【1/3】 【2/3】 【3/3】


168
: :2009/10/06(火) 23:43:04.87 ID:
では…もう少しお付き合いしてください 

付き合いだして1年ぐらいかな 
俺は確かその日はPSPのモンハンをしていた 
そしたらリコから電話がかかってきた 
一時停止して電話に出たんだ 

俺「もしもし、どったん?」 
リ「ひっく…ひっく…(泣いてる)」 
俺「ど、どしたの?」 
リ「ごめん…ひっく…」 

ただ事じゃないと思って 
このとき丁度ハイパーニートタイムだったこともあり 
明日行くからって話をして電話を切った 
そしてそのあとグラビモスを12体ぐらい倒して寝た


169: :2009/10/06(火) 23:45:53.16 ID:
狩りすぎ吹いた
171: :2009/10/06(火) 23:48:08.22 ID:
酉付けたっす 

翌日バッグにPSPと充電器を入れてリコの家に行った 
ちなみにそのときリコは1人暮らししていた 
リコはしょぼーんとしていた 
俺は気分を変えてあげようと思ってPSPをつけた 

俺「ほらこの武器作ったんだよ」 
リ「…」 
俺「あとこれ、この防具作ったからグラビとか楽勝で倒せるよ!」 
リ「…」 
俺「…この武器、素材の割に強くないよね」 
リ「…」 

いよいよおかしいと思った 
何かあってもゲームのネタを振れば一応ノッてくれていたのに 
今回は物凄くヘヴィだった 
俺はPSPをスリープモードにして話を聞きだそうとした



170: :2009/10/06(火) 23:48:05.72 ID:
ていうか、最初の内は転落人生匂わすような含みのある語彙だったけどアレで終わりなの? 
専門辞めて金の大事さがどうたらこうたらとか…。 
恋バナとか付き合うまでの顛末とかじゃなくて>>1の廃人の話だったんじゃないの?

>>170 
下手したらそのまま転落していたかな… 
それに今も割りと駄目駄目だと思うw 
奨学金は返してるけど7割はまだ親に頼ってる  
172: :2009/10/06(火) 23:53:40.57 ID:
俺「…どったの?」 
リ「…」 
俺「…」 
リ「…キスされた」 
俺「FF11のリーチ族にドレインキッスでもされた?」 
リ「違う!」 
俺「…お、う…え?」 

若干思考が途絶えた 
浮氣されたの?俺?
175: :2009/10/06(火) 23:59:26.88 ID:
俺はよく間抜け面と言われるのだが 
このときは他に類を見ないほどの間抜け面だったと後で言われた 

リ「昨日、バイト先の人に…」 
俺「構わん、続けろ」 
リ「…真面目に聞いてね」 
俺「はい…」 

リコはポツポツ話し出してくれた 
途中から泣き出して上手く喋れなくなったんだが 
俺は黙って(ぼーっとして)聞き続けた 

要するに前からDQNに言い寄られてたんだけど 
彼氏いますと断り続けていたんだが 
昨日、バイト終わって帰ってると帰り道で追いかけられて 
抑えられて無理やりキスされたとかそういうのだった 

俺「…」 

一体どうしようと思った、頭が上手く回らなかった 
まぁリコ可愛いもんなぁ、DQN見る目だけはあるよねとか思ってた馬鹿か俺は
177: :2009/10/07(水) 00:04:41.64 ID:
俺「店長とかに行ってみるべきでは」 
リ「…」 
俺「…」 

元々やっぱりインドア体質でニートを親に責められて引きこもったリコは 
俺みたいにさほど心に耐久力があるわけじゃあなかった 
とはいえ放っていくわけにもなぁ、放っておいたらエスカレートする可能性もあるし 

俺「今日バイトは?」 
リ「ある…けどシフトは別だから大丈夫だと思う」 
俺「事情を話して休めば?」 
リ「…今日人少ないから私いないと」 

こう、なんつーか>>152でも言ってるように 
私がいないと皆に迷惑が!って言う人ほどネトゲは抜けにくい 
リコもそういう子だった
180: :2009/10/07(水) 00:10:08.58 ID:
止めても無駄なようだったのでバイト先まで送った 
とりあえず帰りのほうが怖いだろうから帰りも迎えにきて 
そのまま泊まろっかなと考えてた 

んでリコがバイト中俺はリコの部屋でゼルダのムジュラの仮面をやりながら 
時間を潰した 
ついでにグラビモス3体ぐらい倒した 
しかし店長なり誰かに言わないと解決しないよなぁと思いながら 
とりあえずお米を研いで炊飯器にセットしたあとに俺はリコを迎えにいった 

驚いてたが喜んでくれた 
家に帰ると米はセットしたものの炊飯スイッチ押し忘れてた 
一緒にモンハンやって寝た 
何もしなかったですよ
181: :2009/10/07(水) 00:10:55.95 ID:
DQNが何者か気になるところだ・・・
182: :2009/10/07(水) 00:14:00.28 ID:
言い忘れてた 
リコは居酒屋でバイトしてたの 

翌日 

俺「今日もバイト?」 
リ「うん…」 

浮かない顔をしてたんでピンと来た 

俺「休めば?」 
リ「迎えにきてくれればいいよ」 
俺「…んん、わかった」 

バイトの時間まで適当に時間を潰していたが 
リコは終始浮かない顔だった 
身体を張った俺のギャグにも全く笑ってくれなかった 
俺は寂しく1人ではらぺこあおむしの絵本を読むハメになった
183: :2009/10/07(水) 00:16:34.84 ID:
送っていった時にDQNがどういう奴なのか気になったが 
1人で居酒屋入ってもなぁ…うーん…でも心配だな… 
そうだ、友達呼んで、入ればいいんだ 
そう思って手当たり次第電話をかけた 

「無理だって」 
「おごってくれるんならいいよ」 
「帰れなくなる、明日仕事だし」 

ニートの俺には一般的な仕事の休みというものがよくわからなくなっていた 
結果誰も来てくれなかった
186: :2009/10/07(水) 00:20:04.99 ID:
しょぼくれながら俺はリコの家でFF11にログインした 
姉御に話を聞いてもらおうと思った 
ちなみに姉御は付き合ってることも知ってる 
経緯を話すと 

姉「殴れ殴れ」 
俺「…いやいや」 
姉「そーいう馬鹿には身体でわからすんだよ」 
俺「ふむふむ」 
姉「いいか、まず髪の毛を思いっきり掴んでやれ怯むから 
  その後隙を与えずに顔に膝なり拳なりを叩き込むんだよ」 
俺「ほうほう」 
姉「わかったら早くリコを助けてあげろ」 
俺「わかりました!!」 

そのあと喧嘩のやり方を教えられた 
姉御は一体何者なんだろうという疑問はもうすでに持たなかった 
んでリコを迎えに行く時間になった
187: :2009/10/07(水) 00:21:05.59 ID:
姉御何者だwwwwwwwww
188: :2009/10/07(水) 00:21:14.50 ID:
姉御じゃなくて兄貴な気がしてきたw
191: :2009/10/07(水) 00:23:20.51 ID:
しばらく店の前で待ってるとリコが出てきた 

俺「どうやった?」 
リ「何度か話しかけられたけど何もなかった」 
俺「んなら帰ろっか」 
リ「うん」 

んで、ちょっと歩いてると 
後ろから「リコちゃん!」と馴れ馴れしくリコの本名を呼ぶ野太い声が聞こえた 
腕を掴んでたリコの手に力が入ったのでコイツかと直感した 
ええと、確かまず髪の毛を思いっきり掴んで隙を与えず顔に膝や拳か 
よし、やってやる!と俺は振り向いた 



姉御、相手が坊主の場合はどうすればいいでしょう
195: :2009/10/07(水) 00:28:08.15 ID:
後ろには物凄いいかつい坊主がいた 
ヒグマ?何これヒグマなの? 
ちなみに俺はリコにミーアキャットみたいだねってよく言われる 
ミーアキャットがヒグマに勝てるの? 

しかもこのヒグマ坊主頭になんかアリの道みたいなのがあるんだけど 
こめかみの辺りが側面にアリが通る道みたいなのがつつーって 
しかもなんかジグザグしてる 

ヒ「あれ?そいつ誰?」 
リ「…私の彼氏です」 
ヒ「…あ、マジでいたの?」 

いや、何コイツ 
さすがの俺もイラッとしてグツグツお腹が熱くなった 
196: :2009/10/07(水) 00:29:27.45 ID:
>>1 
が可愛すぎる件www
197: :2009/10/07(水) 00:30:05.73 ID:
ヒグマーw 
ガンガレ1!!
198: :2009/10/07(水) 00:31:57.18 ID:
ヒグマが俺を見る 
怖い、めっちゃ怖いわ 
野生の戦いでは目を逸らしたら負けなんだ 
こう見えても俺は猫を3匹飼ってんだぞ 

俺「…なにか」 
ヒ「チッ」 
俺(舌打ちした!!!) 
リ「…用が無いなら」 
ヒ「一緒に飯食いに行こうよ」 
リ「いや、いいです」 
ヒ「奢るからさ」 
リ「いいですってば」 

このヒグマ俺が見えてないの? 
夜なのにサングラスしてるから見えてないんじゃない? 

俺「帰ろ」 
ヒ「いや、お前には聞いてねぇから」 
200: :2009/10/07(水) 00:34:12.74 ID:
サングラスてwwホントに1がかわいいな
201: :2009/10/07(水) 00:34:57.67 ID:
リ「いいです、1君が夜食作ってくれてるから」 

作ってないよ 
今日は米すらセットしてないよ 

ヒ「んじゃあそいつも一緒でいいよ」 

普通好きな子の彼氏を目の前でそいつ呼ばわりするか? 
こいつ脳みそスパゲッティ・モンスターなんじゃね? 
リコが不安そうにこっちを見てきた 
明らかに俺に助けを求めていた 



10分後 

ガスト店員「いらっしゃいませ、3名様ですね」
205: :2009/10/07(水) 00:37:00.53 ID:
おいwww
207: :2009/10/07(水) 00:37:16.54 ID:
ちょwww>>1おまwww
208: :2009/10/07(水) 00:39:03.51 ID:
歩いてる最中にDQNがリコの横に並ぼうとするから 
自然な動きでそれを阻止するという攻防があった 
何回も舌打ちされた 
あとリコに手を何度もつねられた 

ガスト店員「おタバコはお吸いになりますか」 
ヒ「もち」 

俺らは意見できず喫煙席に座らされる 
いや、別に俺もリコも吸いはしないが煙は平気だからいいんだけどね 
待て待て何自然な感じでお前リコの横に座ろうとしてんだヒグマ! 
これだけは阻止しないといけない 
俺はすべりこむようにリコの隣に座った 

ヒグマは舌打ちしてちゃかりリコの対面に座った
211: :2009/10/07(水) 00:40:57.23 ID:
これは・・・一体どうなるんだ・・・?
213: :2009/10/07(水) 00:44:04.22 ID:
ヒグマは何か客の悪口ばっかり言っていた 
あとパチ○コで最近勝ちまくるだの何だの 
お前、絶対リコと付き合えるタイプじゃないから 

ふとリコを見ると顔面蒼白? 
ちょっと震えてるし寒いんかな?と思ったがいやいやこれは明らかに 
やばいな、どーしよう 
ヒグマから見えないように手の上に手を重ねたらちょっと落ち着いたっぽかった 
ヒグマはタバコを加えながらメニューを見ていた 
つーか俺らの分もメニュー取れよ 

リコは海老ドリアかなんかを頼んだ 
俺もドリアだった 

一応言ってみた 

俺「ごちっす」 
ヒ「は?」 

ああ、やっぱり僕は自腹なんだね
215: :2009/10/07(水) 00:45:10.84 ID:
>>1 
俺からお前に言えることは一つ。 

がんばれ! 
219: :2009/10/07(水) 00:48:55.20 ID:
ヒグマはよく喋った 
しかし致命的に全ての話がつまらない 
誰もお前がパチ○コで買った金の使い道聞いてないから 
俺達は全く聞いてなかった 

やがてテーブルの上にドリアが2つ 
んでなんか辛い鍋?かなんかが並べられた 
幸いヒグマは割と食ってる最中は大人しかった 
餌やれば大人しいなら常に何か口に入れておけばいいかなと思った 


とっとと食い終わって退散しようとしたのだが 
リコは食べるのが凄く遅い 
かつ残すとお店の人とかに悪いという理由で全部食べようとする 
結果、食い終わった俺とヒグマが熱いパーカッション
216: :2009/10/07(水) 00:45:50.53 ID:
今幸せなのかどうかだけ教えてくれ。 
幸せじゃないならもうこのスレ読み進める勇気が俺にはない
220: :2009/10/07(水) 00:50:57.28 ID:
>>216 
今は幸せだよ! 

おいおい、1対1ならまだしも横でリコが飯食ってんだぞ 
変なこと言うなよヒグマ 
祈るような気持ちで早く食べ終わって!とリコに念を飛ばしていた 

ヒ「いつから付き合ってんの?」 
俺「え?あー、1年前」 
ヒ「あ~・・1年前かぁ・・しくった・・」 

何をしくったというんだお前は 
221: :2009/10/07(水) 00:51:00.31 ID:
今北産業
222: :2009/10/07(水) 00:51:36.20 ID:
>>221 
ゲームは 
一日 
一時間
226: :2009/10/07(水) 00:55:26.13 ID:
ヒグマの詰問は続いた 

ヒ「今まで付き合ったことあるの?」 
ヒ「服のセンスないよね」 
ヒ「俺マジでそっち系の人と知り合いだから」 

俺は何人と付き合った~とか 
色々自慢も入るわけだよ、このヒグマ 
服のセンスって俺はお前のセンスのほうが信じられねぇよ 
チェックにチェックで全身チェック柄でなおかつ合ってねぇよ 

そして最も忌避したかった質問がきた 

ヒ「どこで知り合ったの?」 

ああ、来たか 
親とか友達にもどこで知り合ったん?って聞かれてネトゲでって言うと 
皆いい反応くれなかったよ 
だから前から友達だったって言ってごまかすことが多かった 
227: :2009/10/07(水) 00:58:50.49 ID:
差し色ににチェックならかわいいけど、全身チェックとかきついでしょ…
228: :2009/10/07(水) 01:05:40.16 ID:
今回も前から友達だったとごまかそうとした 
こいつにネットのどうのこうのがわかるはずがない 
ふと見るとリコの食事の手が止まっていた 
リコも同じなんだろうな、どこで会ったか聞かれるたびに 
ネトゲって言っていい顔はされなかったんだろう 
見当違いかもしれないがちょっと勇気を出した 

俺「…ネトゲだよ」 
ヒ「は?何それ?」 
俺「FF11つーネットゲームだよ」 
ヒ「FF?ああ、6ならやったわ、すぐやめたけど」 
俺「…?」 

あれ?思ったより突っ込まれなかったぞ?
229: :2009/10/07(水) 01:09:25.58 ID:
その後リコが食い終わったのを見計らって俺は手を取って即立ち上がった 

ヒ「ちょっと待ってよ」 

待たない 
そしたらリコがレシート取った 

リ「…もうかかわらないでください」 

うわー、かっけー惚れる 
声小さいけどGJ 

ヒグマがはぁぁぁ?とか言ってたけど気にしなかった 
レジでリコがさっさと金を払って一緒に飛び出た 
後ろからヒグマが追いかけてきたらどうしようと思ったがなんか鼻くそほじりながら椅子に座ったままだった 

家帰ってから 
ガスト行くなよ!馬鹿馬鹿!とリコに怒られた、怒ったあとリコは泣いた 
ちなみに勇気を出したネトゲで出会ったよに関しては馬鹿正直すぎると言われた
230: :2009/10/07(水) 01:10:57.48 ID:
お前は一体何がしたかったんだwwwwww
231: :2009/10/07(水) 01:15:03.05 ID:
翌日はリコがバイト休みだったが 
なんか体調が悪いようだった、多分ストレスだと思う 

寝てるリコを尻目に俺は考えた 
さて、とりあえずあれじゃあヒグマだし引き下がらないだろう 
うーん、あんまり話したくないけどこの際しょうがないかと思って俺は友達に電話した 

友「誰?」 
俺「俺、1だけど」 
友「おお」 

高校の頃のDQNだが割りと話が分かる部類のDQNで連絡先は知っていた 
最もやっぱりDQNなのであまり関わりたくはなかったが 
そんなわけでヒグマのことを話した 

友「マジうぜーし、そいつ、俺らがやってやろうか?」 
俺「ああ、いや、どーすりゃいいかと思って」 
友「いや、ちょい待っとき、そいつ○○の居酒屋でバイトしてんだろ?」 
俺「うん」 
友「ちょいまた夜かけなおすわ、あと今度龍が如く貸してや」 

233: :2009/10/07(水) 01:15:24.87 ID:
リコちゃん偉い、よく頑張った! 

それなのに1ときたら…。 
FF6とか言われてヒグマに興味もつなって
234: :2009/10/07(水) 01:16:25.01 ID:
これは良スレw 
236: :2009/10/07(水) 01:19:32.45 ID:
夜になってもかかってこない 
しかし待っとけって行ったしどうするかなぁ 
リコはお腹痛いって言って薬飲んで寝込んでいるので 
俺は部屋の隅っこで静かにしていた 

そしたら携帯がピカピカ光りだしたんであわてて取った 

俺「もしもし?」 
友「今でんの早かったなー」 
俺「んでどったの?」 
友「お前の言ってたのってさー頭にライン入れてて坊主で名前○○だろ? 
   ○○って居酒屋でバイトしてんだろ」 
俺「え、うん、それ、って凄いなよく調べたな」 
友「フェザーの奴だな」 
俺「何フェザーって」 
友「族」 

笑いそうになった 
いや、族っておま 

238: :2009/10/07(水) 01:24:22.33 ID:
1番めんどくさいDQNだな
239: :2009/10/07(水) 01:26:11.35 ID:
友「先輩に頼んでオシオキしてもらっから」 
俺「え、え?うん?」 
友「勝手に行動すること多いらしいしけっこう絞られるんじゃね」 
俺「はぁ」 
友「また何かあったら俺に連絡回せって先輩行ってたから」 
俺「ヤクザみたいな交友関係だな」 
友「龍が如くよろしくな」 
俺「あー、うん」 

…解決したのか? 
何かただ話を聞くだけのはずが変な方向に… 
オシオキってドラム缶に詰められて海に沈められるとかじゃないよね… 
そんなこと考えながらリコの近くに行った 
ぼーっと寝顔を見てるとキュンッとなった 

俺は盾ジョブじゃないか!リコを守るのは俺の役目だったじゃないか! 
何をやってるんだこのヘタレめ! 
と思ってよし頑張ろう!今度何かあったら戦おう!! 

と、騒いでたらうるさいーって怒られてしょぼくれた
240: :2009/10/07(水) 01:28:25.86 ID:
ダチこえーよw
241: :2009/10/07(水) 01:28:46.12 ID:
>>1の交遊関係のが怖いわw
242: :2009/10/07(水) 01:30:36.73 ID:
翌日、リコはまだ若干体調が悪そうだったのに健気にバイトにいった 
1番過労死しそうなタイプだと不安になった 

暇なのでリコがバイトいってる間に腕立てやら腹筋やらやってみた 
すぐ辞めた 
自分の体力の無さが信じられなかった 

迎えに行くとリコはなんか機嫌がよさそうだった 
理由を聞くとヒグマの顔がボコボコになってたらしい 
さらに全くリコに関わってこなくなったらしい 
すげぇ、顔知らないけど先輩マジすげー 

しかしヒグマがリコに残した傷口は想像以上に大きかった… 
この後身をもってそれを体験することになる
244: :2009/10/07(水) 01:34:39.16 ID:
まぁ色々不安要素はあるが一旦は大丈夫そうだったので 
俺はさすがに1度家に帰ることにした 
大丈夫、何かあったら俺には先輩がついている 
俺の先輩ゾクの幹部なんだぜ!とかも言えちゃうんだぜ 
しかもハッタリじゃなくてマジなんだぜ!! 

んで家帰ってそろそろバイトしないと面目たたないな 
と思って求人誌を読んでいた 

妹「おかえり、リコちゃんとこいってたの?」 
俺「うん」 
妹「お父さん怒ってたよ」 
俺「…なんて?」 
妹「働きもしないで彼女の家に入り浸ってるって」 
俺「ごもっともですが、今回は止むを得ない理由がありまして」 
妹「私に言われても」 
俺「そだね」 

てな、やり取りがあったわけだが 
しばらく平穏だった
245: :2009/10/07(水) 01:38:22.07 ID:
それから一週間ぐらいだったかな? 
一向に動かない俺をリコが呼び出して 
俺の目の前で代わりにバイト募集してるところに電話をかけるという凄まじく情けないことになった 
どうやら姉御が入れ知恵して 

姉「あいつは自分からは中々動かないけど 
  レールに乗せてやるとちゃんと動き出す超受身人間だ」 

と、言われたらしい 
246: :2009/10/07(水) 01:41:25.26 ID:
姉御GJだなw
248: :2009/10/07(水) 01:42:56.31 ID:
さすがに情けなさすぎるので 
電話を取って自分でかけようとした 
しかしリコが阻止しようとする 

んで俺の手がリコの手首を掴んだら 
その瞬間にリコが物凄いビクッとして動きが止まった 
毛を逆立てた猫みたいだった 

俺「…ど、どったの?」 
リ「…どしたんだろ、何でもない」 

色々考えてるうちに 
あー、ヒグマの件でも思い出させたかな…と思った 
結局自分で電話してバイトが決まった 
スーパーのレジだった
249: :2009/10/07(水) 01:46:24.63 ID:
俺の家の近くじゃよさげなバイトがなかったので 
リコの家の近くで探したこともあり俺はリコの家からバイトに通っていた 
これじゃ同棲じゃん、あっはっはっはとか気楽だった 

ある日リコが落ち込んで帰ってきたので 
話を聞いたら酔っ払いのオッサンに絡まれたらしい 
可愛いってメリットも一杯あるがトラブルも多いなーと思った 

251: :2009/10/07(水) 01:50:33.93 ID:
しばらくして俺がバイトから帰ってくると電気もついてなくて 
あり、おかしーなーと思ってると 
真っ暗な居間でリコがうなだれてた 

俺「うぉぁ!貞子!?」 
リ「違うもん!」 
俺「びっくりした、どしたの?」 

落ち込んだ時は暗いほうが落ち着くらしいから 
ああ、リコまた何かあったのなと思った 
いや俺もそういうタチだからわかったんだ 

リ「最近うまく男の人と話せない」 
俺「いや、普通に話せてね?」 
リ「1はいいんだけど…なんか知らない男の人とか上手く喋れない」 
俺「ん~?」 

インドア体質ではあるが人当たりはいいリコ 
そういうアレで居酒屋バイトでもやっていけてたはずなんだが 
どーもおかしい、と思った
252: :2009/10/07(水) 01:53:56.71 ID:
俺「気にしすぎちゃう?」 
リ「…」 
俺「明日新作ゲーム発売日だから買って帰るから一緒にやろうよ」 
リ「うん…」 

心此処にあらずって感じだった 
ああ、重症だねぇ…と思っていたが 
なんとなく前のことを思い出して後ろから手首を突然掴んで見た 

リ「やっ!」 

おもっくそ振り解かれた 
パシーンって叩かれた 

リ「あ、ごめん…」 
俺「んにゃ、びびったかw」 
リ「びっくりしたw」 

これってあれかい? 
PTSDってやつかい?
254: :2009/10/07(水) 01:59:04.38 ID:
トラウマになるくらいって、ヒグマはどういう状況で襲い掛かったんだ? 
なんかもの凄く腹たってきたわー
255: :2009/10/07(水) 01:59:36.21 ID:
ネトゲって傷つきやすい子が多いのは確かだと思う。 
病んでるやつも多いけど、普通に生活してるやつも逃避癖とかあるなぁ。他人の事言えないけど。
256: :2009/10/07(水) 02:00:17.35 ID:
なんだろ、やっぱりこういうのってカウンセリングとかいるんかなぁ 
とか、考えてた 
んでも今んとこ実害は無いし大丈夫か 
とか思っていたんだが 

なんか段々イライラしたり落ち込んだり 
情緒不安定にリコがなってきた 
心配ではあったがバイトにはちゃんと行っていた 
姉御の言うとおり俺はレールに乗せればちゃんと動く人間だったようだ 
257: :2009/10/07(水) 02:01:40.59 ID:
ヒグマすごいきらい
259: :2009/10/07(水) 02:04:47.41 ID:
そしていつものようにぼへーっと帰る 
リコが待ってた、正座して 

俺「どうしたの?」 
リ「…」 

別れ話でもされるんですか?と思って 
冷や汗がだらーっと出てきた 

リ「ごめんね、バイト辞めちゃった…」 
俺「あ、そんだけ?」 
リ「え?」 
俺「びっくりしたなー別れ話かと思った」 
リ「…」 
俺「んじゃ今度はリコがハイパーニートタイムか、休息は必要だもんなw」 
リ「うえっ…えっ…」 
俺「そこ泣くとこ!?」 
リ「ちがっ…うっ…ありが…ぐすっ…と…」 

人生で3度あるかないかの胸キュン体験
260: :2009/10/07(水) 02:10:49.92 ID:
無理して頑張ってたのが1のバイト決まって気が緩んだのかな… 
リコたん…よく頑張ったね(´;ω;`)ウッ 
261: :2009/10/07(水) 02:11:03.16 ID:
そっから選手交代 
俺はリコに生活費としてバイト代7割ぐらいを収めていた 
残るのはほんのちょっとだがお互いゲームぐらいしかやることがないので 
別に問題なかった 

まぁバイト行く時にスヤスヤ寝入ってるリコを見て羨んだりしたが 
考えたら前は逆の立場だったんだよな 
よく文句のひとつも言われなかったな俺 

そんなけで俺は問題無いんだが 
リコのほうがこうずっと家にいるわけで精神的にマズいんじゃないかと思った 
しかし無理やりどーのこーのっていうのもアレだしなぁ 

と、俺は知恵を巡らした
263: :2009/10/07(水) 02:13:37.54 ID:
とりあえず男への警戒心をほぐしてみようと思い 
一旦家に帰って妹の部屋からBL本を入手して机の上に置いてバイトに行って見た 
帰ってきたら微動だにせぬままおかずの中に鎮座するBL本 

リコ…それはオカズだが、おかずじゃないんだよ 
しかもリコはBL本について一言も喋らない 
拷問じゃないか 

BL作戦失敗
266: :2009/10/07(水) 02:14:38.56 ID:
>>263 
どう知恵をめぐらせたらそういう作戦がでてくるんだよwwwwwwwwww
269: :2009/10/07(水) 02:16:56.84 ID:
俺が裸でバイトから帰ってきたらどうなるだろうと思い 
部屋に入る前に服を脱いで入ることにしてみた 
男は皆こんなもんだから気にすることないよ!的な意味で 

脱ぎ切る前に隣の部屋のドアが開いたので 
あわてて半裸状態で部屋に飛び込んだら 

リ「ど、どうしたの!?襲われたの!?」 
俺「…いや」 

失敗 


ただの奇行と思われる
270: :2009/10/07(水) 02:18:03.99 ID:
バカだw
273: :2009/10/07(水) 02:20:17.67 ID:
お前の方が心配だ 
271: :2009/10/07(水) 02:19:41.02 ID:
よくよく考えてやっと気づいた 
俺の脳みそはこういうことを考えるのに向いてないと 

だから皆の予想通り姉御を頼ることにした 
俺が言おうとしたがリコが自分で言うというので俺は見守ってた 


姉「うーん…」 

さすがの姉御も困っていた 

姉「1が平気なのはアレだからだろ? 
   男とかそういうイメージがあまり無いからだろ?」 
リ「多分そうです」 

待て、傷つくぞ 
279: :2009/10/07(水) 02:25:03.39 ID:
姉「リコは直したいんだよな?」 
リ「はい」 
姉「おい、ヘタレ男、ちょっと代われ」 

交代させられる 

俺「なんすか?」 
姉「精神科医じゃないから合ってるかどうか知らないけど 
   お前の信用のおける友達と一緒に遊んでみればいいんじゃないか?」 
俺「ええ?」 
姉「友達いないってことはないよな?」 
俺「いますよ!ゾクの幹部の先輩だっていますよ!」 
姉「なんだそりゃ、まぁ万が一なんかあったらちゃんと守ってやるんだぞ」 
俺「…はーい」
281: :2009/10/07(水) 02:29:21.46 ID:
とりあえずリコに聞いてみた 
嫌なら別にいいんだよって 
リコは頑張るって言った 

というわけで信用のおける友達を捕まえることにした 
とりあえず2人でいいかなと思い適当に連絡した 
別に遊ぶことも彼女連れってのもおkしてくれた 
事情を話すか話さまいか迷った 
結局話さなかったが 


そして当日 

信用のおける友達1:「俺は2次元の世界に行く方法を真剣に考えてる!!」 
信用のおける友達2:「大尉のご命令をあらばどこであろうと馳せ参じます!!」 

人選を誤ったと思った 
283: :2009/10/07(水) 02:30:41.23 ID:
>>281まぁ信用はできそうだがなw
284: :2009/10/07(水) 02:31:07.03 ID:
ヨーグルト吹いたwww 

たしかに脅威は感じないだろうけどw
286: :2009/10/07(水) 02:33:48.61 ID:
リ「…1って交友関係広いよね」 
俺「…俺も自分でそう思ったよ」 
友1「仲いいな!俺もいつかあっちの世界で綾波とそうなるんだ!」 
友2「大尉はもう音ゲーやめたんですか!またあの必殺のフルコンボを見たいです!!」 
俺「…」 
リ「…」 

リコの腕を掴む力が強くなった 
確かに俺ですら若干恐怖を感じた 
しかし怯えていたのはリコだけじゃなかった 
この2人も恐らくリコに怯えていた 
常に話しかけられるのは俺だけだった 

逆にそれがリコが無理しすぎないベストな立ち位置を作ってくれた 
287: :2009/10/07(水) 02:35:03.77 ID:
友1友2wwwwwwwwww
290: :2009/10/07(水) 02:38:45.59 ID:
友達に半ば無理やりゲーセンに連れていかれる 
若干リコが心配だったが元々リコもゲーム好きだし 
男が怖いといっても面と向かわなければ大丈夫だからうれしそうについてきた 

友1「この騒音が俺のソウルをゆするぜ」 
友2「音ゲーも充実です、これはやるしかないですね!」 
俺「いや、俺音ゲーもう…」 
リ「見たい、見せてー見せてー」 
俺「いや引くだろ」 
リ「引かないって、私はそういうの平気だって知ってるでしょ?」 
友2「それでは久しぶりに我らの超絶コンビネーションが発揮されるんですな!」 

頼むから友2よ 
それ以上俺の黒歴史を垂れ流さないでくれ
292: :2009/10/07(水) 02:42:33.96 ID:
友2「懐かしい…また大尉とこうして出来るなんて…」 
俺「…ブランクあるからなー」 
リ「がんばれー」 

ビートマニアIIDX 

友2「それではアレでいいですか?」 
俺「ああ、アレだな」 
リ「あれ?」 

開始 

友2「ふんっ!!」 
俺「らぁっ!!!」 

デデデンデデデンデデデデデデ!!! 

終わった後リコを見る 
笑顔が若干引きつってる 
友2はポカリ飲みてーと言っていた


293: :2009/10/07(水) 02:43:25.29 ID:
リコ様引いてるwww
298: :2009/10/07(水) 02:46:08.88 ID:
友1がいないと思ったらUFOキャッチャーに夢中になっていた 
リコもやると言ってUFOキャッチャーに近づいた 
リコはめっちゃ上手くて大きな人形を2つぐらい取って喜んでいた 

友2「さすが大尉の彼女です」 
友1「…なんという」 
リ「取れたよーw」 
俺「よかったな」 
友1「どこでその技を習得したんだ?」 

あ、友1が思いっきりリコに向かって話しかけた 
大丈夫か!?と思ったが意外にもリコは笑顔のまま 

リ「昔UFOキャッチャー好きだったんです」 

と答えた 
あれ、普通に話せてる? 
そう思ってリコに小声で言ってみた 

リ「あ…本当だ…」
301: :2009/10/07(水) 02:49:49.03 ID:
>>298なんか鳥肌たった
302: :2009/10/07(水) 02:50:47.20 ID:
リコ自身もびっくりしていたが 
1度上手くいったら元々人当たりも良く 
自分がゲオタなだけあってオタクを差別することも無いリコは積極的に2人話しかけていた 
最初は友1友2もギクシャクしたが最終的には爆笑するほど打ち解けていた 
やっぱりリコ凄いなぁと思った 

帰り際になって友2がポツッと呟いた 

友2「大尉は幸せですね」 
俺「うん?」 
友1「俺もそう思う、3次元にも…あんないい子はいるんだな」 
友2「でもあれは大尉の彼女ですよ…ウッ」 
友1「うっ…くそう!幸せになりやがれ!俺は綾波を…追いかけ続ける!!」 
友2「俺も共に!」 
リ「あはははははははははw」 
俺「2人ともありがとな」 
友1「いや、楽しかったよ」 
友2「また一緒に遊びにいきたいです」 

305: :2009/10/07(水) 02:53:46.25 ID:
無害なことにかけては天下一だもんね。 
人選した1も、友人達もGJ!
306: :2009/10/07(水) 02:55:28.68 ID:
2人が帰ったあとリコが言った 

リ「1はさ、友達に恵まれてるよね」 
俺「…うーん、そうだな」 
リ「そういうの凄いと思うな」 
俺「なんか照れるな、んでどう?」 
リ「何が?」 
俺「まだ男怖い?」 
リ「…前よりはいい、かなぁ?」 
俺「なら成功じゃね、今日は 
  あの2人も楽しかったみたいだし」 
リ「私も楽しかったよ!」 

んで話しながら家についた 
家について気づいたが友1からメールが来ていた 
曰く「実は俺どっちかというとアスカがいいんだ」 

だからどうしたんだよ 
308: :2009/10/07(水) 03:00:08.89 ID:
自信がついたお陰で精神的な追い風になったのか 
リコは段々元に戻っていった 
ただし今でもモロなDQNっていうかああいう外見は怖いらしい 
EXILEとか嫌いだし 

それについては 
普通なら誰でも怖いと思うと言うと納得していた 
友1は最近2次元に入る方法があったーとか言って 
実行してPCのモニター壊したらしい、頭半分まで行ったと言い張っている 
友2は相変わらずだがこの前 
リコに好きな女の子が出来たけどどうしようって相談していた 


311: :2009/10/07(水) 03:04:08.31 ID:
と、これがヒグマから始まったリコの男性恐怖症?事件でした 
ちなみに龍が如くは借りパクされました 
お礼と思ってるから別にいいけどね! 

309: :2009/10/07(水) 03:01:07.24 ID:
パンツは脱いでいる! 
早く濡れ場を…
313: :2009/10/07(水) 03:06:12.70 ID:
>>309 
濡れ場なんて無いよ! 
でも妄想の種はあげるよ! 
今のリコは1リットルの涙の時の沢尻エリカみたいな感じだよ 
314: :2009/10/07(水) 03:06:52.10 ID:
最高だなそれ
316: :2009/10/07(水) 03:07:22.86 ID:
車に引かれた話希望!!
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