば、さっきからランサーが客席で震えているわね」

桜「汗だらだらですね」

ランサー「麻婆は嫌だ・・・麻婆は嫌だ・・・」ガタガタ

カレン「後で泰山に連れて行ったら面白いことになりそう。というか連れて行きます」

士郎「ランサー、何があった・・・」

ランサー「麻婆は嫌だ・・・」ガタブル

・・・・・・・・・・・・

38: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/08/23(土) 15:22:54 ID:5A/tAwD2

司会「第123問、綺礼の得意技は?」

士郎「得意技か。そういやアイツ、普通の人間とは思えない動きするよな」

凛「なんせバリッバリの代行者だもの。あの強さだけは認めざるを得ないわ」

カレン「それでも聖堂教会の中には、極悪神父をも凌駕する腕の持ち主がいますけどね」

桜「その人たち、もう人間やめていそうですね」

凛「・・・桜が言うと、妙に説得力あるのが怖いわー」

司会「解答オープン」

士郎:八極拳

凛:黒鍵投擲

桜:黒鍵

カレン:洗礼詠唱

39: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/08/23(土) 15:23:32 ID:5A/tAwD2

凛「あらカレン、意外なところ突いてきたわね」

カレン「ええ。失格してはいますが、あんな害虫でも無量大数歩譲って神父ですし」

凛「たぶん、それ譲ってないわよ・・・」

イリヤ「コトミネ、貴方の得意技ってなに?」

言峰「それは戦闘面に限ったことだけなのかな、イリヤスフィール」

イリヤ「えっ、ちょっと待って」

カンペ

イリヤ「えーっと・・・特に、そういう指定はないみたいよ」

言峰「なるほど、それなら話は早い」

言峰「私の魔術特性は「傷を開く」こと。ゆえに治癒魔術は得意分野だ」

40: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/08/23(土) 15:24:03 ID:5A/tAwD2

司会「全員不正解~」

ブブーッ

凛「チッ、そっちもあったか」

カレン「盲点でしたね。ですが極悪神父のくせに、真面目に答えないでください」

士郎「いや真面目に答えなきゃ、バーサーカーに殺されるだろ」

桜「そうでした。いちいち恰好つけてますけど、神父さん今は恋人抱きされてましたね」

凛・カレン「・・・」プフ

士郎「や、やばい、せっかく慣れてたのにまた腹筋が・・・」フフッ

・・・・・・・・・・・・

41: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/08/23(土) 15:24:45 ID:5A/tAwD2

司会「第141問、綺礼が4人の中で・・・」

凛「なんか展開読めたわー」

桜「どうせ、あれしかないでしょうしね」

司会「一番、二人きりになりたくないのは?」

士郎「藤ねぇも一応、言峰の考えた問題に忠実なんだな」

カレン「これは逆に選ばれたい問題ですね」

司会「解答オープン」

士郎:衛宮士郎

凛:間桐桜

桜:遠坂凛

カレン:カレン・オルテンシア

42: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/08/23(土) 15:25:18 ID:5A/tAwD2

桜「姉さん、念の為に訊きますけど理由はなんですか?」ムッ

凛「アンタこそ、私を選んだ理由はなにかしら、桜?」イラッ

凛・桜「・・・ふんっ」プイ

士郎「素直に自分の名前書けば良かっただろうに」

カレン「まったくですね。姉妹の醜い争い、あぁなんと愚かしいものでしょう」

士郎「その割には、カレン。顔が笑ってるぞ」

カレン「貴方の眼球は腐っているのですか? 付け替えをお勧めしますよ」

士郎「いや腐ってないから」

43: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/08/23(土) 15:25:55 ID:5A/tAwD2

イリヤ「ねぇコトミネ、あの4人で一番二人きりになりたくないのはだれ?」

言峰「そうだな。仇敵の息子である衛宮士郎と二人きり、というのは些か気まずい」

言峰「だが、あの陰湿シスターと一緒というのも御免こうむりたい」

言峰「そして凛に関しても、私に対する拒絶感が半端ない」

イリヤ「つまり?」

言峰「ぶっちゃけ間桐桜だな。あの娘には心臓潰されたことあるし」

司会「凛、正解~」

44: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/08/23(土) 15:26:25 ID:5A/tAwD2

士郎「・・・心臓潰された?」

桜「せ、先輩、真剣に考えないでください! たぶん神父さん、ぼけてるんですよ!」

凛「そ、そうよね。心臓なかったら、あそこにいないものね」

カレン「イカ娘さん、意外とエグイことしてらっしゃるのね。もっとやりなさい」

桜「だからあれは間違いなんですー!」

・・・・・・・・・・・・

45: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/08/23(土) 15:28:21 ID:5A/tAwD2

司会「第150問」

凛「やっと半分ね・・・はぁ、疲れたわぁ」

桜「姉さん、まだ疲れるのは早いですよ」

士郎「これ終われば昼だったよな」

カレン「士郎はいつもお弁当を持参していましたよね。糖質たっぷりですか?」

士郎「何で知ってるんだよ。あと悪いけど、今日は用意してきてないんだ」

凛「えっ、ないの士郎?」

士郎「すまん。今朝はちょっとドタバタしてて・・・」

桜「先輩を責めちゃ駄目ですよ、姉さん。今日はみんなでどこか食べにいきましょう」

46: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/08/23(土) 15:30:28 ID:5A/tAwD2

司会「綺礼の日課にしていることは?」

士郎「問題は普通だけど、さっぱり判らんな」

凛「でもあいつ神父じゃない。それを考慮したら、一つぐらいは思いつくでしょ?」

桜「姉さん、それけっこう際どいヒントじゃありませんか?」

カレン「・・・墓暴き?」

凛「問題ないんじゃない? シスターがアホなこと言ってるんだし」」

司会「解答オープン」

士郎:祈り

凛:神への祈り

桜:お祈り

カレン:主への祈り

47: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/08/23(土) 15:31:00 ID:5A/tAwD2

桜「なんだかんだ、カレンさんまともなこと書いてますね」

カレン「冗談を本気にするなんて、貴女の脳みそはランサー以下ね」

ランサー「うぉい! 久々にオレの名前出したと思ったらそれかよ!」

士郎「あ、ランサーのことすっかり忘れてた」

イリヤ「コトミネ、日課にしてることってある?」

言峰「この冬木に派遣されて以来、教会の掃除は欠かしたことがない」

司会「全員不正解~」

ブブーッ

48: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/08/23(土) 15:31:32 ID:5A/tAwD2

士郎「なぜだろう。問題が進む度に、言峰に対する好感度が上がってる気がする」

凛「まあ性格はクズだけど、仕事だけはきっちりする奴だしね」

桜「ほんの少し、神父さんのこと見直しそうです」

カレン「・・・ふん。つまらない人たち」

士郎「何はともあれ、これで昼休憩に・・・」

司会「第151問」

4人「!?」

50: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/08/23(土) 17:18:40 ID:5A/tAwD2

凛「ちょっと、どうして問題が続いてるのよ?」

桜「そ、そうですよ。いつもならここでお昼休憩のはずなのに」

司会「なお、今回は昼休憩なしで進行いたします。予めご了承ください」

士郎「了承取るのおそ!」

カレン「うふふ、大河。貴女、ダニ神父以上の外道さを秘めていますね」

司会「その代わりといたしまして」

司会「優勝者には言峰綺礼と二人きりで、麻婆食べ放題の権利が与えられます」

凛「そんなオマケいらねー!」

桜「まさか兵糧攻めをしてくるなんて・・・」

士郎「ここにセイバーがいなくて良かった・・・」

司会「いったん、ここで途中経過をお知らせします」

51: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/08/23(土) 17:19:39 ID:5A/tAwD2

・・・・・・・・・・・・

ここまでの正解数

士郎:6問

凛:59問

桜:8問

カレン:63問

凛「・・・2位とか鬱だー」

カレン「・・・どうして私がトップなんでしょうか」ムスッ

桜「二人とも、言峰神父のファンみたいですね」

士郎「桜、それは言ってやるな・・・」

ランサー「つーかさ、オレは別に昼食いに行っても良んじゃね?」

凛「ランサー、貴方一人だけ逃げる気!」

52: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/08/23(土) 17:21:20 ID:5A/tAwD2

カレン「私は別に構いませんよ。犬が犬らしく尻尾振って逃げたとしても」

ランカー「誰が犬だコラ!」

カレン「ほら駄犬、主人を置いて行きなさい。惨めったらしく逃亡なさい」

ランサー「くっ、マスターにそんな言い草されちゃ、男として背は向けらんねぇな」

桜「でも良いんですか? ただの道連れになりますよ」

ランサー「構うもんか。それに第一どっかの騎士王じゃねぇんだ」

ランサー「もともとサーヴァントは、飯食わなくても大丈夫なよう身体ができてんだよ」

桜「あ、そんな設定もありましたね」

凛「セイバー見てると、そんなの忘れちゃうわよね」

士郎「セイバーは良いんだよ。あいつ、食べてるときすごく幸せそうなんだから」

カレン「貴方も幸せそうね、衛宮士郎。・・・見ていて虫唾が走るほどに」プイッ

53: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/08/23(土) 17:22:00 ID:5A/tAwD2

司会「綺礼が一番好きなマスターは?」

凛「そこはかとなく気色悪い質問ね・・・」

カレン「たとえごく潰し神父とアダムとイブになっても、選ばれたくありませんね」

桜「もし男の方を選んだらそれって・・・」

士郎「桜やめろ。なんか知らんが聞きたくない」

司会「解答オープン」

士郎:遠坂

凛:間桐慎二

桜:葛木先生

カレン:間桐慎二

54: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/08/23(土) 17:22:36 ID:5A/tAwD2

士郎「あいつ、慎二のこと選ぶか?」

凛「金ピカをサーヴァントにさせるぐらいだし、ありえないことじゃないわ」

凛「てか、どうして私を選ぶのよ、士郎・・・」

士郎「だってあいつ、最初は遠坂のこと聖杯戦争に勝たせようとしてたじゃないか」

桜「姉さん、好かれてますね。・・・ラブリンタイム、ふふ」

凛「好かれてないわよ! だいたい、桜のそれは何!」

桜「前に神父さん、葛木先生と打ち合っていたので」

カレン「どれも可能性としてはありそうね。まあ私を選ばなければそれで良いのだけど」

55: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/08/23(土) 17:23:15 ID:5A/tAwD2

イリヤ「コトミネ、一番好きなマスターはだれ?」

言峰「酷く語弊が生まれそうな質問だが、必ず選ばなければならないのだろう?」

イリヤ「もちろんよ」

言峰「そうか・・・であれば、お前。イリヤスフィールを選ぶとするか」

イリヤ「・・・え?」

4人「・・・え?」

言峰「・・・?」

イリヤ「・・・・・・・・・・・・ろ」

言峰「ふむ?」

イリヤ「  コン親父がいるわーーーーーーーーー!!!!!!!!!!」

56: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/08/23(土) 17:23:57 ID:5A/tAwD2

言峰「ま、待て何を誤解している。私がお前を選んだのは暗に・・・」

イリヤ「き、危険だわこの 犯罪者! これはもう処刑しかないわ!」

言峰「だから違う話を聞け!」

言峰「私が貴様を選んだのはあれの器だからであり、それ以外の感情など抱いて・・・」

イリヤ「やっちゃえ、バーサ―カー!」

バーサ―カー「■■■■■■■■■!!!」

言峰「ぐおおおおお!!! 麻婆に光あれええええええええええええええ!!!」

・・・プツリ

4人「(・・・死んだ)」

・・・・・・・・・・・・

57: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/08/23(土) 18:33:55 ID:5A/tAwD2

司会「第187問、綺礼が好きな花の色は?」

桜「あ、ちょっとだけ可愛いらしい問題です」

凛「あいつに花を愛でようなんて感性があるとは思えないけどね」

司会「解答オープン」

士郎:黒

凛:黒

桜:黒

カレン:白

士郎「見事に真っ黒だな。けど、カレンだけ違・・カレン?」

カレン「・・・」

58: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/08/23(土) 18:34:47 ID:5A/tAwD2

凛「どうしたのよ? 急に黙り込んじゃって」

桜「もしかして、昼食を抜いて気分が悪くなったのですか?」

カレン「・・・いえ、何でもありません」

ランサー「マスター、トイレぐらいなら虎のねぇちゃんも許して・・・ふげ!?」グルグル

カレン「はしたないですね、●●。自分が片足挙げて催してみてはいかが?」

ランサー「ふごふごー!」(犬じゃねぇー!)

士郎「けどカレン、調子悪いなら休ませてもらえよ。無理はよくないぞ」

カレン「だから違います、士郎。ただちょっとだけ・・・考え事をしていただけです」

59: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/08/23(土) 18:35:27 ID:5A/tAwD2

イリヤ「コトミネに好きな花の色とかあるのかしら?」

言峰「花壇の世話はしているが、特に好きな花があるというわけではないな」

イリヤ「じゃあ、答えはないってことでオッケー?」

言峰「ああ、それでよければそうして・・・ああいや、少し待ってくれ」

イリヤ「何かしら?」

言峰「・・・そう言えば、遠い昔。たった一度だけ白い花に惹かれたことがあった」

イリヤ「あら意外ね、コトミネ。貴方がそんなこと思うなんて」

言峰「その頃は私もまだ不安定でね。あの枯れかけた花が酷く尊いものに見えたのだよ」

言峰「しかし今は過去。以来、花になど興味はないし、これは答えにしなくてもいい」

言峰「ただ・・・そんな思い出がこの私にもあった、というだけのことだ」

60: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/08/23(土) 18:36:38 ID:5A/tAwD2

司会「カレン、正解~」

凛「へえー、言峰が白い花にねぇ」

桜「あの神父さんが・・・意外です」

士郎「あいつが花に惹かれたなんて、まったく想像できないな」

カレン「ですね。私の答えと一緒だなんて甚だ不愉快です。もう死んでください」

凛「じゃあ何で書いたのよ?」

カレン「面白そうなので、一番あり得なさそうなものを書きました」

士郎「やる気ないと電流くるんだろ? 今回は当たったけど、あんま変なの書くなよ」

カレン「判っています。この私に指図などしないでください、雄犬風情が」

士郎「いやそこで怒るなよ」

カレン「良いから黙りなさい。・・・意味などないのですから」

・・・・・・・・・・・・

61: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/08/23(土) 18:46:59 ID:5A/tAwD2

司会「第192問、二択問題です」

凛「舐めてたわー。今回二択なんてないと思ってた」

士郎「頼むから俺のこと出すなよ、藤ねぇ・・・」

司会「ランサーとギルガメッシュ、空爆されても良いのはどっち?」

カレン「おやまあ、なんとも残虐な質問を出すのね、大河。ますます愛おしいわ」

桜「あれ? そういえばランサーさんの姿がありませんね」

士郎「そういや、また存在忘れてたけど、飽きて帰ったのかな?」

凛「ちっ、逃げたか」

カレン「マスターを見捨てるなんて酷い飼い犬。次会ったら去勢しないといけませんね」

62: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/08/23(土) 18:47:52 ID:5A/tAwD2

司会「解答オープン」

士郎:ギルガメッシュ

凛:ギルガメッシュ

桜:ギルガメッシュさん

カレン:ギルガメッシュ

士郎「・・・なぜにみんな英雄王なのか」

凛「だって」

桜「あの人」

カレン「うざい」

士郎「そして謎の連帯感・・・まあ、あいつだから良いけどさ」

63: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/08/23(土) 18:48:24 ID:5A/tAwD2

イリヤ「ねぇコトミネ、ランサーと金ピカのどっちが死んだら嬉しい?」

士郎「イリヤ! 女の子がそんな言葉遣いしたら駄目だぞ!」

凛「ロリっ娘の悪意が籠ってるわね・・・」

言峰「あの二人では、か。さて悩ましいところだが・・・そうだな」

言峰「ランサー・・・と普段ならば答えていることだろう」

言峰「しかしそれでは興に欠ける。ゆえに今回はあえてギルガメッシュを選択しよう」

イリヤ「はーい、解答いただきましたぁ!」

司会「それでは、実際にAUOを空爆していただきましょう」

64: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/08/23(土) 18:49:00 ID:5A/tAwD2

凛「はぁ? 何言ってるのよ、あの人は」

士郎「おい、モニターが切り替わったぞ」

桜「あれは・・・ランサーさんとギルガメッシュさん?」

カレン「あら、お二人とも柱に括り付けられていますね・・・ふふ、無様なこと」

ランサー「何だってオレらがこんな目に遭ってんだよ!」

ギルガメッシュ「雑種如きが、我にこのような屈辱を!」

士郎「あいつらの上にいるのは・・・鳥?」

凛「鳥ね。どう見ても鳥ね」

桜「しかも、お尻をギルガメッシュさんの頭にロックオンしてます」

カレン「空爆・・・プフフ、そういうことですか」

65: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/08/23(土) 18:50:29 ID:5A/tAwD2

ギルガメッシュ「待てそこの不埒な鳥! そんな汚物を我に向けるなぁ!」

ランサー「あっ、なんだ。オレに被害はねぇのか・・・ほっ」

ギルガメッシュ「畜生風情が、我の財宝で八つ裂きにしてくれるわ!」

司会「それでは爆弾投下」

ギルガメッシュ「ほ、ほんとか、ほんとなのか!? 冗談だろ、冗談と言え!!!」

鳥「・・・」

鳥「・・・」スッキリ

ギルガメッシュ「バ、バード風情がぁああああA」・・・プツリ

カレン「あら、当たる瞬間まで見せてくれなのですか?」

士郎「いや映像的にアウトだろ・・・」

・・・・・・・・・・・・

66: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/08/23(土) 19:27:02 ID:5A/tAwD2

司会「第200問」

凛「残り100問か・・・お腹空いてきたわ」

桜「私もです。早く終わらないかなぁ」

士郎「こりゃ帰ったら晩飯の量、増やさないとな。買い置き足りるかな・・・」

カレン「しかしこの中で一人、ダニ神父とマーボーフェスティバルですよ」

凛「そ、そうだったわ・・・私かカレン、どっちか犠牲になるのよね」

司会「綺礼がこの4人の中で、一番抱きたいと思っているのは?」

桜「ここでまた嫌な質問がきましたね」

カレン「腐れ老害より士郎の意見を聞きたいですね。さあ選べ、発 せし者よ」

士郎「いや俺は答えないからな」

カレン「・・・チッ」

67: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/08/23(土) 19:27:38 ID:5A/tAwD2

司会「解答オープン」

士郎:答えられない

凛:答えられない

桜:答えられない

カレン:衛宮士郎

士郎「なんでさ!?」

カレン「はい? 貴方が呼吸をするだけで地球の酸素が侵されているのですよ?」

士郎「そんな理由!?」

凛「はいはい、漫才は良いから答え聞きましょう」

桜「どうせ神父さんも答えないでしょうしね」

68: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/08/23(土) 19:28:23 ID:5A/tAwD2

イリヤ「コトミネ、あの4人の中だったら誰を抱きたい?」

言峰「・・・ノーコメント」

司会「カレン以外、正解~」

カレン「つまらない男ですね。ここはBL的観測から解Sを求めなさいな」

桜「先輩×神父さん?」

凛「綺礼×士郎?」

カレン「偽物+愉悦=この世全ての腐」

士郎「お前ら何の話してんだよ!?」

カレン「どっかの博士が愛した数式ですよ」

士郎「クレーム来るぞ!」

カレン「ですね。やはりケリィテュグ+キレイキレイがしっくりきます」

士郎「意味判らんがそれだけは聞きたくねー!!!」

・・・・・・・・・・・・

69: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/08/23(土) 19:31:29 ID:5A/tAwD2

司会「第229問、綺礼の水虫は何年前から?」

凛「ここに来てしょうもない質問ね。てか、あいつ水虫なの?」

桜「想像で書くしかないですね」

司会「解答オープン」

士郎:10年前

凛:5年前

桜:3年前

カレン:生まれた時から

70: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/08/23(土) 19:32:15 ID:5A/tAwD2

凛「し、士郎、それだと前回の聖杯戦争中ずっと水虫だったことになるわよ・・・」プフフ

士郎「あ、そうか。シリアスな場面で足の裏が痒かったとか笑えるよな」

桜「カレンさん、いくらなんでも最初から水虫なんて・・・」

カレン「退化した人類、その名もミズムーシキレーです」

士郎「水虫は汚いと思うけどな・・・」

イリヤ「コトミネの水虫は何年前から?」

言峰「・・・私は水虫になどかかっていないが?」

司会「全員不正解~」

ブブーッ

士郎「てか、ここだけ水虫連呼してたけど・・・よく考えたら酷いな」

71: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/08/23(土) 19:32:45 ID:5A/tAwD2

凛「言峰もだんだん呆れてきてるわね」

桜「司会のときは、あんなにノリノリでしたのに」

士郎「もう半分目が死んでるぞ」

カレン「そろそろ刺激のある問題が欲しいですね。私も飽きてきました」

士郎「それは藤ねぇに言ってくれ」

カレン「・・・カレンちゃん、マジ退屈です」

・・・・・・・・・・・・

72: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/08/23(土) 19:33:21 ID:5A/tAwD2

司会「第250問、二択問題です」

凛「うっ、お昼抜きってのもけっこう辛いわね・・・」グゥゥ

士郎「俺もだいぶやばい・・・」ギュゥゥ

桜「(せ、先輩に聞かれちゃうのに・・・お腹が)」キュルル

カレン「・・・」クゥゥ

司会「キリエ・エレイソンの日本語読みで」

司会「〝この魂に憐れみを〟と〝その魂に憐れみを〟どちらが正しいでしょう?」

士郎「うわ、けっこうシビアなの来たな・・・」

凛「けどこれ、シスターのカレンには問題ですらないじゃないのよ」

桜「でも二択ですし、確率は2分の1です」

カレン「(・・・はて、どちらでしたっけ?)」

73: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/08/23(土) 19:33:52 ID:5A/tAwD2

司会「解答オープン」

士郎:その魂に憐れみを

凛:この魂に憐れみを

桜:その魂に憐れみを

カレン:その魂に憐れみを

凛「私の方が不正解かぁ」

桜「これって相手にかける詠唱ですし、〝その魂〟の方が正しいですよね」

士郎「まあカレンがそうなんだし、そうじゃないか?」

凛「カレンがそう書いているもの。これで貴方たちが外れてたらお笑い種だわ」

桜「ですよね。シスターさんが間違えるはずありませんものね」

カレン「・・・ポルカミゼーリア」

74: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/08/23(土) 19:35:33 ID:5A/tAwD2

イリヤ「コトミネ、洗礼詠唱の最後の一言を言いなさい」

言峰「合い判った。・・・〝キリエ・エレイソン〟」

イリヤ「違うわ、日本語で言うのよ」

言峰「むっ、それなら最初からそう言え」

カレン「・・・」

言峰「日本語で言うなら・・・〝この魂に憐れみを〟だ」

司会「凛、正解~」

3人「・・・」チラ

カレン「・・・さあ、次の問題を出しなさい、大河」ポッ

3「(ちょっと耳が赤くなってる)」

・・・・・・・・・・・・

75: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/08/23(土) 19:37:27 ID:5A/tAwD2

司会「第277問、綺礼がこの4人の中で・・・」

4人「・・・」グゥゥゥゥ

司会「一番、毛深そうだと思うのは?」

ランサー「おっ、あと少しじゃねぇか。問題はあれだが、お前ら頑張れよ」

凛「・・・あ、ランサー戻ってきたのね」

桜「今さら何しにきたんですか?」

カレン「私の台詞を取らないでください、桜。で、駄犬、のこのこ去勢されに来たの?」

ランサー「んだよ、サーヴァントがマスターの様子見に戻っちゃいけねぇのか」

士郎「そういや、ギルガメッシュはどうした?」

ランサー「あぁ? 奴なら絶叫しながら帰ったぞ。服が汚されたからって」

カレン「おや、あの金キラ頭に当たらなかったの? 昼食抜かれたから中ショックです」

士郎「古いな、おい」

76: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/08/23(土) 19:39:54 ID:5A/tAwD2

司会「解答オープン」

士郎:衛宮士郎

凛:士郎

桜:先輩(小さく)

カレン:衛宮士郎

士郎「この中で男は俺一人だし、みんなの解答は甘んじて受けるよ」

桜「ご、ごめんなさい、先輩・・・」

凛「でも士郎って童顔だし、あんまりそういうイメージないのよね」

士郎「気にしてること言うなよ遠坂・・・」

77: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/08/23(土) 19:41:10 ID:5A/tAwD2

カレン「実際に見たのではないの、凛? 至近距離で、まじまじと、穴が開くほど」

凛「そ、そんなことな・・・いわよ」

士郎「今の間は何だよ!? 誤解されるだろ!」

桜「・・・先輩、後でじっくりとお話を聞かせてくださいね」ニッコリ

士郎「だから違うって!」アセアセ

ランサー「なんだよ、坊主。まだ若いのにモテモテだねぇ。けど浮気とか最低だぞ?」

士郎「ナンパ男に言われたかないぞ!」

ランサー「よく言った。ならお前が先に逝け」

カレン「せっかくの決め台詞も、こんな場面だと負け犬の遠吠えにしか聞こえませんね」

ランサー「いや洒落を真面目に捉えられても困るんだが、マスター」

カレン「え? ・・・も、もちろん知っていましたわ、この駄犬」ポッ

凛「(あ、また顔赤くしてるわね・・・案外、可愛いかも)」

78: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/08/23(土) 19:41:51 ID:5A/tAwD2

イリヤ「コトミネは4人の中で誰が一番毛深そうだと思う?」

言峰「凛が最も毛深そうだな」

凛「ちょ、はぁ!? そんなわけないでしょ、何言ってんのよアンタ!」

桜「姉さん、落ち着いて」フフッ

言峰「・・・と言っても心臓の毛、だがね」アッハッハ

司会「全員不正解~」

ブブーッ

凛「びっくりさすなー!?」

79: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/08/23(土) 19:42:22 ID:5A/tAwD2

カレン「    毛も深そうですけどね」

凛「・・・は?」ギロ

カレン「イッツ、カレンちゃんジョークです。それともその反応、マジ?」

桜「ね、姉さん、まさか・・・」

士郎「遠坂・・・」

ランサー「別に嬢ちゃんが毛深かろうが、オレはどうでも・・・でゅぶほ!?」

凛「・・・次はガンドじゃすまないわよ」

カレン「凛がお手入れを欠かすわけないでしょう。口は災いの元ですよ、ランサー」

凛「アンタが言うな! あと私は最初からツルツルよ!」

4人「・・・」

凛「え? あ・・・その・・・さ、さっ、次の問題にレッツらゴー!!!」

4人「(・・・ツルツル)」

・・・・・・・・・・・・

80: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/08/23(土) 20:30:33 ID:5A/tAwD2

司会「第290問」

凛「の、残り10問来たわこれ」

桜「早く終わらせたいです・・・」

司会「綺礼の娘の名前は?」

士郎「あ・・・」チラ

凛「い・・・」チラ

桜「う・・・」チラ

カレン「え?」キョロキョロ

ランサー「おっ」チラ

81: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/08/23(土) 20:41:15 ID:5A/tAwD2

カレン「・・・みなさん急にどうしました? 私の顔にゴミでも付いていましたか?」

士郎「いやだって、これは・・・」

凛「そうよね、この質問って・・・」

桜「答えが、その・・・」

カレン「答えが何です? 私には皆目検討もつかないのですが」

ランサー「いやそりゃねぇだろ。だってあいつの娘って言えば、おま・・・ひぎゅん!?」

カレン「おや、どこからともなく舞い降りた黒鍵がランサーの脳天を突き破りました」

士郎「ランサーが死んだ!」

凛・桜「この人でなし!」

82: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/08/23(土) 20:41:52 ID:5A/tAwD2

司会「解答オープン」

士郎:答えられない

凛:答えられない

桜:答えられない

カレン:わからない

カレン「貴方たち、何か当てがあったのではないのですか?」

士郎「いや・・・特には」チラ

凛「き、気のせいよ。あいつの娘なんて知るわけないじゃないの・・・」チラ

桜「そ、そうですよ、知ってるわけありません・・・」チラ

ランサー「・・・」チーン

83: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/08/23(土) 20:43:22 ID:5A/tAwD2

イリヤ「ねぇコトミネ、貴方の娘の名前を教えなさい?」

言峰「娘だと? 生憎と私にそのような者はいない」

イリヤ「嘘ついても判るのよ? 貴方、結婚しているんでしょう?」

言峰「ああ、だいぶ前にな。だがそれだけだ。妻は死に、子宝にも恵まれなかった」

言峰「・・・いや。一人だけ娘が産まれた気もするが、もう顔も名前も忘れてしまったよ」

言峰「なにぶん何年も会っていないものでね。彼女も私のことなど覚えてはいまい」

イリヤ「・・・父親として失格ね、コトミネ」

言峰「今さらだな、イリヤスフィール。私はすでに様々なものに失格している身だよ」

イリヤ「それでも貴方は・・・失格なのよ」

士郎「イリヤ・・・」

カレン「・・・失格神父」

・・・・・・・・・・・・

85: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/08/23(土) 22:31:11 ID:5A/tAwD2

司会「第300問~!」

凛「き、きたわぁ~!」グゥゥゥゥゥ

桜「やっとこれで終わりです・・・」キュルルルルル

カレン「ようやくダニの研究も終幕ね・・・」キュゥゥゥゥ

士郎「お前ら、腹の虫がすごいな・・・って俺もか」グゥウゥゥゥ

ランサー「でも優勝したあと待ってるのは・・・っと、危ねぇ。死人に口なしってな」

司会「綺礼にとって人生とは?」

凛「そして知るかぁああああああ!」

桜「まとめとしてはありですけど、誰も答えが判りませんよね」

カレン「ダニの一生なんて掃除機に吸われてゴミ箱にポイですよ」

士郎「・・・言峰の生き方か」

・・・・・・・・・・・・

86: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/08/23(土) 22:32:51 ID:5A/tAwD2

司会「解答オープン」

士郎:わからない

凛:知るか(大文字)

桜:わからない

カレン:主のしもべ

凛「カレンのやつ、たぶんありえないわよ」

桜「神父さん、そんなまともな人じゃありませんしね」

カレン「意外と毒舌なのね、桜。まあ、もっともな意見ですけど」

ランサー「自分で書いといてそりゃねぇだろ、マスター」

士郎「あいつ、どんなこと言うんだろうな・・・」

87: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/08/23(土) 23:01:15 ID:5A/tAwD2

イリヤ「ねぇコトミネ、貴方にとって人生ってなんなの?」

言峰「私の人生か・・・それよりもなぜ、私をバーサ―カーから解放した?」

イリヤ「だって最後だもの。終わりがバーサ―カーの膝の上っていうのも締まらないわ」

言峰「ふん、要らぬ気遣いをしてくれる・・・だが感謝はしよう」

イリヤ「カッコつけてないで早く言いなさい。じゃないと大好きクラッシュよ?」

言峰「それだけはやめてくれ・・・」

言峰「まあ何だな。私にとって、人生とは空虚なものでしかなかった」

言峰「人並みの幸福も、人並みの営みも、私にとっては理解しえないものだった」

言峰「・・・だがあるとき私は得た。私という人間の本質を。私が真に欲したものを」

88: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/08/23(土) 23:02:44 ID:5A/tAwD2

言峰「しかしその過程、この身体が私という人格を形成するに至った道を私は知らない」

言峰「つまり質問への解答としては、私の人生はその答えを得るためのもの」

言峰「ゆえに私は問い続けねばならない。私の求める先にある真実を識るために」

言峰「仮に、この疑問が我が神を冒涜するのであれば・・・」

言峰「神前において。――この全霊をかけ、我が主さえ問い殺そう」

司会「全員不正解~」

ブブーッ

カレン「ダニはダニらしく、大人しく潰される人生でいれば良いものを・・・」

凛「ほんと、あいつらしい歪んだ生き方ね・・・」

士郎「・・・言峰」

89: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/08/23(土) 23:05:34 ID:5A/tAwD2

桜「でも・・・言峰神父のあれって、いろいろzer○とごっちゃになってませんか?」

士郎「桜、言ってやるなよ。せっかく言峰が綺麗にまとめたんだから」

ランサー「綺礼だけにってか?」

カレン「あの場面で愉悦とか言ったらただのギャクですよ。ちゃんと解りなさい、桜」

ランサー「オレは無視かー!?」

凛「そうね。その点で言えば、まあ今の綺礼の台詞は良かったんじゃない?」

司会「それでは、結果発表でーす」

ランサー「さぁて、嬢ちゃんとマスターどっちが言峰のとこに行くことや・・・げぼ!?」

凛・カレン「・・・ふん」

士郎「ランサー、死人に口なしじゃなかったのかよ」

90: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/08/23(土) 23:09:06 ID:5A/tAwD2

司会「優勝は・・・」

凛「カレンカレンカレン・・・」

カレン「ラブリン、ラブリン、ラブリンリン」

士郎「変な歌作るなよ。耳に残る」

桜「(・・・ラブリンタイム)」フフ

司会「・・・・・・」

5人「・・・」

91: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/08/23(土) 23:15:07 ID:5A/tAwD2

司会「・・・カレン・オルテンシアー!!!」

凛「いよっしゃー! いえーい! 最後には正義が勝つのよー!!!」

桜「姉さん、はしたないですよ・・・」

士郎「あんま叫ぶなよ、遠坂」

ランサー「残念だったな、マスター。言峰の野郎と二人きりとか・・・うお!?」グルグル

カレン「フィッシュ、アーンド、ゴスロリッシュスペシャル!」トウッ

ランサー「うごげぼ!!!」

士郎「それただのグーパンチ・・・」

桜「ランサーさんも懲りませんね・・・」

92: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/08/23(土) 23:15:54 ID:5A/tAwD2

司会「優勝したカレン・オルテンシアには」

司会「言峰綺礼と二人きりになる権利が与えられまーす!」

カレン「・・・カレンちゃん、マジぜつぼー」

凛「ほらほらー、観念して行ってきなさい」ウフフ

桜「姉さん浮かれすぎですよ。自分が行かなくて済むからって」

士郎「でも藤ねぇが司会ってことは、カレンは誰が連れてくんだ?」

慎二「言峰綺礼の控え室はこちらです」

桜「えっ、兄さん!? どうしてここに!」

慎二「こちらです、カレン・オルテンシア様」

凛「無駄に安定しているのね、その無視も」

士郎「慎二、お前の身に何があった・・・」

・・・・・・・・・・・・

93: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/08/23(土) 23:21:10 ID:5A/tAwD2

控え室

言峰「・・・雌雄を決したのはお前か、シスター」

カレン「ええ。とても不愉快ですが、私が一番ダニの生態系に詳しかったようです」

言峰「そうか・・・入口に突っ立っていないで、早く席にかけてはどうかね?」

カレン「老害こそ直立不動は疲れるでしょう。それ以前に、なぜ立っているのです?」

言峰「主賓より先に坐することなどできぬよ。シスター、さっさと座りたまえ」

カレン「若者よりもお年寄りがお先にどうぞ。すでに膝がブルブル震えているのでしょう?」

言峰「相も変わらず口が悪い・・・どれ仕方ない。老体はご厚意に甘えるとしよう」スッ

カレン「では私も失礼して」スッ

言峰「・・・シスター。なぜ私の隣に座る?」

カレン「至近距離で話しかけないでください。加齢臭が酷いですよ」

94: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/08/23(土) 23:22:58 ID:5A/tAwD2

言峰「・・・まったく、面影以外は何も似ていないな」

カレン「え?」

言峰「・・・ただの独り言だ」

カレン「おや、もう痴呆が始まっているのですね。オムツも着用済み?」

言峰「ふん、どうかな・・・それより昼食を抜かされたのだろう。食うか?」マーボー

カレン「要りません。貴方の好物は私にとって有毒です、青酸カリです」

言峰「そうか。ではそこで腹を空かしていろ。私は一人で食す」ムシャムシャ

カレン「・・・」グゥゥゥ

言峰「・・・ああ。アインツベルンの娘にデザートを用意させていたのだが」

言峰「よく考えれば私は甘い物が苦手だ。あれは残飯確定だな」

カレン「・・・」スッ

言峰「どうした、シスター? それは青酸カリだぞ」

カレン「・・・メインディッシュの前に、少し空腹を満たすだけです」

95: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/08/23(土) 23:23:34 ID:5A/tAwD2

言峰「自ら毒を食らおうとは愉快な奴だ。どれ、ではついでに白米もよそってやろう」

カレン「何の真似ですか?」

言峰「お前の胃袋を隙間なく満たしてやると言ったのだ。主菜までは辿りつけまい」

カレン「その手には乗りませんよ? 別腹はちゃんと残しますからね、言峰神父」モグモグ

言峰「そう上手くいくかな? 麻婆の連鎖は甘くないぞ、シスターカレン」ムシャムシャ

・・・

士郎「あいつら、ああしてみると本当の家族みたいだな」

凛「そうね。でも本人たちは、きっと認めないでしょうけど」

桜「だけど、ちょっとだけ微笑ましいですね」

ランサー「ったく、互いに意固地になりやがって・・・」

96: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/08/23(土) 23:26:43 ID:5A/tAwD2

士郎「まぁ良いじゃないか。それより帰ろう。昼食とってないから夕食は腕を振るうぞ」

桜「私もお手伝いします、先輩」

凛「頼んだわよ、二人とも。あ、ついでにランサーも寄ってく?」

ランサー「んー。じゃ、お言葉に甘えてさせてもらうとするかね」

士郎「藤ねぇの分はいらないよな。こんな騒動起こしたんだし」

桜「当然です。これはもうお仕置きですよ」

凛「まったく藤村先生にも困ったものよね」

4人「あはははは!」スタスタ・・・カチッ

97: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/08/23(土) 23:29:46 ID:5A/tAwD2

・・・

藤村「ふっふっふ、司会者乗っ取り計画には成功したぜ。けど」

イリヤ「けど?」

藤村「・・・」

藤村「地雷、どうしよっか?」

イリヤ「あ」

ドッカーン! キャー! ランサーガシンダ! コノヒトデナシ! シンデネーヨー!

98: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/08/23(土) 23:31:03 ID:5A/tAwD2

藤村「まっ、良いよねー。爆発オチもありだよねー」

イリヤ「もう、タイガってば無責任なんだから」

藤村「さーて! 調子も出てきたことだし、次のターゲットは君に決めた!」

イリヤ「ゲットだぜ!」

おしまい

最終結果

士郎:13問

凛:108問

桜:15問

カレン:140問

101: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/08/24(日) 00:28:47 ID:WQBFtAdw

~タイガー道場~

タイガ「記憶力の欠如は足元に迫る死神に笑われる、タイガー道場始まるよ!」

ブルマ「押忍! 弟子一号ですあります!」

タイガ「そういえば弟子一号、カレンちゃんのことで言いたいことあるんだけどー」

ブルマ「けどー? って、さっきも見たようなシュチュっすね、ししょー」

タイガ「実はわたし、カレンちゃんとはタイころでしか会ったことないのよねー」

ブルマ「それは初耳ね。つまりホロウで会ったことはないと?」

タイガ「そうなのよー。だからシスターの性格とか腹黒さとか、ぶっちゃけわかんなーい」

ブルマ「問題発言、ここに極まり! それじゃ、にわかと同じじゃないっすか!」

タイガ「だからその辺りは、推理小説よりもふかーい心で許してにゃ?」

ブルマ「・・・うわー、いい歳してにゃとかキモイわー。リメイク買うんだろうなー」

タイガ「うおー! 打つべし、打つべし、打つべし!」

ブルマ「きゃー! 頭がポックリさんにー!」

102: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/08/24(日) 00:29:29 ID:WQBFtAdw

タイガ「はぁ、はぁ・・・あ、大事なこと忘れてた」

ブルマ「うぅ、脳天空竹割りだよー・・・で、何を忘れてたの?」

タイガ「復活はや!? まぁそれは良いとして、クイズはいったんここでお開きよ」

ブルマ「えぇっ! さっき調子に乗ってきたばかりって言ったのに!」

タイガ「だってぇー、わたしフェイカーだもん。クイズ300の英雄王がいるもーん」

ブルマ「つまりわたしたちはパクリで、元ネタさんがいるって言いたいんですね、ししょー」

タイガ「そっ。ゆえに――ニセ虎、ここに死せり」

ブルマ「・・・はーい。じゃ、タイガー道場ここで終わりまーす!」

タイガ「こらー! 人がカッコつけてんのに勝手に終わらすなー!!!」

ブルマ「また会える日まで、さよならー! さよならー! さよならー!」

タイガ「どこの洋画劇場じゃーい! ・・・あ、さよならサンタはまた来て二番!」

ブルマ「ばっいばーい!」

ほんとにおしまい」